|
大腸の内視鏡とは | ||
|
|||
|
前処置 | ||
|
|||
|
検査の必要な場合は? | ||
|

![]() |
潰瘍性大腸炎について |
潰瘍性大腸炎は、30年くらい前はとても少なかったのですが、最近増加が著しい疾患です。遺伝子や免疫との関係も言われますが、食生活の変化が大きく関係していることは確実と思われます。 特異的な症状は粘液とともに血が混ざって排便の時にでてくることです。下痢や絞るような腹痛を伴うことも多いです。 診断はまず内視鏡をして潰瘍が出来ているかを確認しなければいけません。(粘血便がある時は、ほぼ確実に潰瘍があります) 潰瘍があることを確認したら、細菌による食中毒、原虫(アメーバ、ランブル鞭毛虫など)の感染、サイトメガロウィルスによる感染などを否定する必要があります。 いろいろ検査して、ほかに原因が見つからない時に潰瘍性大腸炎と診断します。 もし、潰瘍性大腸炎であれば、初回には薬(ステロイドホルモンなど)がとてもよく効くことが多いです。 大腸の中の、肛門に近いところ(直腸、S状結腸)が病気にかかることが多いのですが、重症になると上の方に疾患が及んでいくことがあります。 薬が効きにくい時の次の手段として1)白血球除去療法を病院ですることが、最近盛んに行われるようになり、かなり良好な結果が出ています。 2)手術して大腸を全部とるという手段もあります。(これらは病院紹介になります) |

![]() |
検査の習熟ということについて |
料理人でも自動車の技術者でも最初は皆しろうとで仕事も手のろで見ていて歯痒いほどです。医者もそれは同じで、同じ検査でも初心者の医師がする検査は1)見落としがある可能性がある。2)かなり苦しい可能性がある。3)時間がやたらかかる可能性がある。4)場合によると事故につながる可能性が熟練した医師より高い 等々、のことがあります。熟練していない医師の行う検査で苦痛がとりわけ大きいのが大腸の内視鏡検査です。 |

![]() |
検査の手順について |
左を下にして横向きになり、腰と膝を曲げた姿勢(左側臥位)をとります。肛門にゼリーをつけて内視鏡をそっと挿入します。口をあけると力が抜けて入りやすくなります。挿入されているときに腹部に張る感じがしたり膨らむ感じがしたりします。出来るだけ痛くないように内視鏡を操作しますが、もし痛いようなら、「痛い」と言っていただかないと術者のほうは痛いと知らないままに操作を続けてしまいます。空気が入っていきますので、おならをしたくなったら遠慮なくおならをしてもらいます。内視鏡はひとさし指くらいの太さですが、柔らかいし、腸は長くてお腹の中でたるんでいるので、内視鏡もおなかの中でたるんで術者の手の力が伝わりにくくなります。その都度、まっすぐにしてまた入れていきますが、たわんでしまうことがよくあります。その場合に介助者に患者さんのお腹を手で圧迫して内視鏡がたわまないようにしてもらうことがあります。介助者の圧迫は仰向けの姿勢のほうが効きやすいので仰向けになってもらうこともあります。いちばん奥の腸(盲腸)まで到達したら挿入は終了です。(場合によると小腸まで少し挿入して小腸の観察をすることもあります。)ゆっくり空気を送りこんで、腸を膨らませてできるだけ死角がないようにして観察をしながら抜いていきます。観察は入れる時と、抜く時の2回行われます。病変(ポリプや潰瘍、腫瘍、糜燗など)がある場合はその場で生検鉗子を挿入して組織を採取して病理検査(顕微鏡検査)に提出されます。病変の近くの便汁を採取し細菌の培養検査に提出することもあります。 |
