パワーアンプのPASSを入れるにあたって、とても高い壁がありました。PASS X350はA級動作アンプのため、アイドリング時でも600Wという、大きな電力を消費します。これまでの庵の電源ではとても持ちそうにありませんでした。取りあえず近所の電気屋さんに、庵に専用電源を引こうと色々と相談をもちかけてみました。ところが、なかなか意向を理解してもらえませんでした。私としては、AV用に独立した配電盤を新たに設置して、家の家電配線とは別にしたかったのです。これをお願いしても、そんな必要は無いとか、それをするには家の配線を全て換えることになるし、作業が困難で割に合わないので、やりたくない!などの答えが返るばかりでした。これでは無理を言って工事をやってもらっても、良いものができそうにありません。AVにとって電源の整備はとても重要な要素があることは、歴3年のひよっこの私でも良く理解していたので、どうせやるならなるべくノイズの混入などを避けて、かつ供給電力を稼げる方法で、しっかりとした、電源工事をやりたいと思いましたので、近所の電気屋さんには失礼でしたけど、お頼みするのは止めにしました。 ここで雑誌やネットなどで以前から気になっていた、AVの専用電源工事をやって頂ける、業者が頭に浮かび、色々ネットで調べてみました。自分の願いにかなった業者さんは、東京の出水電器さんでした。
 工事の内容を見ますと、屋内配線はCV8スケアによる、極太配線と屋外引き込み線は電柱から、新たに引き込み線を張り替えるなど、とても魅力があり、すぐにやってみたくなってきましたので、メールや電話などで即座に問い合わせをしてみました。社長さんに色々と説明を聞くうちに、これなら間違いないだろうと思い、思い切ってやってみることに決めました。
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庵のAV器機達専用の配電盤です
AV用の専用コンセントです


 さてこれらの電源対策工事後の感想です。現在のPASSなどの器機を導入前に以前からあった庵の器機で、色々視聴してみました。結果驚くばかりの成果でした。まずは音ですが、スピーカーにへばり付いていた音が一気に前に出てきました。スピーカーの位置が消えてしまうんです。それと今までと同じ音量で聞こうとしますと、ボリュームの位置を最終的には8dbほど落とさないとならないほど、音量自体上がってしまいました。音質の面では最初少し堅いように思いましたが、エージングがされていくうちにクリアーになり、今まで家では聞けなかった濃い音が出始めてきたのです。また音のスピードが速くなりました。解像度も上がり今まで聞こえていなかった音があきらかに聞こえてくるではないですか。これは想像以上でした。次に映像に関してです。こちらは最初の印象では、パッと明るくなりました。ところがしばらくしますと、逆に見た目では暗くなってきたのです。ちょっと焦りましたが、冷静になり画質調整をやってみたところ、白側の飛びがとても粘るようになっていました。また黒は以前よりも深く落ちています。これが幸いし、白側の調整をあげることができ、前よりも見た目の輝度が上げられ、コントラストも良くなり、とても良い絵になりました。現在PASSを導入していますが、当然電源を整備したうえでの運びとなりましたので、とても良い音を奏でてくれています。当然それなりの費用もかかりましたが、全ての器機が生き返っていく様にはそれだけの価値があったと思います。一つ一つの器機が1段階以上グレードアップされたようです。もしこれだけの器機を全て入れ替えていたら、今回の費用を大きく上回る結果になっていたことと思います。ホントにやって良かったと思っています。