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回答編【LX100 / LX200 Series】

◆LX100とLX200の違いは、ロジックボードの種類とSUPER BAYの有無だけですか?
性能上及び外観上の差異に関してはその通りだが、内部の細かな部分に関しては他にも違いがある。
LX200において変更が加えられている部分は下記の通り。●3Dスピーカシステム ・・・・・細部のチューンによってLX100に比べ、音質が向上している。
●パワーインジケータLED・・・・緑/赤の2色タイプが使用されており、HDアクセス時に赤く点滅する。
●HD(標準のIDEドライブ)・・・SUPER BAYの採用に伴い、本体後部に移されている。設置スペースが極めて狭いため、Seagate社製の薄型ドライブを採用している。
また、LX100は1モデルのみのリリースだったが、LX200シリーズは装備の違いによって3機種がリリースされたのも大きな違いと言えるだろう。●MPC-LX200・・・・・・・・・LX100では標準装備されていたTV/ビデオシステムをオプションとしたベーシックタイプ。
●MPC-LX200-TV・・・・・・・TV/ビデオシステムを標準装備。LX100の正統なる後継機種。
●MPC-LX200-MO・・・・・・・LX200-TVの“SUPER BAY”に富士通製・640MB MOドライブ(OW対応)を標準装備したモデル。発売当時、640MB MOドライブ、しかもオーバーライト対応ドライブの標準採用は、コンシューマ向けマシンとしては驚異であった。
◆LX100(LX200)でフルカラー(約1670万色)表示をするにはどうすればよいですか?
LCIII-PDS用のフルカラービデオカードを使用することが基本。(株)インタウェア製の下記ビデオカードがMPC-LX100/200に対応している。
●GrandVimage 17iL・・・・・16インチモード(832x624)までフルカラー表示が可能。
●GrandVimage 21iL・・・・・21インチモード(1152x870)までフルカラー表示が可能。
●GrandVimage 17DU・・・・・16インチモード(832x624)までフルカラー表示が可能。また、一体型Performa(52xx、53xx)の内蔵モニタにも対応している。
残念ながら、3モデルとも既に生産は終了しており、新品での入手は困難である。また、表示速度のアップは全く望めず、オンボードビデオ回路に劣る。但し、表示色数のアップとともに、最大解像度もアップするため、17インチ以上のマルチスキャンモニタを持っているならば、使用するメリットは充分にあるといえるだろう。
◆LX100(LX200)でも、PerformaのようにFMラジオは聴けますか?
LXシリーズでも“Apple TV/FMラジオシステム”を装着すれば大丈夫。併せて“Appleビデオシステム”も必要になるため、LX200(無印)のユーザの方は一緒に入手しておくことが必要。
LX100、LX200-TV、LX200-MOはビデオシステムを標準装備しているため、TV/FMラジオシステムだけを購入すればOKだ。取り付けは、元からついているTVチューナユニットと交換し、必要なソフトウェアをインストールし、アンテナ線を繋ぐだけなので、決して難しくはない。オーディオCDのみならず、MPCシリーズで聴くFM放送も、また格別の味わいだ。ぜひ導入をお勧めしたいアイテムだといえる。
◆LX100(LX200)をPCI化したいのですが、使用可能なロジックボードの種類は?
通称“Alchemy”と呼ばれるロジックボードが、現在では最も入手しやすいようだ。また“Gazelle”と呼ばれるAlchemyの高性能版も存在し、使用可能。国内で流通したPCIロジックボード搭載機種は下記の通りで、プロセッサの動作クロック周波数や、2次キャッシュの有無などが異なる。
もし、Alchemy機を一台購入し、ロジックボード採りに供する場合、中古市場での流通在庫の豊富さ、価格対性能比で考えた場合にお勧めなのは“Performa 6410”だ。
但し、PCIスロット用ライザーカードに2段式のものが採用されているため、そのままではMPC-LXシリーズには物理的に入らない。筐体の大幅な改造か、1段式ライザーカードを別途入手する必要がある。また、背面パネルもサイズが異なるため、そのままでは使用不可。
もちろん、LX200オリジナルのロジックボード(Cordyceps)を、元Alchemy機に戻して使用することもできる。余談だが、Alchemyとは「錬金術、魔術」の意である。
●Performa 5410・・・・・PowerPC 603e/120MHz。2次キャッシュはオプション。
●Performa 5420・・・・・PowerPC 603e/120MHz。256KBの2次キャッシュを標準装備。1万台限定の“黒いPerforma”として世間を騒がせたモデル。
●Performa 5430・・・・・PowerPC 603ev/160MHz。2次キャッシュはオプション。
●Performa 5440・・・・・PowerPC 603ev/180MHz。2次キャッシュはオプション。黒いPerformaの第2弾。
●Performa 6410・・・・・PowerPC 603ev/180MHz。タワー型Performaのベーシックモデル。2次キャッシュはオプション。
●Performa 6420・・・・・PowerPC 603ev/200MHz。256KBの2次キャッシュ、及び“Avid Cinema”を標準装備。
●Power Macintosh 6300/160・・・・・PowerPC 603ev/160MHz。2次キャッシュはオプション。公称生産台数は3,000台程度の超限定モデル。現在、中古市場での入手は“20th Anniversary Macintosh”よりも困難である。ロジックボードのみならず、背面パネルの樹脂パーツもLX-PCIに流用可能な唯一のモデルでもある。
●Power Macintosh 5500/225・・・・・PowerPC 603ev/225MHz。国内で唯一、バスクロックが50MHzの“Gazelle”ロジックボードを採用した機種。オンボード上に2MBのVRAMと、ATI社製グラフィックアクセラレータを標準装備し、標準状態のままでフルカラー表示が可能である。但し、オンボードRAMを持たないため、最大搭載メモリ容量は128MBである(Alchemyは8MBのオンボードRAMを持ち、最大136MB)。
Power Macintosh 6300/160の背面樹脂パネルを流用したLX200-PCIの1号機の背面。
純正アップグレードと見まがうような仕上がりになっている。上部にはTV/FMラジオシステムを装着済。
※ロジックボード採りでAlchemy機を購入しようとする場合に注意してほしいのが“Power Macintosh 6300/120”だ。このマシンはAlchemyではなく、120MHz版のCordycepsを採用しており、PCIスロット搭載機種ではない。国内で630系筐体を採用したAlchemy搭載機は“Power Macintosh 6300/160”のみである。
※その他、U.S.仕様のマシンには、Gazelleの超高性能版(250〜300MHz)を搭載したマシン(Power Macintosh 6500シリーズ)も存在するようだが、国内での入手は難しいだろう。
◆LXシリーズのPCI化の際には、電源部に必ず+3.3Vの追加が必要なのですか?
Alchemy / Gazelleのいずれを搭載する場合も、+3.3Vの追加は必須。ロジックボードを交換しただけでは起動できない。
Performa 5210やPower Macintosh 6300/120などのApple社製筐体で使用する場合は+3.3Vがなくても起動可能という報告があがっているが、それらの筐体においては早い時期からPCIロジックボードの搭載に備え、+3.3V出力を備えた電源ユニットを装備していたためだと思われる。
◆PCI化したら、FDを認識しなくなってしまいました。解決法は?
とりあえず、PRAMクリアを試みてほしい。キーコンビネーション(command+option+P+R)でダメな場合は、ロジックボード上のリセットスイッチを数回押してみよう。
Alchemy上のリセットスイッチの位置
◆LX100に“プロセッサ・アップグレードカード”を装着して、PowerPC 601マシンにできますか?
結論から言えば、できる。LX100と同じデザインのロジックボードを持つ“Performa 588”は同カードの動作対象外機種だが、ロジックボード設計の問題ではなく、電源容量の問題でそうなったようだ。MPCシリーズの電源ユニットは、PowerPC 601プロセッサを動作させるには充分な能力が確保されている。
但し、使用できる“プロセッサ・アップグレードカード(LC475/575/630用)”の入手もまた、現在では非常に困難である。また、性能向上の観点からもお勧めできない(LX100に取り付けた場合、66MHzのクロック周波数で動作する)。
また、Quadra用の601アップグレードカードはもちろん使用できない。間違えないようにしよう。
現在行えるLX100のパワーアップ手段としては、やはりPCI化が最善だろう。
※注意:本体に何らかの改造を加えることで、パイオニア(株)の正規保証は無効になり、有償修理も受け付けてもらえなくなる可能性があります。また、将来的に何らかの不具合が発生しても、それは全て自己責任であることをご認識ください。