ブラックバスとブルーギルに対する私見

ページ作成日:2000//09/23



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<はじめに>

  湖水ルアー釣りの象徴とされるブラックバスに対する激論が釣り関係などの掲示板で見られます。
大きく分けてブラックバスを釣る立場のブラックバス擁護論と、在来種(特に日本固有種)など貴重な小魚
や甲殻類(エビなど)、水生昆虫を守ろうとする立場のブラックバス撲滅論に二分され、当然のことながら
そう簡単に折り合い点が見つかるとは思えません。
せっかくの有益な討議のなかでも感情論に走り過ぎて趣旨から逸脱するような場面も見受けられます。

  本来は、そういう討議に参戦すればいいのですが、釣り専門のページに飼育者側の意見を入れると
趣旨が少しずれてしまう可能性もあるので、お魚系HPを運営する者として自分のページのなかで
自分なりに現時点での考えを洗い出してみようと思いこのコンテンツを作成しました。
 ちなみに私は学生時代、バルサ材を削って色を塗って自分でルアーを作るくらいルアー釣りが好きでした。
自分で作ったルアーにブラックバスが食いつくか自宅で飼育してた個体で試すようなこともしていました。
今は、時間がなくルアーを投げることはありませんけど、ブラックバスをはじめ、海の太刀魚釣り、スズキ釣りなど
ルアー釣りの楽しみは十分承知しています。もちろん、餌釣りも好きですけどね。(^^)

まず最初に、私の立場を述べておくと中立を許さず「ブラックバス擁護論」と「ブラックバス撲滅論」に
二分するならば、私の考え方は「ブラックバス撲滅論」の立場に立っています。
彼らは日本の水系に存在してはいけない魚種だと考えています。

熱帯魚飼育などのページでは、あまり論議されていないテーマなので順を追って考えてみたいと思います。

オオクチバス


<ブラックバスとブルーギルについて>

ます、ブラックバスについて少し触れておきます。
日本にはオオクチバスと冷水系にも住めるコクチバスが確認されています。
両者を総称して「ブラックバス」と呼ばれるのでこのページでもブラックバスという呼び方を使います。
ご存知の方も多いとは思いますが、オオクチバスは今から75年ほど前の1925(大正14)年米国のオレゴン州
から神奈川県の芦ノ湖へ放流されたのが最初で、当時の輸入目的は食用魚にしたいという意向があったようです。
私はオオクチバスの天ぷらを食べたことがありますが、食べてみるとスズキの仲間ですから白身でとてもおいしいです。
皮が生臭いので、皮の臭いを解決する調理方を選択すれば、けっこう食える魚だと思います。

<追記>
2002年4月4日(読売新聞)
ブラックバス生食し、寄生虫病「顎口虫」初の発症
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020404-00000105-yom-soci
オオクチバスの刺し身を食べた女性が、寄生虫病の一種「日本顎口虫(がくこうちゅう)症」を発症したことが
報道されました。ライギョやドジョウの生食で感染する恐ろしい「有棘(ゆうきょく)顎口虫」ではありませんが
食べる時は必ず火を通す必要がありますね。
<追記終わり>

ブルーギルに関しても、昭和35年に日米修好100年を記念して、渡米された現天皇陛下にシカゴ市長から
贈呈(18匹)されたのがキッカケです。
こちらも、当初は食用魚として各地で養殖された経緯もありますが、養殖魚としては成長が遅く廃れました。
(出荷条件、体長20cm以上、体重250g以上まで3年以上かかる。)
しかし、味はヒラメにも劣らない白身の魚だそうですから機会があれば食べてみようと思っています。

日本には、明治時代からニジマスなど食用魚にする目的や、カダヤシのようにマラリア蚊を撲滅する為などの
理由で外国から約100種ほどの淡水魚が導入されているようです。
その中で日本という環境に適応したものは少ないのですが(大阪府内で13種)この中に爆発的に異常繁殖した
ブラックバスとブルーギルが含まれています。

ブラックバスの産卵は水温が16.5℃を超える5月下旬から7月上旬まで行われ、水深1〜2mの砂と礫の混じった
ところにすり鉢状の産卵床をオスが作り、メスを誘います。そこにメスは、沈性付着卵を約7000〜1万粒産卵します。
孵化は3〜5日でおこり、オスは稚魚が3cmまで成長するまでの約20日間ずっと保護しています。
増えるわけですよね。親がこれだけ面倒見が良いと・・・。
 ただし、腐植質の軟泥が厚く堆積している場所では受精卵がうまく孵化することができないという報告があるので
この点を上手く利用することができるのであれば繁殖の抑止力になる可能性もありますね。

ブラックバスと在来種が上手く「共存」している池もあると主張されるバサー(バス釣りをする人)が居られますが、
上記の繁殖形態だけを考えた場合、池の底の状態が砂礫ではない場合、水深が深すぎる場合などの池の条件がバスの
繁殖条件に合わずブラックバスが増えたくても増える場所が限られており、ブラックバスの数が伸び悩みしている
状態ではないでしょうか?
魚食性の魚の数が圧倒的に増えた場合、通常の環境ではどう考えても餌の供給が追いつかなくなると思います。
繁殖条件には、底質が合わなくても卵が維持できるようなビニールシートや板切れなどのゴミがあれば産卵可能な場合もありますし
他にも温度、水質・・・・複数の条件が重なりますで一概に云うことはできませんけどね。
もうひとつ考えられるのは小型在来魚が隠れることができるようなヨシ、ガマ、マコモなどの抽水植物の群落などが
あり、浮葉植物、沈水植物など恵まれた水辺の植物群落がある場合だと思われます。

水生生物の多くは体高(背中から腹までの厚さ)の3倍の水がないと、その中に入っていこうとしません。
さらに産卵までしようとすると体長(頭から尾の先端まで)の3倍の深さが必要です。
水深10cmであれば体長3cm程度の魚しか泳げません。
コンクリート護岸に固められていない、抽水植物が生えてる浅い場所は、小型魚をバスから守ります。
こういう場所が日本の池には少なくなっているのでブラックバスの食害を増やす結果になったのだと思っています。


次に、ブルーギルですが、水温が19℃近くになるとオスは岸辺の浅い小石混じりの砂泥底にブラックバス同様のすり鉢状の
巣をつくり、メスを誘い産卵を行います。産卵後はオスがヒレを振って新鮮な酸素を送りこみ卵を守ります。
この行動は、エンゼルフィッシュも同様なので熱帯魚飼育者の方はご存知の方も多いと思います。

ブラックバスとブルーギルでは産卵を開始する温度が異なることが分かります。
春、砂礫底でブラックバスが卵を産み、20日間子供を育てた後に、ブルーギルがやってきて同じ場所で産卵するのです。
バスは1m程度の縄張りを持ちますが、ギルは数が多いからか集団で狭いエリアに密集型で巣を作るようです。
それにしても上手く繁殖の時期をずらせています。バスの稚魚とギルの稚魚を纏めて採集するには一ヶ月差が出ます。
バスやギルの駆除方法として比較的簡単に行われる方法に、上記の修正を利用したものがあります。
浅瀬に作られた巣を棒で壊す方法と、集団で泳いでる時期の稚魚を網で掬って駆除する方法です。
春先にタモ網を持ってフィールドへ出てみて観察して見てくださいね。

世界でバスは6種5亜種の11種が存在するという資料がありました。
(参考:改訂新版 バスフィッシングがわかる本)

1.ノーザン・ラージマウス・バス(Micropterus salmoides)
2.フロリダ・ラージマウス・バス(Micropterus salmoides floridanus)
3.ノーザン・スポッテッド・バス(Micropterus punctulatus punctulatus)
4.アラバマ・スポッテッド・バス(Micropterus punctulatus henshalli)
5.ウイチター・スポッテッド・バス
6.スモールマウス・バス(Micropterus dolomieui dolomicui)(福島県檜原湖・長野県青木湖/野尻湖など)
7.ネオショー・スモールマウス・バス(絶滅?!)
8.レッドアイ・バス(Micropterus coosae)
9.ショール・バス(Micropterus coosae sp)
10.グアダルーペ・バス(Micropterus trecull)
11.スワニー・バス(Micropterus notius)

このうち日本に分布していると見られるのは下記の4種。

3.ノーザン・スポッテッド・バス(Micropterus punctulatus punctulatus)
6.スモールマウス・バス(Micropterus dolomieui dolomicui)
2.フロリダ・ラージマウス・バス(Micropterus salmoides floridanus)
1.ノーザン・ラージマウス・バス(Micropterus salmoides)

<上記4種の見分け方>
3→6→2→1と順を追ってみていきます。

a.「舌に歯(基舌骨)があれば」→ノーザン・スポッテッド・バス
b.「第2背鰭の付け根、尻びれの付け根、尾鰭の付け根にウロコがあれば」→スモールマウス・バス
c.「側線上のウロコの数が69枚以上。または側線から下のウロコの数が17枚以上」→フロリダ・ラージマウス・バス
d.「上記に該当しなければ」→ノーザン・ラージマウス・バス

※追記(H14.9.21)

上記の情報は専門的な立場から見ると意見が異なっているようです。
オオクチバスは日本に2亜種移入されていますが、遺伝的に純粋なフロリダ半島産亜種の生息は
確認されていないので、フロリダ・ラージマウス・バスやフロリダ・ラージマウス・バスという
のは不適切で避けるべきとしています。
1988年4月17日に奈良県吉野郡の池原貯水池(既に名義タイプ亜種が生息していた)に
フロリダ半島産亜種の稚魚1万個体が追加放流されたのですが、8〜9年後の調査でmtDNA分析され
両亜種の雑種個体群であることが証明されています。

日本産オオクチバスの名義タイプ亜種がこくわずかな系統を起源としていることも
アイソザイム系遺伝子座の分析から裏付けられているようなので、最初に放流された芦ノ湖から
同じ系統のオオクチバスが人の手により拡散したことが判明しています。

《参考図書》
川と湖沼の侵略者ブラックバス−その生物学と生態系への影響
2002年6月10日初版発行
日本魚類学会 自然保護委員会編集


オオクチバス


<水辺の現状>

ブラックバスやブルーギルは、同じような繁殖方法で日本で爆発的に増えました。
日本の魚で、巣を作り守るといえばトゲウオ科のハリヨやトミヨなどが思い浮かびますが
(ハリヨなどの減少要因は湧水池の埋め立てなど人為的開発行為が殆どです。)
在来種のタモロコやフナなどの魚類は産みっ放しという形態をとっています。
その卵はブルーギルに食べられ、成魚はブラックバスの餌になる構図が日本の池や川の水面下で行われています。

日本という四季のある特殊な環境で日本産淡水魚は独自の進化を経て多くの固有種を作ってきました。
長い時間をかけて在来のナマズなどの魚食性魚とは数的にバランスがとれる生態系を維持してきたのです。
小さく弱い小魚も生態系の輪に必要だからこそ生き残る機会を与えられて進化をとげてきました。
彼ら小さな小魚達は日本の池や川には存在していなければならない必要な魚達だと考えます。
大自然が今まで生かしてきてた命には理由があるはずです。

例えば、目線を少し下げて考えてみましょう。動物食の魚類(バスなど)が増えると動物プランクトン(ミジンコなど)
を食べる生物(在来種)が減る為、動物プランクトンが増えます。それら動物プランクトンの餌となる植物プランクトン
の現存量が減ってしまいます。ただ、在来種が減るというだけでなく、プランクトンなどあまり人間の目に留まらない
世界にまで影響が及ぶと考えられます。

数十万年以上という気の遠くなる長い時間をかけて作り上げた日本産淡水魚類や水生昆虫、エビなどの甲殻類が
おりなす生態系の輪の中へ・・・突然、時間的には数十年という短期間に外来魚が大きな口を開けて登場してきたのです。

ここで大切なのは日本に上陸する為に人間の手が介入したことです。
当初の食料目的であれば納得いく話でも、釣りという趣味だけの為にこれだけ拡散したのは大問題です。
日本全国に拡散したのは人間の手によるものです。これが諸悪の根元であることを忘れてはいけません。

外来魚も同じ生物ですから繁殖を目的として子孫を増やそうとします。
生き残り子孫を残すためには大量の餌をたべるようになります。生物的には当然のことで彼らには悪意もなにもありません。
都合の良いことに彼らが放流された日本は、一部の鳥類を除いて天敵となる生物が殆どいない環境でした。
日本産淡水魚達の輪の中でいきなり頂点に立つような魚類が登場したことになります。
日本産淡水魚は短期間に対応する術は持っているはずもなく、多くの魚類の姿が成す術もなく消えてしまいました。
関西を流れる淀川の場合でも1931〜1984年の魚類調査の結果を見ると12種の在来種が姿を消し
逆にオオクチバスなど外来魚が9種類認められるようになっています。(参考:大阪府淡水魚試験場 「淀川の魚類相と生息・分布」)

現状の世論では、ブラックバスは人間の所業の全ての悪い部分を背負わされた形になっています。
バスやギルも来たくて日本に連れてこられたわけではないので、彼らもまた被害者でもあるような気がしてなりません。

在来種の減少を全て外来魚の影響と考えるのは間違いで、家庭排水や工場の排水などの影響、護岸工事などの
影響も考える必要があると思います。これは外来魚を含め全ての生態系に影響を及ぼすものと考えられます。
これは環境問題に発展するテーマで各個人や企業そして国・県などの行政が環境に対しての意識とモラルを
向上させる意識改革に帰着するものと思います。

私の家庭の場合、ささやかな事ですが自宅裏の用水路には合成洗剤を極力流さないように粉石鹸で洗濯をしています。
(十年前とは違い、合成洗剤の分解性などは向上していますので、せっけんとの環境への負担は甲乙つけがたい
ところまで来ています。しかし、私の自宅裏には魚が住んでいますので合成界面活性剤より、毒性が少ないせっけん
を使用しているのです。下水道へ直接流すような所では、合成洗剤でも問題ないと思います。)
また、「物を買うことは将来のゴミを買うこと」という意識も持ってなるべくゴミも出ないようにもしてるつもりですが
肩を張らず、自分のできる範囲でこのテーマは今後も考えていくつもりでいます。

 さて、話題からそれましたが、外来魚の害についても全くないのかというのはそれは誰もが否定することだと思います。
魚食性の魚という認識があるので魚の形やカエルの形のルアーで釣っているわけですからね。
日本在来種が減少する要因は複数ありますがその中の一つに外来魚が考えられる以上、他に責任転換をして
外来魚問題を外すというのは良識ある大人のすることではないと思います。外来魚に対しても対策は必要だと思うのです。

それでも日本の小魚を食べている証拠を出せという方は、釣り上げたブラックバスのお腹をカッターナイフで裂いて中身を
確認してみましょう。魚類の場合、たくさん食べると消化が速くなるようなのでお腹の大きい個体は
家に持って帰ってからといわずに、現場でサクッと裂いて早めに見たほうがいいかもしれません。(^^;
空腹の個体もあるでしょうけど昆虫類、魚類、両生類、甲殻類などが出てくると思います。自分で見るのが一番確実ですからね。----------->ブラックバスの好物は何?!

海釣りをする人は、釣った魚を食べる事も多いので、腹わたを出すなど下地処理などは簡単にやってのける方が多いようですが、
ルアー釣りをやる人の中では餌や魚を触らなくてもいいからルアーで釣るという方も多いようです。
魚釣りして魚に触れないというのは個人的には寂しいような気もしますが、今の世代はゲーム感覚で釣りを楽しんでいる
ようなのでそうなのかもしれませんね。
以前、会社のイベントでニジマス釣りに出かけた際、驚いたのですが独身女性はみな鰓を取ったり内臓を出したりする
ことが恐いからできないと言っておりました。最近、売られているのはパックになって切り身になっていますからねぇ。(^^;
残念ながら表示が出てないとサバとアジの違いがわからないのかもしれませんね。

オオクチバス


<私的放流について>

最初は芦ノ湖だけに移植された魚がなぜ全国的に増えたのかを考えてみましょう。
1925年に芦ノ湖へ、1930年代には他の数箇所へ放流された経緯があるようです。
その後は芦ノ湖からの移植は禁止されましたが、1950年第後半からルアー釣りの普及とともに全国各地に
生息するようになっています。魚は歩いていけませんので人為的に放流されたものと考えられます。
ブルーギルの場合も、導入当時試験研究用に増やしていた淡水魚試験場の管理や配布先の養殖業者などの管理の甘さ
故に全国に広まったものと考えられます。

私個人の意見ではルアー釣りが始まった当初にバスを私的放流していたのは中高生の子供達だと思うのです。
釣りを目的とした大人が闇で放流したことは確かにあるとは思いますが、それは大きな湖とか
車を使って出向かないといけない池を想像します。
町中の小さい池にバスがいる場合などは、近くの池でたくさん釣れたらいいなという単純な理由で、
子供達がバケツに入れたブラックバスやブルーギルを逃がしたような気がしてなりません。
子供の頃、私の場合は釣っては家で飼ってました・・・でも、エアレーション(ブクブク)もせずバケツにいれて
遠距離を自転車で持って帰ってたので、家に辿り着く頃には殆どが死んでしまいました。(;;)
酸欠には繁殖力の強いバス・ギルもかなわなかったようです。(^^;

2000年3月末現在で、北海道と沖縄を除くすべての都府県では、ブラックバスやコクチバス、ブルーギルを
公有水面に放流することを禁止しています。
違反者には6ヵ月以下の懲役または10万円以下の罰金、あるいは併科という罰則規定が設けられています。

詳しくは下記の全国内水面漁業協同組合連合会のHPを参照してください。
学識経験者の考えも掲載されているので有益なサイトです。

ないすいめんのホームページ


これは放流の禁止ですから、釣人を罰する規定ではありません。
釣っても違法ではないし、釣った場所ならそのまま逃がすのも違法ではありません。
釣ったり捕獲したブラックバスやコクチバス、ブルーギルを別の川や池へ放流した場合に罰せられます。

この罰則規定から一歩踏み出した決断をした県があります。
新潟県の打ち出したブラックバス・ブルーギルのリリース(再放流)禁止です。

新潟県内水面漁場管理委員会指示第1号として
「ブラックバス(オオクチバス、コクチバスその他のオオクチバス属の魚)とブルーギルを
採捕した河川湖沼及びこれと連続する水域に放してはならない。」という規定です。

詳しくは下記のHPを参照してください。

新潟県内水面のホームページ


ブラックバス・ブルーギルを再放流した場合、懲役1年以下、50万円以下の罰金との規制を設けました。
現在までのところ新潟県内では検挙者はいないようです。
この規定が全国に広まればある程度、ブラックバスの生息域拡大の抑止力にはなると思います。
みんな罪を犯してまで放流したくないでしょうからね。
他府県も追従してもらいたいと考えています。

バス釣りをしてる方にはこのような規定など知らない人もたくさんいることでしょう。
こういう罰則規定を周知徹底する行政の手腕も磨いてもらわないと駄目ですね。

また、ごく一部の人ですが、バス釣りをする人全体の評価をおとしめるような浅はかな輩もいるようです。
朝日新聞:H11年12月17日に【「殺すな」と脅迫状】というタイトルで掲載された記事ですが

外来種の肉食魚ブラックバスの「撲滅作戦」をするために5500万円の予算を組んだ滋賀県の
滋賀県水産課と同県漁業共同組合連合会に「我々は熱血ブラックバスフィシャーマンです。」との書き出しで、
脅迫状を送る人がいました。
駆除を止めない場合は、「バスを数万匹放流する。」「捕獲している網を切り裂く。」などと
まさに自己中心的な考えを展開しています。
この脅迫がどれだけバス釣りのイメージを悪くしてるのか本人には分からないんでしょうね。
良識ある釣り人にとっては多大な迷惑な話です。
これがバス釣りをする人がパスを放流してるとみなされる要因のひとつになっているのでしょう。

この全文は、ニフティの釣りフォーラムで参照できます。

釣りフォーラムのホームページ



<関連記事追記NO.1>

2000年11月16日 asahi_com newsに「ブラックバス密放流の疑いで男性を書類送検」という記事が掲載されました。 

 富山県警上市署が魚津市の男性会社員(25)を、県内水面漁業調整規則違反(指定魚種移植制限)の疑いで富山区検に書類送検した内容でした。
 上市町広野の山中にある農業用ため池に、ブラックバス5匹を密放流した疑い。
 調べに対し、男性は「自分の釣り場にして、楽しもうと思っていた」と話していたようです。
  富山県では1993年から、ブラックバスの放流が禁止されています。
 
ついに違法放流したバサーが書類送検されるような事態にまでなりましたね。(^^;
釣り雑誌なども楽しい事ばかりでなく、こういった問題があることを広く周知するようにしてくれればいいのですが・・・。


2000年11月21日 河北新報ニュース に「ブラックバス再放流 漁業権水系に禁止限定 岩手」という記事が掲載されました。

盛岡市で開かれた県内水面漁場管理委員会(島川良彦会長)で、釣り人のリリース(再放流)を禁止する
「委員会指示」の素案を提示した。リリースは原則的に禁止されるが、禁止対象区域は漁業権が設定されている水系に限られた。
本年度中には正式決定される。
 素案によると、対象魚はオオクチバス、コクチバスのブラックバス類と、同じ外来魚のブルーギル。繁殖と生息域の拡大を
防止することを目的に、リリースと生きたままでの持ち出しを禁止する。知事の改善命令に従わなかった場合、漁業法に基づき、
1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。

岩手県は、漁業権が設定されている水系だけリリース禁止になるようですね。
ただ、内容的を読むと「漁業権が設定されている水系」で釣り上げた場合、バス・ギルは必ず駆除しなければならないようです。
将来的には、島川会長は「今後の生息域の状況次第では、広げないといけない」との認識を示しておられるので
全面的に適用されることもありうるわけですね。

<追記終わり>


<関連記事追記No.2>

2000年12月22日、上記の富山県の件に関して新たなニュースが入りました。
朝日新聞ニュースからの情報です。

ブラックバスの密放流を11月に摘発した富山県警に、「ブラックバスを殺したら爆破する」
という匿名の電子メールが届いていたことが21日、分かった。
同県警生活保安課と生活安全企画課ハイテク犯罪対策室では「悪質ないたずらだろうが、内容が過激だ」として
発信者の特定を進めている。 メールが届いたのは今月17日。
「バス以外の魚は要らない。こんな事も分からないアホどもは死ね。今度また殺したら、富山県すべて爆破してやる」と脅している。
さらに、アユ釣りが盛んな同県西部の庄川に触れ、
「庄川の鮎(あゆ)守ってる奴(やつ)ら(中略)すべて一番最初に派手にやる」と書かれていた。
 庄川沿岸漁業協同組合連合会は今年4月、バスの密放流を警告する看板を河川敷に設置したが、
石を投げられるなどのいたずらも頻発しているという。 
昨年11月には、滋賀県水産課と同県漁業協同組合連合会に、ブラックバス駆除の停止を求める脅迫状が届く騒ぎがあった。


こういう低レベルのバサーがまだまだいるのですね。
なんか呆れてコメントする気にもなりませんが、残念な事に、こうしてニュースになると良識あるバサーの評価も
同時に落ちてしまいます。犯人はモラルとか常識という言葉を知らないのでしょうね。

些細なことで人の命を奪う若者のニュースが誌面に掲載されることが多くなっている昨今。
人の命でさえ軽々しいモノとしか見れない人も増えているようです。
こういうバス・ギル問題を訴えても屁とも思わないのかもしれませんね。

彼らは生物を最初から最後まで飼い育てるということを経験したことがあるのかな。
犬でも猫でも魚でも・・・例え、虫でもいいから生まれる感動と、失う辛さを彼らには経験してもらいたいものです。

しかし、恐い世の中になったものです。

<追記終わり>


<関連記事追記No.3>

2000年12月26日 asahi_com news

爆破予告メールを送った14歳の少年を補導 富山県警 

 「ブラックバスを殺したら爆破する」などと書き込んだメールを警察に送ったとして、富山県警高岡署は26日、
同県内に住む中学3年生の男子生徒(14)を軽犯罪法違反(いたずらによる妨害行為)の疑いで補導した。
少年は小学生の時からバス釣りが趣味で、県警のほか、富山県など複数の行政機関にも同様のメールを送って
いた。少年は「バスを殺してほしくなかった。こんなに大事になるとは思わなかった」と話しているという。

  調べでは、少年は今月17日、ブラックバスの密放流を摘発した富山県警あてに匿名のメールを、自宅のパソコ
ンから送信した疑い。メールには「バス以外の魚は要らない。こんなことも分からないアホどもは死ね」とあり、爆
破を予告していた。
 少年は「摘発などに腹が立った」と話しているという。
自宅のパソコンの送信記録を見た少年の家族が不審に思い、同署に相談。事情を聴いたところ、送信を認めたと
いう。(22:40) 


脅迫の犯人は子供でした(^^;;;
でも、中学3年といえばある程度の分別はついていいはずですけどねぇ。
害魚論云々の話の前に、教育の在り方や人間性というのを見つめ直す必要がありそうです。
全ての問題を解決する根本は、常識的な人間がどれだけ増えるかという事かもしれません。
最終的には、害魚論争も人間性の向上という話になるように思います。
自然の荒廃と共に、人間の自然性、人間本来の協調性と謙虚な気持ちの持ち方も荒廃しているようです。

<追記終わり>


オオクチバス


<キャッチアンドリリース>

子供の頃この言葉はとても素敵に聞こえました。
その昔、朝の釣り番組で「大きくなって帰って来いよ!」といって釣った魚を逃がすCMが流れていました。
子供心に、このCMを見て「これは魚に優しいことだ!」「自然保護というのはこういうことか!」と思っていました。
大きくなって魚の生態や進化について知識が深まると、「無知」故に勘違いしていた事に気がつきましたけど。(激汗
私のページに来られている方はこの言葉の意味をご存知ない方も居られると思いますが
「釣った後は再放流する」ということです。

通常は池や川で釣った魚は食べないことが多いので、生臭いブラックバスは釣れば逃がしてやるというのが一番簡単で
罪悪感もなく逆に釣ったけど逃がしてやったという自己満足さえ感じることができます。
これは今までの釣りには無かったカッコイイスタイルだったので広く受け入れられたものと思います。

しかし、相手(ブラックバス)は外国から持ち込まれた生態系の頂点に立つ力を持った魚だったのです。
私は子供の頃、子羊の群れに狼を放って自然保護だと勘違いしていたのです。

ここではキャッチアンドリリースという行為を全て否定するものではありません。
在来種の場合、小さな魚の場合は再放流するという行為は推奨されます。
各地方自治体によって異なりますけど、例えば大阪府内の公有水域には
大阪府漁業調整規則というもので、「採捕禁止魚種と大きさ」というのが決められています。
淡水魚で言うと・・・。
コイ:15cm以下
フナ:10cm以下
ウナギ:20cm以下
これらは大阪府内の公有水域で採集した場合、逃がしてやらなければいけない魚の大きさです。
他にも、「採捕禁止期間」、「禁止漁法」、「使用可能漁具」などが決められています。
キャッチアンドリリースの禁止が急がれるのはブラックバスとブルーギルに限定されています。

今の子供達も、おそらく私の過去と同じようにキャッチアンドリリースというのはバス釣りの素晴らしい
マナーだと勘違いしてるのだと思います。
「マナーだ!」、「常識だ!」、「良い事だ!」と教われば、誰しも実行することだと思います。
この問題点は、釣り雑誌が書く訳はなく、おそらくその子供の親の目にも
キャッチアンドリリースというのは良いことをしていると映るでしょう。
生物の命を大切にするというのは人間の持っている倫理感に適合しますからね。
生物を殺して評価してもらうなんてことは戦時以外にはありえませんから・・・。

でも、ブラックバスは日本の土壌で進化した魚類ではないので、日本に生息してはいけない魚なんです。
種としては北米の生態系に組み込まれています。仮に日本国内で絶滅したとしても種が絶えることはありません。
しかし、日本では生態系を乱す以外に彼らの存在はありえないのです。
人間が人間の食物にする為に持ってきて、邪魔になったら消えてなくなれとは人間のエゴも相当酷いものですが
現状はその選択肢しか日本で何万年何千年と生き続けて進化した多数の種を助ける方法がないのです。
絶滅の危機に瀕してる日本産淡水魚と、本来の生態系は北米に存在し種が滅ぶ危険のないブラックバス
人間として守るべきはどちらかと言うことは自明の理であると思います。
バス釣りがしたいからという理由だけで、バスを容認するにはあまりにも人間のご都合主義だと感じます。

広い意味でそれも自然淘汰のうちだと主張する人もいますが、それでは人的な行為による絶滅全てが
正当化されてしまいます。ここ数十年でこれだけ在来種が減少したことは過去にないと考えられます。
私たちの時代で、身近な水辺の生物を絶滅させるわけにはいかないのです。
今さえ良ければいいとう刹那主義、面倒なことはやりたくない自分の好きなことだけしていたい
という自己中心主義の考え方ばかりを主張していると人間として自己を破滅に向けているような気もします。
人間が自然のルールを無視した放流という行為で発生した問題は、人間の手で解決しないと
自然任せに放置して許されるはずはありません。成るように成るという考えでは絶滅種を増やすばかりです。
たとえ小さな生物であっても絶滅した生物は二度と地球上に姿を見せることはありません。
絶滅種を頼りにしていた種が連鎖的に絶滅する可能性さえあります。

主題からは少し話が逸れますが「放流」については琵琶湖産のハスがアユの種苗に混じって各地に広がり
をみせワカサギなどを食害する事例も出ています。外国産の外来魚ほどの被害ではないにしろ本来生息しない
生物を人為的に放流するという行為については改めて検討する余地があると思います。

ニッポンバラタナゴは亜種関係にあるタイリクバラタナゴ(外来種)と簡単に交雑化がすすみ、
今や純系のニッポンバラタナゴは大阪府と香川県の溜め池に残るのみと言われています。
(九州産の個体群は純系と見るかどうかは見解が分れているようです。)
愛知県や岐阜県の一部にしか分布しないウシモツゴなどは一般に見られるモツゴが移植されれば
消え去ることになると思われます。
話題の日本産メダカに関しても遺伝学的にみれば「北日本集団」「ハイブリッド集団」「南日本集団」
と大きく分けて三つに分けられており、地域個体群になると「南日本集団」は更に分けることができて「東日本型」
「東瀬戸内型」「西瀬戸内型」「山陰型」「北部九州型」「有明型」「薩摩型」「大隅型」「琉球型」
と分けることができるようです。

小さな魚でも放流という行為によって分布域を狭められたり、同種であっても「交雑」という目に
見えにくい形で固有な形質を失ってしまいます。
そんな細かいことはどうでもいいというお考えもあるでしょうが、関東に棲むメダカ、関西に棲むメダカ
それぞれがその地域の水質、温度、水草などの環境の中で長い時間を経て一番優れた系統が生き残ってるのです。
すなわち地域個体群というのはその地方の特色を色濃く現す顔なんですよ。
それを「放流」という形で人為的に、交雑させて地域の特色を失わせてることに気づくべきだと思います。

メダカを増やそうと善意の放流が後をたたないようですが、近隣地域からの移植ならまだしも、
九州地方に新潟から連れてこられた北日本集団のメダカが群れることが本当に自然に優しいことなのでしょうか。
昨年は、某アクアメーカーが商品のオマケとして養殖メダカを全国発送しておりました。
最終的に、その個体を自然界に放つかどうかはユーザー次第ではありますが、メーカーも個人も
地域個体群を絶滅に追いやっているという認識を持つべきだと思います。

もちろんペットショップで買った産地の定かでないメダカなどは絶対に放流してはいけません。
飼育者は、水槽内で最良の環境を与えてやりそこで寿命を全うさせる責任があります。

魚はたくさんの卵を産みますから、生息環境さえもとの姿に近づけてやると復活すると信じています。
環境整備をする前に、放流でお茶を濁すようなことは避けるべきです。
人為的放流でない、本当のメダカの生息地というのは全国的にかなり少なくなっていると思われます。

話がメダカにそれてしまいました。
さて、本題に戻ります。脱線が多くて申し訳ありません。
ブラックバスやブルーギルは生物として当然の行為として繁殖を続けているので罪は全くないのですが
本来居てはいけない生物が爆発的に増えているのですから、それを除外する以外に在来種の回復の方法はないと思います。
外来魚は全て同じように本来は居てはいけない魚なんですが、ブラックバスとブルーギルの二種に限っては
他魚に与える影響が大きく爆発的に増えてるという理由で緊急に対策すべき必要があるのです。

飼育魚として見れば好きな部類に入るのでこういう喩はしたくないのですが・・・
彼らを悪く喩えれば、悪性ウイルスが入って癌化した細胞などがそれに喩えられると思います。
細胞がどんどん癌に変化しているなかで正常な細胞を残そうとすれば早期に癌を切除するのが
確実な方法です。薬による治療は正常な細胞にも影響を与えてしまいます。
生半可な切除では癌はどんどん転移して広まり最終的には個体の死・・・
つまり日本の魚類や水生昆虫を含めた生態系の死に結びついてしまうと思うのです。

新潟県の打ち出したブラックバス・ブルーギルのリリース(再放流)禁止には
子羊の群れに狼を再放流しないということで一歩前進したと評価できると思います。

新潟県ではブラックバスやブルーギルを釣り上げた人は、持ち帰るか、近くの内水面漁業協同組合または
監視員まで届けるように指示されています。

琵琶湖などではブラックバス&ブルーギル駆除のための釣り大会などが催されています。
こういうイベントも数多く行い、まとまった量の魚が取れれば魚粉肥料にするなど処置もしやすいので
どんどんこういう機会が増えると良いかと思います。
  滋賀県では、鶏の飼料としてリサイクルする取り組みが本格化したようです。
各漁協がアユの定置網などにかかった外来魚を分別して、滋賀県の財政補助を受けて、県漁業協同組合連合会が
京都市のリサイクル施設「京都魚あらリサイクルセンター」に処理を委託し、市場などで出る魚のあらと
共に飼料に加工しています。

個人で釣った場合は、料理にチャレンジするか、飼育するか、お腹の内容物を調査して土の中に埋めるか
の選択肢になると思います。
私としては一度は飼育してみることをお勧めしたいのですが・・・・どうでしょうか?
ここで云う「飼育」とは生物を最後まで面倒をみて飼いきる責任を課せられます。
途中で逃がすような無責任なことは許されません。

個人で駆除の為に積極的に活動されている方もおられるようです。
方法論の是非はあるでしようけど私はその行動力を高く評価したいと思います。
机上で云々言うのは誰でもできますからね。


オオクチバス


<釣り団体の話>

釣りをするのはとっても楽しいことだと理解しています。
キスやカレイの投げ釣り、堤防でのサビキ釣り、テトラなどでの穴釣り。
船釣り、ルアー釣り、浮き釣り・・・・たくさんの釣りを経験しました。。
中学生・高校生の頃は、頻繁に淡路島へ釣りに出かけて楽しい想い出もたくさんあります。
釣りは好きでしたが、こういう団体があるのは知りませんでした。

(財)日本釣振興会という昭和46年の発足以来30年の歴史のある団体があるようです。
釣り人にとってプラスになることをいろいろとされているようです。
TOPの方々は、釣り具業界の偉いさんが多いようですけど・・・。

(財)日本釣振興会のホームページ

関連ページ1
関連ページ2

ティムコのホームページ「釣り界の主張」概要 

「全国的なバス害魚論拡大の最大要因は何か?」
と論理を展開していますが、バス釣りをする為にはバスが必要という前提の下での意見
なので最終的には論点のすり替えで終わっているように思います。

「釣り界の主張」と書いてあったけどこれが釣り団体の総意なのかな?
釣り=バスだけに主眼を置いていていいのか疑問が湧きます。
私は、軟らかい竿を使ってモロコやモツゴなど小魚釣りも楽しんでいました。
タナゴ・フナ・コイなどを釣って楽しんでおられる方たちも「釣り界の主張」に
沿うような同じ意見を持っておられるのか疑問ですね。
「バス釣り界の主張」なら納得できるけど・・・。

「釣り界の主張」の一部を担うはずの私の私見「釣りもする個人の主張」と
対比させると・・・・。

・日本の在来種激減の最大要因は国土開発であり環境破壊による影響が最も多い

論点のすり替え・・・多いのは分かるけどそれを強調するだけでは趣旨が違う。
だからバスの対策はしなくていいの?
原因のひとつとして考えられるならば対策を考えることは必要だと思います。
そうして他へ責任転換してるだけでは何一つ解決することはできません。
子供の言い訳にしか聞こえないのは私だけなのかな。

・在来種が絶滅してバスだけが生き残ったという湖沼の例はありません。

当然です。バス一種だけで生き残れるのは人工の水槽だけです。(^^;
餌がなければ死に絶えます。
そうなる過程でどれだけ多くの在来種が、人知れず外来種によって食われるのでしょうか。
完全に在来種が絶滅しないとバスには何の問題もないの?
全てが居なくなるまでに、日本で生まれ育った小さな魚が、知らず知らずのうちに絶滅して
いく過程はどうでもいいのでしょうか?
もともと日本の水系には、たくさんの魚種が泳いでいましたが、ここ数十年で外来魚の口に中に
消えてしまい単純な魚種だけで成り立っている水系が増えているようです。
魚相が単調化するのは危機的な状態です。
水辺を支える幾筋もあった日本の水辺の柱が、外国産の柱数本で成り立つもろい水辺になりつつあります。
バスとブルーギルでお互いを食い合う単調な池が増えつつあります。

余談ですが、離島にヤギが放たれた場合、その島がどのような運命をたどるかという
実験がメキシコ領ガダルペ島で行われています。
全島緑に覆われた島に、人間が持ち込んだヤギが野性化して食い荒らした結果
ついにヤギ自身も食料を失って餓死。褐色の岩肌しか残らない荒涼たる光景しか残らなかったようです。

絶滅にまでは至っていませんが、横浜市都筑区にある鴨池公園内にある、人工池「鴨池(2000m2」の水を抜いて
全ての魚を採取して池の現状を調べた結果というのが新聞に掲載されました。
外来種のブルーギルが2551匹、ブラックバスが155匹。
在来種のヘラブナが131匹、鯉が27匹、ドジョウが4匹、ウグイ3匹という結果が報告されています。
これが日本の池でしょうか?
人工の池ですから誰かが放流しない限りブラックバスやブルーギルは増えないはずです。
在来種を絶滅させないとバス・ギルの問題をテーマとして考えられないのは浅はかなことだと思います。

・今後ゾーニング(棲みわけ)によるバスを釣り場を確保

現状では在来種が採れなくなり、死活問題を乗り越える為に、ブラックバスを受け入れた漁協もありますので
ゾーニング(棲みわけ)という方法が最有力と思われるかもしれません。
河口湖や山中湖では、オオクチバスの漁業権設定の為に琵琶湖や霞ケ浦からオオクチバスを
購入して放流するということがおこなわれています。これは「漁業法」の中にある「内水面漁業制度」
の「内水面における免許の要件」に「水産動物種の増殖をする場合でなければ免許してはならない」
という昭和24年に交付された古い条文があるからですが、この辺りの法も見直す時期でしょうね。

しかし、ゾーニング(棲みわけ)については、まだ管理池を選定する方法や基準が明確にされていません。
取り敢えず釣りをしたいから折り合いをつけようとする考えでしょうけど、新規に人工池を造ってバス池にするのなら
ともかく、現状で日本産淡水魚が生息している池を、誰がバス専用の釣り池にしてもいいと決めれるのでしょうか?
その選定根拠や方法、基準を提示して話をしないと安易な理想論だけを振り回す只の絵空事だと思います。
ゾーニング(棲みわけ)実現方法を提示せずに、ゾーニング実現の為に署名を集めてるようですが
どのような説明をしてるのか知りたいところです。(^^)

100万人の署名を集めたと言っても、具体的にどういう方法でどの場所で管理するのかを示さずに集めたものですから、
何も考えずに名前書いてるというのが署名者の気持ちだと思います。
署名した人は、ホントに釣り堀でバス釣りを楽しむのを望んでいるのでしょうかね。私は疑問です。

仮に、関東でバスを漁業権の対象としている湖を釣堀にしたとして、日本中のバサーが
一同にそこで釣りをするのかというのはどう考えても無理だと思います。
バサーの要求を満たすには、少なく見積もっても全国に十箇所以上は作る必要があると想像しますが、
完全に閉鎖された水域である必要がありますし、それだけ数あれば管理体制もバラバラになるはずです。
つまり現状となんらかわらないのです。
釣り業界としては、現状のままでいいので取り敢えずポーズを取っているように思えてなりません。

そしてその釣堀化する池や湖を誰がどのような基準で指定するのか・・・・
そこに住んでいる在来種にベイトと総称される呼び方で餌になれ!宣言をするのか・・・何も決まってないのです。

単純に考えても過去の経緯から管理池から他へ「逃げない」・「広まらない」と保証は絶対できないでしょう。
これまでのブラックバスやブルーギル、ザリガニなどの生物の例でそれは明らかです。
中部地方で発生したように年間降水量の1/3が一日で降ることもありうるんですからね。
増水して逃げ出したら「予想外の事でした。」で終るのなら現状と全く変わらないです。
そもそも一番最初に放流された芦ノ湖は完全閉鎖水域でしたし、全面的に他水域への移植は禁止だったはずです。
それが守られていたならば、日本中に広がることはなかったのです。
また、同じことの繰り返しになるのは目に見えています。

この辺の話で具体的に納得できるような案が出てればいいのですが、
具体案なくゾーニングというキーワードだけが先行しているので、それでは私自身は受け入れることができません。
素晴らしい案があれば否定することはないのですが・・・

日本に住んでいて日本の在来魚が全く釣れず、外来魚しか釣れないというという時代が近いうちにやってくるのかもしれません。
釣りの楽しみというのは魚種が違えば仕掛けも異なります。
そういった工夫をする楽しみも釣りの楽しみの一つですが、今後はルアーだけあれば事が足りるようになるかもしれませんね。
寂しい将来の釣りの構図が想像できますが「釣り界」がそうなる事を望んでいるのでしょうかね。

ホントに釣り堀で満足する人が100万人いるのならば、日本中のバスをその100万人の手で全面駆除し絶滅に
追いやってから、新たにバス釣り堀を作るのが話の筋だと思います。
もしも管理池から逃げた場合、管理する団体が全ての費用を負担して駆除するという責任があって許されるべき
話だと思います。
ゾーニングという名前のついた池もあるし、バスが釣れる野池もあるし・・・これではゾーニングされた池が
バスの供給源になる可能性さえあります。ゾーニングされた池から逃げた個体かどうかは分からないのですからね。

<追記 その1>
(財)日本釣振興会の対応には呆れました。(^^;
「生物多様性研究会」から公開討論会の申し込みがあり、それを(財)日本釣振興会が受けて、立教大学にてブラックバス問題に関する公開討論会が 行われたところまでは、とても有意義なお話だと思っていました。 今後も継続して話し合いが持たれるだろうと(財)日本釣振興会に対して期待を持っていました。 しかし、日釣振は先の公開討論に関して、法的措置も辞さないなどの文を含めた挑発的な公開質問状を自らのHPに掲載 すると共に、マスコミにも送付し、期限付きで「生物多様性研究会」に回答を求めました。 公開質問状を出すこと事態、異常な行動だとは思いましたが、提出期限内に回答した「生物多様性研究会」の文面を 2日ほど自らのHPに掲載した後は削除するという行為に出ました。 第三者から見ると、日釣振の公開質問状しか掲載されていないので、「生物多様性研究会」は期限内に回答しなかったのだと見えてしまいます。 自らが回答を求めておきながら、期限内に提出されたその回答を削除してしまうという反社会的な行動に呆れました。 100万人署名に参加された方も、この行為には呆れたと思います。 この事態を日釣振にうやむやにされると困るのでNIFTYの釣りフォーラムは両者の質問と回答を掲載しています。 日釣振から生物多様性研究会への公開質問状と回答書 それから数週間経過してからようやく、日釣振が回答と今後の対応についてコメントを掲載しました。 公開質問状に対する回答のお礼と日釣振の今後の対応 日釣振のコメントを読めば、これ以上何か書くと恥の上塗りだから逃げたってことでしょうかね。 いじわるな質問をぶつけたつもりが、出てきた回答の出来が良すぎた為に、立場を無くして、もう話しは出来ない!だって。 公開質問状でわざわざ質問をして、相手が丁寧な回答をしているのに、普通の組織ならば、その回答の中にある「生物多様性研究会」からの 質問にも答えるべき義務があると思いますが、それには全くコメントがないです。 法的措置とかキツイ言葉を並べた割には、この対応では子供の喧嘩並みですね。 これなら、わざわざ公開質問状を出さなくてもいいのに・・・(^^; 日本の釣り人の代表というより、ただの釣り業界のメーカーの集まりということがハッキリしたように思います。
<追記 その2> 政治の世界も選挙前になると票に結びつくのは何でもOKなようですね。 熟慮することなく100万票という数字に食らいついた形です。 何か問題が出れば秘書が勝手にやったこととして処理するのがミエミエの構図です。 少しでも希望の多い湖等から釣り堀化を申し出ていくそうです。 経緯も何も知らないのでしょう。ホント何考えてるのやら・・・。 「自由連合への意見書」 上記に、釣りフォーラムの「自由連合への意見書」とその下に、自由連合からの発信内容が掲載されています。 「認められていない湖へのバスの放流はやめましょう」 という取って付けたような免罪符の文句が、 「認められていない湖へのバスの放流した者は厳罰に処します!」 だったら説得力はほんの少しだけUPですが(^^;;;

<追記 その3> 日釣振が100万人署名によるゾーニング案を出しましたが、行政側はそれを認めなかったようです。 日釣振のホームページにあるように水産庁に提出しましたが、水産庁がそのゾーニング案を国会に出そうとして 環境省に否定されゾーニング案は撤回。水産庁を管理する農水省も「特別許可の拡大は行わない」として 行政側の見解は外来種撲滅の基本方針で統一されたようです。これで国の方針は決定です。

オオクチバス


<結 論>

長々と書いてきたけど、そろそろ「お前はどのように対処するねん!」と言う言葉が聞こえてきそうです。

ここまで読んでいただいた方には、私の意見を読む事によって「ここは違うだろ!」、「ここは納得できる」
というお考えが生まれたと思います。おそらく釣りをする人と釣りをしない人で意見は異なるでしょう。
まず、こういう問題があるという問題意識を持って頂けただけで、ひとつの目的は達成しました。(^^)
これは、魚関係のホームページを運営している者として広くこの問題を認知していただけでも一歩前進です。

次に、提案ですが、皆さん。水辺にもっと親しみましょう。(^^)/
近くの池や川、そしてちょっとした小川や用水路。日本には近くにこのような環境が必ずあるはずです。
水が汚いなぁ〜、ゴミが多いなぁ。という印象を持たれるかもしれません。
よく覗いてみると運良く、魚が泳いでるのを見つけることができるかもしれません。
それは、絶滅危惧種に指定されたメダカなのかもしれません。
是非、網を一本用意して掬ってみてください。

「小さいからメダカだ!」と決め付ける前に、採集したらヒレの形など特徴をメモしておきましょう。

メダカみたいだけど少し違うかもしれない。
よく調べたら実は外来魚のカダヤシだったと気がつきます。
どうしてメダカが居ないのか考えてみるチャンスです。
メダカがどのようなところに卵を産むのかが分かれば理由のひとつも見えてきます。

違いが分からない人はこのページを見てください。------------------------->カダヤシとメダカの比較
このように身近なところから水辺を少し意識してみませんか?
先にも放流について書きましたが、魚が居なくなれば魚を放流すれば良いというものではありません。
魚が住めなくなった理由を考えて住める環境を作ってやる必要があります。
魚が住めなくなった川に魚を放流しても魚は生きていけるはずありませんからね。

用水路をコンクリートU字溝にするとかコンクリートで固めて三面護岸工事をすることがどのように
影響するのか、何が悪くて何が良いのか・・・・。
(オイカワなど魚種によっては流れが変わることによって生息域の拡大をもたらす場合もあります。)
一度考えてみる必要があると思います。

最近は、建設をする行政側も生物に配慮した工法を取る場合が多いようです。
護岸工事をする川の途中にビオトープになるようなワンドを設置したりして生物の繁殖地を確保しようとしています。
これは今までには無かったことで大変良いことだと思います。
しかし、これが「免罪符」になって工事が推進してしまうのは問題がありますので市民の監視の目は必要だと思います。

三面コンクリート護岸と砂礫底の差について調査した一例はこちらにあります。------------------------->淀川左岸幹線水路の生物観察メモ


ブラックバスとブルーギルに何が関係あるねん!!と反発も出そうですが
身近な水辺の事も分からないのに、いきなり「バスが悪い」とか言ってもそれでは一般の人には理解できないと思うのです。
日本全国にバスが広まった現在、この問題は一般の人を含めて社会全体で取り組む必要があります。
ブラックバスやブルーギルの姿だけを見ていては視野が狭すぎると思うのです。

身近な魚の生態を知らずに、バスを駆除すると言っても賛同できるはずもありません。
目的もなく生きてる生物を殺すという行為は進んでできるものではありませんからね。

私は、民間の任意グループで水辺の調査に参加しています。
淡水魚試験場・市の環境課・府の水産課にも協力して頂いていろいろな知識などもわけてもらっています。
投網などの漁具も貸していただいて許可を得て市内の池を調べています。
行政側に苦情を言うだけではなかなか解決できません。
共に考え、データをしっかりと集めて発言の根拠を構築する必要があります。

実際に池に網を入れるとブルーギルの多さには圧倒されてしまいます。
よくこれだけいるなぁと感心するほど採れます。現状ではバスよりギルの方が水辺環境に与える影響は大きいと感じています。
ブルーギルの食性は雑食なので何処ででも増えるところがバスと大きく異なるところです。

こういうことは机上では分かりません、実際に外へ出て実感することが現実を認識する良い機会となります。
この点を踏まえて、今後はブルーギルについてもう少し調べてみようという気持ちになっています。
何か気がついたことがあればホームページなどで公開したいと考えています。

※1 ブルーギルに関して調べたことをようやくコンテンツ化することができました。------------------------->打上川治水緑地内の池 調査報告
※2 ブルーギルの産卵と仔魚に関する資料を作成中です。  -------------------------> ブルーギル仔魚の成長
ブルーギル
調査池で採集したブルーギル(生態確認の為、5匹飼育中)
バス釣りをしておられる方は、川や池のフィールドに出ておられるはずですが、このページに遊びに 来られる方には釣りには無縁の方も多数おられることを承知しています。 ですから、身近な水辺を覗いてみませんかと提案しているのです。 机上の話よりも、実際に水面を覗くと意外な発見があって面白いと思います。 忘れかけていた子供の視点で物を見ると身近な自然を感じることができるものです。 自らが一歩踏み出して行動してみましょう! 最後に、バスを釣られる方には是非とも一度は釣り上げた魚を飼育して欲しいと思います。 飼育するのにもいろいろとテクニックが必要ですが、どれだけ餌を食べるか、どのようにして食べるのか など実際に水槽で見るのはとても勉強になると思うのです。 同時に日本在来のタモロコなどを飼育してみると余計に外来種との差を感じることができます。 飼育することによって生物が生きて行く条件などを考えることができます。 食べないと死んでしまうという基本的なことからはじまり、水質の維持、酸素の供給、etc。 バス釣り、そしてTVゲームに夢中になっている子供達には、水辺で生きているメダカなどの小魚や エビを網で採ってきて、それを飼い、育てて欲しいと願っています。 卵から大きく育てるまでの過程を知って、小さな命が生きる為の生態系の成り立ちや機能を知ってもらいたいと思っています。 メダカよりも水辺で網を持って魚取りをする子供達の方が絶滅に瀕している状態です。 魚取りの楽しさ、釣りの楽しさ、生物を飼う楽しみ・・・子供の頃さんざんそうして遊んだ私たちが 教えてあげないと水辺を考える後継者は育たないと思います。 私の今後の活動テーマのひとつに、「メダカよりも絶滅が危惧される水辺に親しむ子供達の復活」というのがあります。 子供に魚取りの面白さを伝えてやりたいと思っています。もちろん安全第一ですけどね。 見たことも無い、知らない生物を本当に助けることはできません。 まずは、生物に興味を持って日本産淡水魚と外国産外来種の違いが分かること、ここからスタートだと思います。 ゲームの世界ではなく、リセットの効かない生物の命に触れて欲しいと思います。 今後を担う子供達への啓発が一番重要だと私は思います。 外来魚であるカムルチー(雷魚)は成魚になると1m近くに成長します。 何をしても死なないような丈夫な魚でも、1〜2cmの稚魚の時代はものすごく弱くすぐに死んでしまう という事実は、飼育してみないと分からないことです。 私は、ナマズ、ギギ、ウナギ、カムルチー(雷魚)、ブラックバス、ブルーギルなどの魚食性の魚を 長期飼育した経験がありますけど、一番餌の確保に苦労したのは、やはり大きな口のブラックバスでした。 口が大きいぶんそう感じることもあったとは思いますが、実際に丸まる太った状態を維持するには 相当数のカエルや金魚を与えないと駄目でした。 カムルチーはルアー釣りの対象にもなりますから、「カムルチーは既に日本の生態系に組み込まれて いるじゃないか!ブラックバスもいずれそうなる!!」という声も聞えてきます。 でも、それはカムルチーとブラックバスが進化してきた土壌を理解してないから言えることなのです。 カムルチーの原産地は南北シベリア、中国東北部、朝鮮半島で、揚子江流域が南限となる 北方系であり、ライギョは台湾、ベトナム、華南が原産の南方系の魚です。 つまり、カムルチーはコイ科の魚が一大勢力を誇るアジアの魚なんです。 日本はかって大陸と繋がっていましたから、大陸由来の淡水魚がたくさんいます。 そこへアジアの魚であるカムルチーが放たれたのですから、当然、生態系への溶け込み方も ブラックバスと比較すると緩やかなものとなり、爆発的に増えることはなかったのです。 ブラックバスはアメリカ大陸というアジア大陸とは全く接点のない地域で進化したものですから 同列で比較できないのは明白です。 この差は、日本在来種を人間に例えるとブラックバスの襲来は宇宙人の侵略ほどの出来事だと思います。 もう一つ、ブラックバスのようにカムルチーが全国的に広がらなかった理由があります。 それは、ブラックバスのように釣り人による移植が殆ど無かったからです。 戦後直後は貴重なタンパク源として移植されていますが、釣り目的の移植が全国的に 広まったことはありません。 この点を見ても、ブラックバスの全国的な増え方には人為的な要因が大きいことが分かります。 カムルチーの成魚写真 カムルチーの稚魚写真 ブラックバスなどに関してはいろいろと書いてきました。 こうした大人の論議も大切ですが、子供達へのアプローチをするのも忘れることはできないと思います。 一足飛びに、ブラックバスやブルーギルを絶滅させること現状では不可能です。 琵琶湖では10年で外来魚を半減させる計画を持っていますが、私たちの子供や、孫の時代まで 対策に時間がかかる可能性のほうが高いと思います。 だからといってこのまま放置すればいいという問題でもありません。 まずは行動あるのみです。重い腰をあげて動きましょう。 これからを担う、子供達へこの問題を正しく伝える必要があります。 生物の生死を人間のエゴで決め付ける重大な問題を含んでいますので中途半端な説明では駄目です。 絶滅の危機という最悪の事態を避ける手段を考える必要があります。 日本という国で、これからも本来の水辺の姿を伝えるには苦渋の選択を強いられることだと思います。 ブラックバスなどの外来魚問題を通して、少しでも多くの人が身近な水辺環境を見つめ直すことになれば それは今後の大きな力になると信じています。 釣り人の立場から離れて、私が考えたのは上記の四つの案です。 1、一般の人にも外来魚の問題を認知してもらう。 2、フィールドに出て水辺に親しむ。 3、実際に魚を飼育してみる。 4、子供達への啓発。 5、魚や水生昆虫・・・身近な生きものに親しんでもらう。 特に、4番目に重点を置きたいと思います。 魚取りや釣りの楽しさ、飼育など生物に触れてもっと遊んでもらいたいものです。 最後に、「自然に優しく!」とか「自然が大切だ!」と訴える気持ちが強すぎるのか、インターネット上の掲示板等では 極論を述べたり、自然という言葉を使いながらも、相手を罵倒したりする場面が見受けられたりします。 本当に自然を畏れ、自然を守り、自然を育て、自然を愛する人は、自然に対して謙虚な姿勢が求められると思います。 人間も自然の中の一つの種であり、他の生物と共に地球号に乗せてもらっている生物なのですからね。 掲示板等の書込みも謙虚な姿勢が求められると感じます。(^^) 相反する意見にも耳を貸して有意義な討論が進むことを願っています。 また、専門家のコメントにはデータが無いからという言葉をよく耳にするのですが 絶対的な真理ばかりを追い求めて、対策が遅れることがないようにしていただきたいと思います。 BESTじゃなくてもいいのでBETTERの方策を追求する姿勢で望んで欲しいと思います。 長くなりました。気が付いた点やご意見がございましたら、「おさかな掲示板」の方へお願いします。

オオクチバス




<お知らせ>H12.11.26

  大阪近辺にお住まいの方だけへのお知らせになってしまいますがご了承くださいませ。 
京阪電鉄 香里園駅東側に「フレスト香里園」というお店が、H12年11月22日にオープンしました。 
その一階には「寝屋川市立ふれあいプラザ香里」というのが出来ています。 

そこに大きな水槽が3つ(120cm2本、180cm1本)設置されました。 
市民ボランティアが世話を担当して、地元、淀川水系の魚を泳がせています。 
(私もボランティアに誘われたのですが、時間の拘束があり仕事の都合で断念しました。)
入口に近い水槽にはオイカワやフナなどを展示し、中央の大きな水槽には、メダカやタモロコ 
タイリクバラタナゴなどが泳いでいます。 
そして一番奥の水槽には、ブラックバスとブルーギルを展示飼育しています。 
11月19日に寝屋川市打上川治水緑地公園で開催された「エコフェスタ」の時に、
公園内の池で採集したブルーギルの稚魚たちもこの水槽で泳がせています。 
その水槽の後ろの壁には大阪府環境農林水産部水産課の「移植」することは禁止ですと 
啓発しているポスターも貼ってあります。(魚には指名手配犯のようで申し訳ないけど) 

ただのポスターだけなら効果は薄いですけど、こうして魚の泳ぐ姿を見てブラックバスって、 
ブルーギルってどんな魚なんだろと実物を市民が見れるようになったのは格段の進歩だと思います。 
どういう理解をされるかは個人差があるので、なんとも言えませんが興味を持ってくれる人が 
一人でも増えてくれたら嬉しいです。(^^) 
 お近くにお立ちよりの際は、是非覗いてみてくださいね。
「ふれあいプラザ」は10:00〜20:00まで開いています。

私の住んでいる寝屋川市は良くやってくれていると思います。 
行政は何もしないとか批判する声がよく聞こえますけど、市民からの働きかけも重要なことだと思います。 

インターネット上でも各所で討論が活発ですが、討論だけで終わるならば何も変化が生まれません。 
キーワードはMOVE!みんなで少しずつ動きましょう。 
自分の得意な分野で、肩を張らず無理なく出来る範囲で行動できれば何かが変ると信じます。 


<エコフェスタ>H12.11.19

大阪府寝屋川市、打上川治水緑地公園で開催されたエコ・フェスタに参加してきました。 「水辺に親しむ会」に参加していますので展示水槽の魚の説明員&採集担当のスタッフとしての参加です。 ガールスカウトの女の子達や、小学生の男の子などを引き連れて治水公園内の人工池で午前1回、午後1回の魚取り(^^) もんどり(セルビン)、たも網、投網にて採集。もちろん寝屋川市からは調査採集の許可済み。(普段は魚釣り禁止・採集禁止) 魚がたくさん採れた時、子供達の喜んだ顔もたくさん見れたので良かったです。 総数で200匹以上の魚を採り、ミニ水族館を作り展示(先月採集したカムルチーやナマズも展示) 採集に参加した子供達の中で希望者には採った魚をビニール袋に入れて配布。 イベント終了直前には一般の人にも採集した魚を配布しました。 配布魚は、フナ、モツゴが殆ど、あとはコイ、タイリクバラタナゴ、メダカなど少々。 (ブルーギルは配布不可。後日、別の場所で展示) 当日、現地にて採集できた魚と確認した魚、及びエビの名前は以下の通り。 ギンブナ、ヘラブナ、コイ、モツゴ、ブルーギル、ブラックバス、ヨシノボリ、メダカ、 タイリクバラタナゴ、カワムツ、スジエビ、テナガエビ。 投網では、ワーム(ミミズの形をしたルアー)が山のように採集できました。 ブラックバスの数よりワームなどのルアーの数が多いのかもしれませんね。(^^; 鈎も付いてるので子供達が怪我しないように気を使いました(汗 エコ・フェスタには、たくさんの人が見に来てくれてとても有意義な楽しい一日でした。 <大阪府民電子会議室>H14.8.30

「ブラックバス等の外来魚問題〜外来魚の駆除・棲み分けについて〜」に参加していました。 <趣旨> 魚食性のブラックバス等の外来魚が府内で繁殖していることにより、内水面養殖漁業や在来魚種に影響が生じています。 この問題に対応するため、様々な視点からの府民の意見を聴き、有効な手法を検討したいと考えています。 http://www2.pref.osaka.jp/ekaigi/ 途中で世話人が不在になったり、大阪府の意見が聞けなかったりという問題もありましたが、 大阪府が難題であるバス問題を取り上げたのは評価できます。(^^) 発言された方々の意見が活かされることを望みます。
【 参考資料 】 大阪府淡水魚試験場 平成2年11月発行 パンフレット「ブルーギル」 大阪府淡水魚試験場 パンフレット「オオクチバス」 大阪府淡水魚試験場 平成2年11月発行 パンフレット「日本で生息する外国の魚たち」 大阪府淡水魚試験場 パンフレット「淀川の魚類相と生息・分布」 「農林水産業関連の移入種の規制」のページ 改訂新版 バスフィッシングがわかる本 1999年7月30日 第4版発行 つりトップ編集部・編 発行所:(株)学習研究社 川と魚の博物誌 1999年7月19日 初版発行 著者:渡辺昌和 発行所:河出書房新社

【 参考サイト(植物編) 】
自然に優しいとして環境教育などにも取り入れられている「ケナフ」に関して問題提起をされているサイト
のアンチ・ケナフ意思表明マークです。

アンチ・ケナフ意思表明マーク

正確な知識を持たない人が、善意で安易に外来種を拡散してしまう構図があるのは動物でも植物でも問題があると考えます。
メダカの善意の放流と構図が似ていますね。

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