|
─ (3) 7200rpm ATA ハードディスク ─
G3化を果たす以前から、筆者のLX200-PCI G3には比較的大容量のATA HD(IBM DHEA-38451)が搭載されており、充分な体感速度と余裕の大容量に満足していた。その後、7200rpmクラスのATA
HDが各社から発売され、PC/AT互換機の間では定評を得るようになったという。果たして、MacOSマシンにおいてのポテンシャルは如何なものだろうか。
7200rpmのATA HDにおいても、IBMのモデルは低騒音・低発熱・低消費電力で定評があるようだ。価格もたいへんこなれてきたため、筆者も先日、DTTA-371010(7200rpm・約10GB)を入手した。LX200-PCI
G3でのATA HDの能力を検証してみたい。
HDに限らず、ベンチマークテストを行う場合には、使用するアプリケーションや環境によってかなりのバラつきが出てしまうのが事実なので、同じ環境内において異なるHDを用いた場合、どの程度の差があるのかということの参考として捉えていただきたい。ベンチマークソフトは、その普及率の高さから「Norton
Utilities 3.5(日本語版)」の「System Info」を使用した。
─ テスト環境 ─
◆ハードウェア :MPC-LX200-PCI G3(PowerPC 750/240MHz/512KB)
◆使用システム :MacOS 8.1 日本語版
※SpeedDoubler 8.1 (E) 、BOOSTER機能拡張をインストールしてある他は、ほぼ標準状態。
◆ディスクキャッシュ:128KB
◆AppleTalk :Off
なお、SpeedDoublerのインストールに関しては是非が問われるが、あくまで「筆者が普段使用している環境」での比較ということで、ご了承いただきたい。
─ 使用HD ─
1)IBM DHEA-38451(ATA/5400rpm・約7.8GB)
約3.9GB×2にパーテーションを切り、先頭の4GBパーテーションにて計測。
2)IBM DTTA-371010(ATA/7200rpm・約10GB)
約4GB×2、2GB×1の3パーテーション。先頭の4GBパーテーションにて計測。
─ 測定結果 ─
◆DTTA-371010(HD総合評価:570)
◆DHEA-38451(HD総合評価:452)

というわけで、総合評価で判断する限り、7200rpmモデルは5400rpmモデルのおおよそ26%増の能力を発揮しているようだ。よって“究極のMPC”に相応しいHDは、ATA/7200rpmモデルのDTTA-371010ということになるだろう。ただし、容量バリエーションの豊富さとコストパフォーマンスに関しては5400rpmモデルに軍配が上がる。
ただし、いずれのモデルにおいても、内部SCSIポート(SUPER BAY用)にNarrowのSCSIドライブを接続するよりも遥かに速い(※)。殊にDTTA-371010において、64〜256KBの連続リード性能が10MB/secを超えているのは特筆に値する。
注意点として、現在はIBM・DHEAシリーズの生産は終了しており、同社のATA/5400rpmモデルは「DTTA-35xxxx」シリーズにリプレースされている。MacOSマシンにおける性能はDHEAシリーズと大差ないように思われるが、入手でき次第レポートしたい。
(※)参考として、MPC-GX1-G3にIBM DCAS-32160(5400rpm・Narrow)を内蔵したときのHD総合評価は300、DDRS-34560(7200rpm・Narrow)を内蔵したときは309である。
|