無邪気エッセイ 「さいきん思ったこと2」

 


トラウマソング

小学校の音楽の授業って、なぜか怖い歌を教えてくれるような気がする。
なかでも
「ドナドナ」(市場へ売られる可愛い子牛の歌)
「勇気一つを友にして」(太陽めざして飛んでゆく、ギリシャのイカロス君の物語。)
この2つの曲の子供たちへもたらす恐怖心(大袈裟)はかなり大きなものだと思うのだが、どうか。
「ドナドナ」はまだしも、イカロス君の歌を習った時に誰もが抱く
「こいつアホか?」「それは勇気じゃなくて無謀なのでは?」という感情を、教室内ファシズムで表に出すことがなぜか出来ない、という状況に追い込まれがちなため、さらに恐怖感が募るのである。
しかも授業ってうまく出来ないと何回も同じ歌ばっかり練習するから、妙に耳に残ってしまうんだこれが。

一見明るい曲に思える「グリーン グリーン」(パパと語り合って、丘の上にはララ緑がゆれたりする)も実は10番ぐらいまで歌詞があって、歌詞の中でパパは死んでしまうんだと。
「母さんの歌」も、必要以上に暗くていったい何時代の歌だよ(お父は土間で藁打ち仕事、せめてラジオ聴かせたい)、という感じだし、「待ちぼうけ」もなかなかシュールな曲である。レコード鑑賞ものだとダントツで「魔王」でしょう。
ことさらなプラス思考や「ポジティブシンキング」なるものに対してはどうか、と思う私ですが、
子どもたちの明るい未来のため、とまでは言わないけど、音楽や歌が嫌いになったりしないためにも、こういうことはもっと考えたほうがいいのではないだろうか。

話はそれるが、あるサイトの掲示板で知ったのだけれど、何年か後の小学校の算数では「円周率≒3」で教える事になるそうだ。このことももっと議論されなければならないことのような気がする。

 


あなどれないほのぼの系

つまらないホームページの代表として良くやり玉に挙げられている「家族自慢系ホームページ」、一部ではなんかとんでもないことになっているみたいです。
地元の新聞の特集「家族とは」というような記事で取り上げられていたのは、「家族自慢系ページ」を作る主婦のはなし。
記事の趣旨としては

「密室化する子育てを緩和するツールとしてのインターネット利用」
みたいなものであろうか。要は家族自慢のページを作って、同じ位の子どもがいる人や同じ悩みを持つ人と自慢しあったり語りあったりして密室子育てのストレス解消につなげるらしい。

まあ娘を主人公にしてページを作ってるのだが、すごいことに40歳代の主婦が幼稚園児くらいの娘になったつもりで文章を書いちゃったりするらしい。
例えば家族でディズニーランドへ行った時のことを書いたものは、なんと完成までに1ヶ月、650行2万字、写真30枚の超大作になったそうだ。『ミッキーが、○○の、ほっぺたに、チュウっとしたよ。』なんて感じで。むむむ。
『いつか大きくなったら、彼氏といっしょに、行きたいなぁ』なーんて娘になったつもりで自分で書いちゃって、自分の心が締め付けられちゃったりしてるらしい。なんて素晴らしいイマジネーション!まるでイリュージョン!
こういうのはただの親ばかと思ってましたが、侮れないものだ。
そんなわけで、美少年になって美少年に愛されたいストーリーを妄想する少女達(わ、私も含む!)、負けてられないぞ。妄想くらい我々の専売特許にさせてほしいものだ(ウソ)。

それから、こういう「家族自慢系ホームページ」のリンク集なんかもあって、結構繁盛してるんだそうな。
普段そういう世界と縁が無いので、なかなか興味深い記事でありました。まあ別に害はないしいいか。

と思いましたが、新年早々こういう記事をよんだら「家族とは」とか「少子化」とか考える前に、なんかもうおなか一杯、って感じになってしまいました。ごめんなさい。

 


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