叢生(いわゆる乱ぐい歯)
2004年2月号


Q.昔から歯並びがガチャガチャで悩んでいます。最近は、顎の関節も痛みはじめ、限界かなと思います。矯正治療で歯並びをよくしたいと思うのですが、もう36歳なのでできるかどうか心配です(数年前、東京の審美歯科で相談したら、矯正では無理なので歯を抜いてインプラントを勧められましたが、恐くなってあきらめました)。また、治療中はかなり痛いですか?私は痛みに弱いので、耐えられるか心配です。一度、相談に伺いたいと思います。よろしくお願いします(36歳、女性)。

A.歯並びがふぞろいでグチャグチャした状態を叢生(そうせい)といいます。いわゆる乱ぐい歯のことですが、矯正治療で治療は十分可能です。その典型例を下に示しますが、年令が36歳でも問題なくできると思います。矯正治療中の不快症状については、ある程度さけられないところですが、当院で治療に耐えられなかった患者さんは一人もいません。弱い力で少しづつ動かしていけば、問題なくできるのではないかと思っています。かく言う私も、咬合を改善すべく最近矯正装置を装着し、矯正治療を開始しましたが、初期に重い痛み、不快感があったものの、すぐに適応し順調に経過しております。全く快適な治療というとうそになりますが、44歳でさえもできるのですから、あなたの場合心配はいらないのではないかと思います。自分の悪いところを治したいと強く願うのであれば、悩み続けることはやめにして、問題解決に向けて第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。昔から案ずるよりは、産むが易しといいます。私は、歯並び・咬み合わせが良くなることにより、精神的にも、肉体的にもより健康になっていくと強く信じていますし、矯正治療により、よりよい人生が開けるのではないかと考えています。ご来院をお待ちしております。


初診時(34歳)
矯正治療後
グチャグチャの歯並び・咬み合わせ、顎関節の不調など長年お悩みであった。地元(大分市)や東京の審美歯科、矯正専門医など数カ所で相談したが、治療はむずかしいと断られていたとのことである。 咬み合わせと顎関節は快適となり、審美的にも十分満足なさっているが、古い充填物や補綴物の二次ウ蝕、不適合、歯の色調の問題などがあるため、これからさらに審美歯科的治療を行い、パーフェクトな状態にする予定である。

初診時
矯正治療後
治療前は、受け口で、思いきってほほえむことをためらっていた。 自然なスマイルとなり、横顔のエステティック・ラインもきれいになった。