2008.3.23 加筆修正
2006.12.2 加筆修正
西鹿島駅と新浜松駅の中間に位置する西ヶ崎駅には、遠鉄の鉄道営業所が置かれていて、鉄道運行の中心となっています。
CTCセンターや乗務員の詰め所もここにあります。
この駅には、保線車両が留置されています。青い機関車は、1925年に英国で生まれ、豊川鉄道(現・JR飯田線)・国鉄で活躍した後、1960年2月に遠鉄に入線した、ED28型2号機です。また、黒い貨車は、バラスト散布用のホキ車です。JR東海から3両が購入されました。
この側線は、廃車を解体する際にも使われます。その際、ED28とホキ車を移動させなければならないのですが、ED28がATSを装備しておらず、列車運行中は本線上を走れないので、電車が迎えに来て、西鹿島駅や浜北駅まで牽引していきます。
この回送列車は、電車>ホキ車>電気機関車の順番で、貨車の前に電車、後に機関車が付くという珍妙な編成です。
電気機関車といえば、かつてはED21型2号機もいました。
この機関車は、東芝標準型と呼ばれる車両で、1948年の生まれです。同型機は今も、名鉄や伊豆箱根鉄道で事業用として使われています。
遠鉄には1956年12月23日に入線し、貨物列車の牽引に活躍した後、ED28と共に保線用として使われましたが、1984年2月15付けで廃車されました。
<<写真提供;城東電軌様>>
この駅には1977年12月まで、検車場と検修車庫がありました。本線から車庫へは、新浜松側から分岐していました。私にとって遠鉄に乗った際は、この西ヶ崎駅の車庫を見るのが一つの楽しみになっていました。
老朽化した設備の近代化と電車運用の合理化のため、検車場と検修車庫が西鹿島駅に移転した後、跡地は住宅地(社宅?)に転用され、現在では遠鉄グループが経営するアパートが並んでいます。
クリーム色とオレンジ色のアパートが建っているところが、かつて検車場と検修車庫があった場所です。
ちなみに、ED28の前にある灰色のビニールハウスのような建物は、保線用モーターカーの車庫です。
駅西側のこの場所には、かつて貨物側線と貨物用ホームがあったそうです。……でも、全然、見た記憶がありません(^_^;)
駐車場の車止めには、古い枕木が使われていました。
こちらは、1975年(昭和50年)当時の西ヶ崎駅の航空写真です。新浜松方から分岐して櫛型に敷かれた線路と、車両工場がよく判ります。
撮影した時間は不明ですが、車両がほとんど出払っているようですから、早朝かもしれません。
この写真が撮影された1975年当時、西ヶ崎工場は老朽化が進んでいました。先述の通り、設備の一新と、電車運用の合理化のため、西鹿島駅構内に検車場(1974年8月完成)と検修車庫(1977年12月完成)を建設し、西ヶ崎車両工場はその役目を終えました。
<<航空写真の出典:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省より>>