大好評の「マニアックアニメ」、今回は特別企画で「マンガ」について取り上げてみたいと思います。
マンガといっても、過去の名作みたいのは良く取り上げられて評論されているので、私が紹介するまでもないでしょう。ところで皆さんは初めて読んだ漫画って覚えていますか?
私の場合、小学校に入ったときに買ってもらった「小学1年生」の漫画、これが多分初めての出会いだったと思う。その頃ピアノを習い始めて、そこで教室に置いてあった古い「りぼん」「ぶ〜け」などの雑誌と出会い、すぐに自分でこの手の雑誌を買い始めるようになった。私が「りぼん」買って、友達が「なかよし」買って交換したりしてね。余談だけどここの教室には雑誌の他にも「エースをねらえ」「巨人の星」とか古い漫画が置いてあって、ピアノは嫌だけど漫画を読みたいから行く、という本末転倒状態を約10年も続けてしまう位だったよ。
そんなわけで今回は、あえて誰も取り上げずに忘れ去られている、しかしわりと多くの人にとって漫画とのファーストコンタクトであったとおもわれる「学習雑誌」に掲載されていたいくつかの作品を紹介するぞ。一つでも記憶のツボにはまって笑っていただければ光栄です。
これを読んでバレエをはじめた人もきっといるはず、「クラシックバレエ」をテーマに、「まりちゃん」の成長を描く感動巨編。作者は上原きみこ先生。
「まりちゃんシリーズ」と称して何作かあるらしい。全部読んでみたいものだ。
主人公「まりちゃん」の身には、思い付くかぎりのありとあらゆる災難が降りかかる。
ママが死んでいじわるな親戚の家に引き取られたり、トゥシューズに画鋲を入れられたり、美人のライバルにパートナーをとられたあげくに主役の座を奪われたり、実は本当のママは生きていてフランスにいるとか、ライバルと実は姉妹だったり、パートナーが交通事故に遭ったり。
まさにジェットコースター。もう最高!あんまり好きで先生にファンレター出しちゃったくらい(マジ)。
しかもその上、バレエの名作を知ることができてためになる。私は何をかくそう「白鳥の湖」「くるみわり人形」「ジゼル」のストーリーをこの漫画で学んだ。
絵がまた素晴らしい。「一昔まえの少女漫画」という言葉で表現なんてしたくない。大きな瞳のなかに「冷蔵庫」とお星様がキラキラしていて奇麗だった。何回も真似して描いたものだ。
たまに「小学○年生」に「踊るまりちゃん着せ替え人形」とかいって手足が動く紙製の人形(割ピンで止めてある)が付いてくるのも大好きだった。
そしてこれをアニメ化してほしかった。
アイドル歌手もの漫画。
こちらも「ナナちゃんシリーズ」で、「歌ってナナちゃん」とか何作かあるらしい。
「まりちゃん」よりはずいぶん平和。どっちかというと「魔法少女ものアニメ」が入ってる気がする。
ちょっとおてんばな普通の女の子「ナナちゃん」は、実は大人気のアイドル歌手「ナナ」。その事は家族とナナちゃんだけの秘密。でもアイドルだということをみんなに内緒にしているためにドタバタ劇が・・・。お約束で「ナナちゃん」の思い人がアイドルの「ナナ」の大ファンだったりして、なかなかやきもきさせる展開が楽しめる。
これと「クリーミーマミ」に影響されてアイドルごっこに興じたのは、私だけではないはずと信じている。
これは例のピアノ教室にあった古い「小学5年生」(多分)で読んだもの。スポーツ万能で人気者の「姫子」(おじいちゃんと一緒に寺に住んでいる設定)がいろいろなスポーツに挑戦し、ことごとく成功して事件(笑)を解決するお話。当時の雑誌には「読者サロン」みたいのがあって、「姫子がかわいそう」「姫子にあこがれちゃう」「今度は姫子をフィギュアスケートに挑戦させて!」など、熱いレターが載せられていたのを憶えている。
小学生なんだけども巨人軍のピッチャー「巨人くん」が、大人の野球選手相手に大活躍するというお話。作者は内山まもる先生だったと思う。
巨人の選手(中畑さんとか)がバリバリ出演。「巨人くん」は背が低いんで球のでどころが見えなくて打ちにくい、という設定で、他のチームの選手はいい様に翻弄されていた。
はっきり言って、いくら私でもこの漫画だけは当時からおかしいと思っていたよ。
今思い出したのだけど、これと似たような設定の「ミラクルジャイアンツ童夢くん」なんてアニメもちょっと昔にあったね。
このほかにも、たくさんのマンガが載っていたと思う。とりあえず強烈に憶えていて好きだったのが上のマンガたち。高い芸術性や国際的な評価とは無縁かもしれないし、もう一昔前のマンガのように再評価もされてないけど、どうかこのマンガ達の存在を忘れないでほしい。
それから、「このマンガの方が面白かった!」という情報があったらぜひぜひ教えてください。
※「マニアックマンガ」後編では、「りぼん」「なかよし」掲載のマンガを紹介する予定です。