LX200-PCI G3
究極のMPCを夢見て

 1997年3月、LX200-PCI 誕生。1998年7月、GX1-G3 降臨。

 それから1年半余りの時が流れた1998年10月。LX200-PCIにもまた、G3パワーが・・・


─ (1) “G3”それは、PCI化がもたらした福音 ─

 電源ユニットに+3.3Vラインを追加する小改造で、その可能性を飛躍的に高めることに成功したLX200-PCI。そのポテンシャルは今なお、現役で充分に通用するだけのパワーを秘めている。

 しかし、“GX1-G3”という禁断の果実を一度でも味わってしまった者たちは、LX-PCIの拡張性を生かしながら、GX1-G3をも凌駕するハイパワーMPC実現という夢を追い続けていた。

 希望は与えられていたのだ──“BOOSTER 64・54 G3 240” Alchemyロジックボードのセカンドキャッシュスロット経由で動作するという、その驚異のテクノロジー。各々が自分なりの方法で電源ユニットに手を加え、誰よりもマシンへの愛着を持っているLX-PCIユーザ達は、その発売を待ちわびた。

 そして1998年9月24日。“BOOSTER 64・54 G3 240”(インタウェア社・以下“G3カード”と表記)が発売され、動作対象機種を用いた検証が進められた。次はいよいよLX-PCIに装着だ。

 だが、越えねばならぬ壁が、目の前に立ちはだかっていた。

1)G3カードを駆動するために必要な+3.3V電力の確保。
 “LT1585/CT-3.3”というレギュレータICを使用し、適当な+5Vラインを+3.3Vに変圧することで、G3カードを駆動するために必要な電力(約2.5A)を生みだすことができ、G3モードで起動可能。

▼PCI対応電源回路の製作

2)240MHzというハイクロックで動作するG3プロセッサとバックサイドキャッシュが生みだす熱。
 起動後約30分でプロセッサ温度は112度という高温となり、プロセッサ温度計測用アプリケーション(SpeedMeter)が強制終了するなどの自体を招き始めた。G3プロセッサの動作保証温度は115度と言われており、まさにギリギリまでヒートアップしている。最悪、熱によるプロセッサの破損も考えられるため、これだけは早急に手を打たなければならない。


Alchemyに装着した“BOOSTER 64・54 G3 240”(赤枠内)。
あまりにも小さなヒートシンクが、一筋縄ではいかないことを暗示しているかのようだ。


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