その手の同人誌が非常に多かったのはいうまでもない。何を隠そう私もアンソロジーなるものをちょっとだけ持っていた。でも親に見つかるのが怖くて捨ててしまった。私は小心者です。
そんなわけで、その手のもの以外で「キャプテン翼」に関係あると思った作品を少し紹介する。
アニパロコミックスに掲載された。当時雑誌で読んですぐ単行本をアニメイトに買いに行くほど心にジャストミートだった。
そのとき見つからなかった1巻をこないだ古本屋で見たんで思わずゲットしてしまったよ。
内容は、基本的に「翼」のキャラクター設定を生かして、特撮戦隊もの仕立てにしたギャグパロディ。
若林司令、三杉参謀のもと「サッカー戦隊けとばしマン」が悪の組織と戦う!といった感じなのだが、各キャラクターのおいしい性格、特徴が3倍位に増幅して描いてあって、笑える。
それから絵柄がかわいくて、個人的にかなり好きです。
「翼」関連というか、同じ作者が描いたもの。
全3巻というところが、ジャンプ恒例の「打ち切り」をしのばせる。今回はテニスを題材に、『翔』という一人の若者の半生を描いた物語(の予定だった)。
・・・私も、妹が古本屋で3冊まとめて買ってこなかったら、きっと読まずに「二番煎じ」とか言ってたと思う。
しかし3冊一気に読み終えたあとに、思わず涙がこぼれてしまった。
前半の印象は「翼」+「巨人の星」のような感じ。元テニス選手の父(ちなみに母はすでに死亡)との、親子の絆もののエッセンスがかなり入っている。
そしてテニスエリート(ちょっち三杉君系)の「宿命のライバル」との出会いなどもあり、今後の展開が期待されるのだが・・・。
3巻に入ってからの、たたみかける怒涛のストーリーはかなりのものである。
父ちゃんがテニス選手に復帰しようとするのはいいが、父ちゃんはホントの父ちゃんじゃなかったとか言い出してアメリカに行ってしまったり(ここ、くやしいがかなり泣かせるシーンである)、ほんとの父さんはあの人だといわれて金持ちの家に引き取られたり、いきなり3年の月日が流れたり、これでは翔君の性格がすさんでしまうのは仕方あるまい、という展開。
ラスト、すさんだ翔くんが小学生の大会で優勝するところで終わるのだが(話の最初では翔君がかなり低年齢だった)、最後のやけくそのようなセリフと地の文が涙を誘わずにはいられない。
これを打ち切るなんてどうかしてるよ!と思ったがこの3巻で完結することによって結果的に作品として面白いものになったのではないか、という気もする。
どこかで見掛けたら、ぜひ一気に読んでみてほしい作品。