《 ハルマゲドンバスターズ1 》
黄金狂騒曲!
作者:嬉野秋彦
装丁:中島慶章
挿絵:KIRIN
スーパーファンタジー文庫う1-7 1998年9月10日初版/1998年12月10日2刷
ISBN:4-08-613318-0
ザガン。あるいはザガム。マニアックなところを選んでくれるなあ……。っていうくらい、メジャーでない悪魔なのだ。でもまあ、大抵の悪魔リストには載っている。何故なら、ソロモンの七十二霊の一、すなわちソロモン王が壜にいれて封印したと云われる魔神の一柱だから。特徴は作中にある通り、翼を持つ雄牛であり、水を酒に、酒を油に(ってのは、後ろへ行けば行くほど、古代には貴重なものって事だな)、変えることができる。ブランシーあたりでは、狂人なり愚者なりを賢者にする事もできると謳っていますな。でも、ソロモンの七十二霊はもっと大物な奴がごろごろしているんだから、やはりこいつはマイナーなのだ。そんなマイナーな奴を、よくここまで演出したなあ……。
中心的な登場人物も面白い! いざなぎ流でみじんに打っちゃう術師と、美人の守護霊、更に美人の警察のオカルト顧問、エリート風の風貌を備えた情報屋、対するは黒衣の美女に化ける使い魔の黒犬(豹だったらロデムですな)を従える、白衣の贋神父である魔術師。こいつも美男らしい。いやあ、ハマれます。
それにしても、何故か〈女神転生〉を連想しちゃうのは何故であろう(^^; 日本の術師のくせにバロンだククルカン(ケツァルコァトル)だって使役するのがいけないんだろうか(にしても、ほんとにモノホンのそいつらを式に使っているんだとすると、凄すぎやしないか、ゼンの奴)。バロンのイラスト、「ケルベロス」に似た雰囲気あるし(^^;
〈1999/04/23〉