組織概要
−歴史
フランク・ブックマン博士 1921年(大正10年)
◇フランク・ブックマン博士、オックスフォード大学を中心に活動を開始する。学生を核とする運動として発展し、オックスフォードグループと呼ばれる。
→フランク・ブックマン博士について

1938年(昭和13年)
◇「軍備の再武装ではなく道義と精神の再武装(Moral and Spiritual Re-Armament)を」とのブックマン博士の提唱から、ロンドンにてMoral Re-Armament(MRA活動)として発足。

1948年(昭和23年)
◇ロサンゼルスMRA世界大会に堀内謙介元駐米大使などが参加。国際会議への日本の参加は戦後初。続いて代表はMRA世界会議場(スイス・コー)を訪問。
◇大戦後の西ドイツにMRA国際代表団が訪問。敵国同士だった独仏の和解を進めた。この功績が認められ、ブックマン博士は独仏両国より勲章を授与された。

1949年(昭和24年)
◇片山哲元首相御夫妻及び毎日新聞記者、MRA世界大会(スイス・コー)に出席。

1950年(昭和25年)
◇中曽根康弘氏ら国会議員7名・広島市長・長崎市長、石坂泰三氏(東芝社長)・本田親男氏(毎日新聞社長)ら経済人、労働組合代表など72名がMRA国際チームの招待で、スイス・コーを始め独・仏・英を歴訪。帰途アメリカを訪問。上下両院にて発言の機会を与えられる。世界から孤立していた日本が国際社会に再び迎え入れられる礎となる。吉田首相(当時)は「1870年日本の代表が西欧に行き、日本の歴史を変えた。今回の日本の代表がコーに行くことによって、新しい日本を築くことになろう」と述べた。

1951年(昭和26年)
◇加藤シヅエ参議院議員、戸叶里子衆議院議員、渋沢啓三元蔵相、片岡義信氏(国鉄)、木村行蔵氏(国警)、高橋東芝専務、長谷川東芝労組、久保等氏(全電通)ら、アメリカ・マキノ島でのMRA国際会議に参加。サンフランシスコ講和条約に先立ち、日本への感情のしこりが残る中、ブックマン博士は日本とアジアを始めとする各国代表を引き合わせる労をとった。その一人、セイロン(現スリランカ)代表であったジャヤワルデネ元大統領は、仏教精神にのっとり旧敵国である日本との平和条約締結の意志を率先して表明した。これにより会議の雰囲気は一変し、他国も日本との講和条約に同意した。シューマン仏外相はブックマン博士に「貴方はすでに、日本との和平を達せられましたね」語った。

1952年(昭和27年)
◇日本代表、セイロン(現スリランカ)での第1回MRAアジア大会に参加。日本がアジア諸国の人々と和解する戦後初の機会となる。

1954年(昭和29年)
◇労使関係や家庭問題を題材に「自分の在り方が国の在り方である」とのメッセージを伝えた劇「ボス」("The Boss")を各地で上演する。

1955年(昭和30年)
◇MRA音楽劇「消え行く島」("The Vanishing Island")とともに20カ国の政治家を核とした代表団が、日本、中華民国、フィリピン、タイ、ビルマ、イラン、ケニア等を歴訪。日本では東劇で上演。星島二郎衆議院議員(自民党)は鳩山首相の指示でこの代表団に参加して各国を訪問する。同じく代表団に加わった加藤勘十衆議院議員(社会党)と、劇の終わりに交互に第二次大戦中の出来ごとについて壇上から謝罪すると同時に、MRAの精神を基盤とした新しい日本を建設したいという抱負を述べる。またマグサイサイ比大統領と会見。民間使節として日比国交正常化や賠償問題解決への橋渡しを果たす。なお、MRA劇「ボス」は、石川一郎経団連会長の後援により各地で上演された他、首相官邸でも特別公演が行われる。

1956年(昭和31年)
◇ブックマン博士来日。鳩山首相と会見。日本の国際社会の復帰への貢献を賞し、勲二等旭日章を叙勲される。

1957年(昭和32年)
◇日本代表、フィリピン・バギオでのMRA世界大会に参加。韓国代表(初参加)などアジアの代表との和解が実現する。日本青年団代表(男女100名)、アメリカ・マキノ島のMRA世界大会に参加。
◇劇「明日への道」を創作、日本各地で上演。浦和で上演の折、当時の十河国鉄総裁と小柳国労委員長が共に観劇する。
◇岸首相、豪及び東南アジアを歴訪。戦時中の出来事に対して遺憾の意を表明。ワシントンイブニングスター紙に「謙虚な心の外交」として掲載される。豪の国会における岸首相の言葉に対し、ビーズリー議員は「自分達にも誤ちがあった」と述べ、新しい日豪関係の礎が築かれた。鈴木九萬元駐豪大使は「戦後の日豪関係はMRAなくして語れない」と述べている。

1958年(昭和33年)
◇西独炭坑夫によるMRA劇「ホフヌング(希望)」来日。
◇星島二郎氏、加藤シヅエ氏ら、フィリピン・バギオでのMRA大会に参加。「明日への道」をフィリピンにて上演。韓国代表らとの交流を通し、国交正常化への道を一歩進める。国内においてはMRA劇「光の矢」が大きな影響を与える。

1960年(昭和35年)
◇日本の学生を中心としたグループが、東西両陣営の物質主義に対する答えを提示した劇「虎」を創作。ヨーロッパ各国、アメリカ、南米、アフリカ、インド、ベトナム等で上演。

1961年(昭和36年)
◇岸信介前首相、福田赳夫衆議院議員、コーのMRA世界大会に参加。

1962年(昭和37年)
◇小田原MRAアジアセンター開設。十河信二国鉄総裁他の努力による。池田勇人首相がオープニングの挨拶を行う。

1963年(昭和38年)
◇石川島播磨重工のMRAチームによる劇「一粒の麦」、上演。柳沢石川島播磨重工労働組合委員長(当時)を中心として、MRAの精神の実践により、どのように家庭や職場が変わっていったかという体験を劇にしたもので、各地で上演され、大きな反響を呼ぶ。

1973年(昭和48年)
◇インドMRAアジアセンター、オープン。 MRAの平和使節「アジアの歌声」(Song of Asia)に日本の青年10名を含むアジアの青年80名が加わりアジア、ヨーロッパ、カナダ等を4年間巡演した。

土光敏夫氏(当時、経団連会長) 1975年(昭和50年)
◇6月28日、国際MRA日本協会発足(土光敏夫会長)。

1977年(昭和52年)
◇相互理解と信頼醸成を目的に国際会議を開催。以来毎年日本の各地で開催。これまでに約30カ国より200名近くが来日。会議での率直な話し合いを始め、工場訪問や家庭滞在などを通し、草の根レベルでの交流が行われている。
◇世界の実情を理解すること、及び平和を築くための一人一人の役割を探ることを目的とした講演会や研究会などの各種会合を開催。
◇スイス・コーへの世界大会(毎年7月から8月)の他、オーストラリア、アメリカ、インド等各国で開催される国際会議に代表を送る。国際理解と友好を深めている。
◇インド、オーストラリア、スイス、イギリスなどのトレーニングコースに青年男女を送り、MRA留学生として道義的なバックボーンを備えた国際人の養成にあたる。現在までにすでに30名を越える青年がトレーニングを受けている。その他にも活動難民救援活動や在日留学生との交流、そして各種社会教育活動を実施。

1984年(昭和59年)
◇8月1日、文部省認可のもと、社団法人として活動を始める。

1986年(昭和61年)
◇第1回日米欧経済人円卓会議(CRT)をコーで開催。日本からは山下俊彦松下電器相談役、賀来龍三郎キヤノン社長、中島正樹三菱総研相談役、小笠原敏晶ジャパンタイムズ会長、金森茂一郎近畿日本鉄道副社長他が参加。以後、毎年2回開催。

1987年(昭和62年)
◇フレドリック・フィリップス氏(元フィリップス社会長)、オリビエ・ジスカールデスタン氏(ヨーロッパ経営大学院副理事長、フランス)、オーエン・バトラー氏(プロクター・アンド・ギャンブル社前会長)他、欧米の財界人を招聘し、日本の実情に理解を深めてもらうため、通産省、経団連、日経連等の幹部等との意見交換をすると共に、日米欧財界人円卓会議参加者との会議を開催。

1988年(昭和63年)
◇「良心に支配された世界の創造」のテーマのもと開催された韓国MRA国際会議に、日本代表26名が参加(9ケ国から62名の海外代表が参加)。金永植文部長官、金在淳国会議長をはじめ、政財界、教育界、更に学生など、延べ1,000人以上の韓国側の参加者と交流。

1990年(平成2年)
◇コー円卓会議東京プログラム開催。経済広報センターとの共催で、オランダのフレドリック・フィリップス氏(元フィリップス社会長)、オリビエ・ジスカールデスタン氏(ヨーロッパ経営大学院副理事長)等を迎え「日米欧は自らの改革をどう進めるか」のテーマで国際シンポジウムを開催。

1991年(平成3年)
◇アジアの精神的指導者であるハイメ・シン マニラ大司教(フィリピン、キリスト教)、イナムラ・カーン世界イスラム協議会事務総長(パキスタン、イスラム教)、ラジモハン・ガンジー上院議員(インド、ヒンズー教)を迎えて「平和と新秩序、アジアの貢献」をテーマにMRA国際シンポジウムを開催。ダライ・ラマ14世(チベット、仏教)もビデオで参加。

1993年(平成5年)
◇経済広報センターとの共催で、オリビエ・ジスカールデスタン氏(ヨーロッパ経営大学院副理事長)、チャールズ・デニー氏(ADCテレコム会長、アメリカ)等を迎えて「真の共生を目指す日米欧の協調と改革」のテーマで国際シンポジウムを開催。
◇中国広東省・朱森林省長の招きによるコー円卓会議の華南(中国)訪問に、賀来龍三郎キヤノン会長他、日本人12名、欧米人25名が参加し、諸問題の解決や社会の基盤となるモラルの確立のための方策について意見交換。

1994年(平成6年)
◇総合研究開発機構(NIRA)、アジアセンターODAWARAと共に、「平和の受益者から平和の創造者へ」のテーマで小田原国際ダイアローグを開催。パネリストとしてサム・レンシー氏(大蔵経済大臣、カンボジア)、劉仁州氏(全国選挙浄化推進委員会委員長、台湾)、青木一能氏(日本大学国際関係学部教授)、渋沢雅英氏(アジアセンターODAWARA代表)等を迎える。
◇尾崎行雄記念財団、日本の政治改革を考える会と共に、「日本の改革、政治浄化と国民の責任」のテーマで東京国際ダイアローグを開催。パネリストとしてサム・レンシー氏(大蔵経済大臣、カンボジア)、劉仁州氏(全国選挙浄化推進委員会委員長、台湾)、賀来龍三郎氏(キヤノン会長)、加藤シヅエ氏(元国会議員)、福岡政行氏(白鴎大学教授)等を迎える。
◇コー円卓会議「企業の行動指針」を発行する。

1995年(平成7年)
◇国連大学、尾崎行雄記念財団と共に、「和解と共生への課題」のテーマで東京国際ダイアローグを開催。パネリストとして、D ・ジョンストン氏(戦略国際問題研究所副所長、アメリカ)、アレック・スミス氏(元「良心の内閣」メンバー)、レニ−・パン氏(カンボジア子供教育基金代表)、城山英明東京大学教授等を迎える。

1996年(平成8年)
◇経済広報センター、尾崎行雄記念財団と共に、「和解と共生への課題」のテーマで東京国際ダイアローグ’96を開催。マーティン・ウィバーズ氏他による基調講演を行ったのをはじめ、羽田孜氏(元首相、衆議院議員)、鳩山由紀夫氏(衆議院議員) 、武者小路公秀氏(明治学院大学教授)、市岡揚一郎氏(日本経済新聞取締役論説委員)等をパネリストとして迎える。

1997年(平成9年)
◇第7回MRAアジア・大平洋青年会議を「ダイアローグで築く融和の21世紀」のテーマのもと、日本で開催。オーストラリア、インド、フィリピンを始め、9ケ国から36名の青年が来日。

1998年(平成10年)
◇MRA発足60周年を記念して「明日のために、今・・・」のテーマでパネル・ディスカッションを開催。パネリストとして、羽田孜氏(元首相、衆議院議員)、金森茂一郎氏(近畿日本鉄道株式会社会長)、佐谷隆一氏(全東芝労働組合連合会議長)等を迎える。

1999年(平成11年)
◇第22回MRA国際会議を、「より良い21世紀のためにー皆で築こう世界家族」のテーマで開催。オーストラリア、韓国、台湾からの8名の海外代表の他日本在住の外国人も参加した。

2000年(平成12年)
◇第23回MRA国際会議を、「21世紀への希望の種をまくために」のテーマで開催。イギリス、韓国、台湾からの6名の海外代表を始め、駐日ボスニア・ヘルツェゴビナ大使等、日本在住の外国人も参加した。

2001年(平成13年)
◇第24回MRA国際会議を、「グローバル化する世界と私たちの責任〜21世紀の目的と価値を探る〜」のテーマで開催。オーストラリア、インド、スリランカ、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾から14名の海外代表が参加。
◇CRT(コー円卓会議)部会により経団連等の後援を得た、「企業評価の新しい基準〜ステークホルダーと資本市場が決める新しい格付け基準〜」というテーマの講演会が経団連会館等で3回にわたり開催された。

2002年(平成14年)
◇第25回IC(MRA)国際会議を、「21世紀を対話と和解の世紀にするために〜一人ひとりが変化をもたらすイニシエーターとなろう〜」のテーマで開催。南アメリカ、ノルウエー、モルドバ、レバノン、オーストラリア、ニユージーランド、スリランカ、韓国、台湾からの14名の海外代表に加え、ケニア、セネガル、ブラジル等からの留学生を始めとする計20ヶ国からの参加者があった。又、「相互理解と和解のための日韓の対話」のテーマで、朴清秀女史(圓仏教江南支部責任者)、恵子・ホームズ氏(アガペ代表)、谷川和穂氏(衆議院議員)をパネリストにパネルデイスカッションが開かれた。
◇東京においても、「21世紀を対話と和解の世紀にするために〜一人ひとりが変化をもたらすイニシエーターとなろう〜」という同一テーマで、トルコのセリム・ユジェル・ギュレチ氏(東京ジャーミー・文化センター副代表)、羽田孜氏(元首相、衆議院議員)、木内孝氏(三菱電機顧問、フューチャー500会長)、杉谷義純氏(WCRP事務総長、天台宗元宗務総長)、保岡孝顕氏(上智大学社会正義研究所、国際カトリックプレス日本支部代表)をパネリストとした、シンポジウムが、加藤タキ氏(タキ・オフイス代表)コーディネートの下に開催された。

2003年(平成15年)
◇2001年にその名称を世界的にMRAからイニシアティブス・オブ・チェンジ(IC)に変更したのに伴い、日本でも2003年6月に(社)国際MRA日本協会から (社)国際IC日本協会にその名称を変更した。

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