今から10年前のアニメ。テレビ東京系(タツノコプロダクション制作)で放送された。
当時はやっていた「セイントセイヤ」「サムライトルーパー」などの、かっこいい少年、青年のグループがデコラティブな防具をまとって「わざ」で悪と戦う、というジャンルに属する。
「セイントセイヤ」はモチーフがギリシャ・ローマ神話だったが、「シュラト」ではヒンズー教、密教関係。まあ、インドラ、ヴィシュヌ、なんてキャラが出てきたり、防具は「シャクティー」、エネルギーの源は「ソーマ」など。
メインの登場人物は「八部衆」からの由来で設定されていた。
ストーリーは、突然人間界から天空界に転生した主人公 日高 修亜人(シュラト)と親友 黒木 凱(ガイ)がそっちの世界での戦いに巻き込まれる(しかも親友が洗脳されて敵になっている)という感じで、友情あり、恋愛あり、苦悩あり、裏切りありの盛りだくさんな内容。
奥田まつり(銀河英雄伝説 などのキャラデザインをされた方)さんの手による美しいキャラ(男性、女性とも)が素晴らしかった。さらに、その筋の婦女子(笑)をねらって設定したのか男性キャラクター同士の友情の描写がアツイ。ただし、アニメの後半は韓国に発注したらしく、すばらしい作画でファンを泣かせた。「寝るときはハダカ」など、ムダな設定の数々が素晴らしい!もちろん同人誌もかなり販売されていた。
主要キャラで覚えている限りで、関 俊彦、子安武人、水谷優子、山寺宏一、堀内賢雄、林原めぐみ、
飛田展男、松本保典、などなどあまり声優に詳しくない私でも知っているメジャーな方が勢揃いしている。ほとんどアンジェリークの世界とも言う。
放送当時、購入していたアニメ雑誌に載っていた記事で衝撃的だったのが、「某宗教団体からクレームがついて打ち切り?」というもの。かつてそんな噂がたったアニメがあっただろうか?まあ、たしかにタントラ唱えたりとか瞑想したりとかバックに曼荼羅を使ったりとか密教をディフォルメして描いてたけど・・・・
が、突如出現した敵の要塞の形が「リンガ(密教での男性のシンボルだそうです)」だったり、ヌードシーン(しかも男性キャラの)がふんだんにあったり、とかなりヤバい(いや斬新な)アニメであったことは間違いない。
このころ、漫画では「ぼくの地球を守って」など転生ものがはやっていた。雑誌「ムー」の投稿欄を転生少女たちが賑わしていた(らしい)。学校でも自称霊感少女がクラスに何人かいたり。インド、アフリカなどエスニックブームもあった。また某宗教もいろんな所に取り上げられていた。これは違うかもしれないけど「マリック」なんかもいた。まさしくそんな時代にこのアニメは支えられていたのだろう。
下敷きなどのグッズの他、プラモデル、小説、ムック、ビデオ、サントラ、CDヴォーカル集、CDドラマなど多数販売されていた。特に小説、CDドラマはあかほりさとる氏が関わっていて(本編もそうだが)かなりすごい。というか番外編もいいとこって感じ。私もかなり散財させられたものだが、興味が失せたり引っ越しをしたりで紛失してしまった。
10年前、なぜかこのアニメに心を捉えられてしまい「インドに行きたい!」と友人と叫んでいた。
そのころの気持ち、記憶をたぐって作ってみた。
今回このページをつくるにあたって、インターネットで「シュラト」のページがあるか検索してみたところ、
声優さん関係のページしか見当たらなかった。ファンページはないと思ったけど、語ったページもないのは意外だった。(8・25 追加)
と、思っていたところなんとインターネット上に「シュラト」のデータベースを発見!素晴らしい!
かなり詳しいので、興味をもたれた方は行ってみてください。
もし古本屋とか、ビデオ屋の片隅とか、ないと思うが早朝の再放送で「シュラト」を発見したらぜひ見てほしい。そして語ろう!