外科処置
無痛治療・麻酔技術の重要性
>>先生、今月号の症例の患者さんは歯科治療に対して非常に恐怖心の強い患者さんと何ったのですが....。
福山>はい。この患者さんは歯科治療や痛みに大変恐怖心を持った方でした。初めは、前歯のかぶせものがとれた、顎がガクガクする、冷たいものを食べた時や歯磨きの時に上下の奥歯が痛むという症状で来院しました。
>>右下の写真でもウ蝕がかなり目立ちますね。
福山>治療としてはプラークコントロールから始まり、抜歯や歯周外科の処置、そして補綴処置など多くの治療を必要としました。しかしこの患者さんは、かなり治療や痛みに対して恐怖を抱いていたことから「無痛治療」が必要だと考え、そのことに最善を尽くしました。
>>治療に対して恐怖を和らげるための治療ということですね。ではどのような点に配慮されているのですか?
福山>まず第一に、精神的な面では治療に人る前の緻密なイグザミネーションを通じて患者さんにお口の中の現状や治療方法について十分に説明をします。その中で患者さん自身が治療の必要性を認識し、それに立ち向かうという気持ちを持って預くとともに、私やスタッフとの信頼感や安心感を築くことがとても大切になります。またこの患者さんの場含、外科的処置が必要でしたから,「痛み」の負担を少しでも軽くする意味で麻酔のテクニックも重要でした。クリニックの設備としては笑気鎮静(吸入ガス)や安定剤(点滴(静脈内鎮静法)、内服)、表面麻酔などもありますが、それ以上に大切なのは歯科医自身の麻酔の技術が大変重要になってくるのです。これは私が子供の頃に歯科治療に行った時経験したことなのですが、その歯科医の先生は私が麻酔の痛みに過敏にならないよう、刺入点から私の気をそらしながら上手に麻酔をして下さり、ほとんど痛みを感じなかったということがとても参考になっています。
>>痛みに対して不安を抱いていた方がここまで回復できた埋由を教えて下さい。
福山>前にも述べましたが、一番大防なのは、患者さんが治療の必要性を認識し、充分に納得した上で、治療に対して「頑張ろう!」という気持ちを持って頂くことです。またスタッフの患者管埋やコミュニケーションをとる能力も大切なことだと考えています。
>>本日はありがとうございました。