室蘭紹介


霧の室蘭
(撮影日:2002年7月5日)

 

歴史と由来

北海道の南西に位置し、馬蹄の形をした港町。

市町村名の由来は、アイヌ語「モ・ルエラニ」より転訛したもので、「小さな坂道の下りたところ」の意味。

1796(寛政8)年に英船プロビデンス号入港、天然の良港として知られることに。

明治5年、北海道開拓計画の第一歩として函館-森-室蘭-札幌を結ぶ札幌本道の開削のときに、トキカラモイ(現・海岸町)に木造棧橋を築いたのが室蘭港の始まり。
以来、室蘭・森間の定期航路の開設や、岩見沢までの鉄道敷設などで、本州と北海道を結ぶ海陸交通の要衝として発展し、大正11年8月1日に市制が施行されました。

以降、鉄鋼・造船の不況により最盛期(昭和41年)には18万人を超えた人口は、現在は10万人にまで減少する。

人口 102,746人(住民基本台帳 平成14年6月末現在)
面積 80.64ku
開 港 明治5年6月(室蘭海関所設置)
市制施行 大正11年8月1日

 


場所:北海道室蘭市

 

気候

室蘭には、北海道には無いはずの「梅雨」が5月の下旬から8月上旬ころまであります!(断言
この時期は「海霧」が発生し、湿度の高いジメジメとした天候が続くので、観光に来られるならこの時期は外した方が賢明です。
(この“海霧”が発生すると、地球岬の大パノラマどころではありません!観光道路付近では、平気で視界5Mとかになりますからw)

室蘭のはお盆が過ぎてから。ちょうど、イタンキ浜海水浴場がクローズした辺り(8月13日頃)から晴天のつづく夏らしい天候がやって来ます。
夏といっても最高気温が30℃を超える日は年に1度あればすごい事で、去年(2001年)は、壊れて回らなくなった扇風機を買い換えようという意欲すら沸きませんでした。

は比較的過ごしやすい気温&好天が続きます。
長袖は必須ですが、9月・10月は観光に一番適した時期ではないでしょうか。

室蘭はとてもの強い場所、白鳥大橋付近にある巨大な風力発電用のプロペラが一年中ブンブン回ってます。(発電過多で時々抑制してるらしいw)
※初めて上川盆地に囲まれた町・旭川市を訪れたとき、あまりの無風状態に「風が止まった…」(by風の谷のナウシカ …と、とても不安に駆られた経験があります。(笑

は、気温だけで見ると、北海道でも1・2を争うほど暖かい場所。雪も非常に少なく、-10より下がる事はまずありません。
が、風が容赦なく強いので、体感温度はめちゃめちゃ寒い!

そして道路には、積雪の代わりに“氷上競技”で即使用できそうなくらい見事なブラックアイスバーンが作られます。
※どれだけ雪が少ないかと言うと、室蘭では雪が30a積もると交通が麻痺するくらい。(笑
12月・1月はほとんど雪も積もらず、1月下旬から2月にかけて本格的に厳しい寒さがやってきます。

の訪れは早く、3月中旬から気温が0℃まで上がる日も増え、4月は好転に恵まれる日が多くなります。
コンサドーレ札幌の道内初試合が室蘭(入江競技場)で行われるのは、このいち早くやって来る春のおかげです。

極値(資料:室蘭地方気象台)

区分 極値 発生年月日
最高気温 31.1℃ 昭和63.8.3
最低気温 -13.4℃ 昭和36.1.12
日最大降水量 170.0mm 昭和50.11.7
日最大降雪量 47cm 昭和59.4.6
最深積雪 68cm 昭和33.2.13

 

 

夕暮れの測量山
(撮影日:2002年7月21日)

鳴り砂

室蘭市は“鉄の街”として内外に有名ですが、工場や住宅に隣接して大変豊かな海岸があり、しかも貴重で珍しい鳴り砂が確認できるのは全国でもここ室蘭だけです。つまり都市の鳴り砂なのです。

 鳴り砂とは、砂の中の石英という鉱物の結晶が適当に「丸み」があり、粒が「揃って」いて、「きれい」な状態のとき触れ合ってキュッキュッと鳴るのです。
この3つの条件の一つが欠けると絶対鳴らなくなります。全国各地の鳴り砂には、石英が30〜50%も含まれています。
しかしイタンキ浜では僅か7%しか含まれていません。それでも立派に、どこの鳴り砂よりも高音で鳴ります。

工業都市室蘭ですが、環境変化や汚染に極めて敏感な鳴り砂がある、長年自然環境を大切にしてきた街と言えるでしょう。

 

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