藤九郎銀杏
岐阜県本瑞穂市只越 西蓮寺境内

○大粒で美味なギンナン

藤九郎ギンナンとは、普通のギンナンよりは大粒であって、1.9倍も重く、殻の厚さが逆に薄く表面は滑らかで光沢があり、長く貯蔵出来てしかも美味であるといういくつかの特徴を持っている極めて優れたギンナンである。

○推定約600年の老木

この原木は穂積町穂積の井上義隆邸の庭に自生していたもので、推定約600年程も経た老木で、突然変異によってこのような大粒のギンナンが出来たものと思われる。

この原木は当主井上義隆より四代前の藤九郎の時代に出来たものであるので、通称「藤九郎ギンナン」と呼ばれるに至った。

藤九郎銀杏の木
○接木して現在に至る

その原木はおしくも大正元年の台風で枯死してしまった。藤九郎は、穂積町只越の西蓮寺住職である広瀬蓮秀と親しい間柄であったので、寺の境内にあった実生のイチョウに接木されたものが穂積町内にある藤九郎ギンナンの木では最も古く、

根元の周囲 3m、
地上 15mで周囲 26m、
地上2.7mのところで四本の接木がしてある。

推定樹齢は、およそ100年くらいで、岐阜県の天然記念物に指定されている。