カブクワ裏技


このページでは飼育や採集の裏技・豆知識をご紹介します。

・オスは直ぐ採るべからずじゃ!
実はカブトムシのオスは夜の時間帯の早い内にメスがやって来るのを待っています。
ですので、カブトムシのオスが居ても直ぐ採らずに、少し時間を開けてもう1回行くと高確率でメ
スが居ます。
実は一部のクワガタもそうです。
ヒラタクワガタやオオクワガタもメスがやって来るのを待っています。
例えば、小さいヒラタクワガタやオオクワガタのオスが洞(木の穴)に居ても直ぐに採らずに、次
の日に行くとメスと一緒に居ることが多いです。
この方法で2年連続、天然オオクワガタを捕まえました。
ちなみに昨年はオス52mm、メス32mmの極小ペアを採集しました。
ここで大事なのは捕まえたら逃がしておくとまた来年も同じ方法で採集できます。


・最近のカブトムシの幼虫は病気が蔓延?
近頃、外来種のクワガタやカブトムシが沢山売られています。
実はこれらの虫達には日本のカブトムシに有害なウィルス・病原体が付いてることがあります。
当店はカブトムシ専業ショップですので、よく大量死や病気の情報を耳にします。
知人からネットオークションで一般の人から購入したら病気で全滅とかいう例も聞きました。
外来種を飼育したマットや菌床を日本の昆虫に与えないで下さい。
ちゃんと外来種のカスはゴミの日にゴミとして出しましょう!



・梅の木でバナナトラップの巻きじゃ!
その前にバナナトラップとはカブトムシ・クワガタを捕まえるためのワナです。バナナの角砂
糖、焼酎漬けです。
毎年、裏庭の梅の木にこのバナナトラップを仕掛けて遊んでいます。
意外とカブトムシやヒラタクワガタなんかが集まってきます。
ヒラタクワガタのメスなんかは、梅の木の洞(木の穴)に住み着いています。(笑)
話しをまとめると、カブトムシやクワガタがいる木が分からなくてもある程度、的を得た場所にこ
のバナナトラップを仕掛ければカブトムシ・クワガタを採集することが出来ます。

≪虫吉的バナナトラップの作り方≫
1.梅酒のタルビンを用意します。
2.みかんネットにバナナを1本ずつ入れます。
3.まず、ビンの中に芋焼酎を入れます。
4.氷砂糖を入れます。
5.市販の昆虫の蜜を3パックくらい入れます。
6.最後に2のバナナを入れます。
7.フタを密封させて炎天下や高温にさらします。
8.バナナがしんなりしてドロンとするくらいが良いです。
高温暴露時間が少ないとカブトムシ・クワガタはやって来ません。


・クヌギやナラだけを見てはならぬのじゃ!
クワガタやカブトムシを捕まえるのに一般にクヌギやナラだけを見る傾向にあります。
そこに落とし穴があります。
当工房は毎年ノコギリクワガタやヒラタクワガタ、カブトムシもクヌギ・ナラ以外で数千匹捕まえ
ています。
それでは具体的にどんな木で採集しているかというと、カシワの木やアカシアの木、ヤナギの
木で爆集しています。
これらの木は上手く行くと1本で100匹以上採れます。
言葉で言い表すとブドウの実の様に生い茂っています。
あと良く採集しているのはイチジクの木やカキの木、ミカンの木です。
イチジクは特定の時期に樹液を出すものがあります。
柿の木は秋口に果実を落下させます。
この果実にも良くコクワガタ・ヒラタクワガタがいます。
ミカンの木も特定の時期に樹液を出します。
よく洞がある木をほじってみると居ます。
その他にもカブトムシ・クワガタがいる木は沢山有ります。
家族で探してみても面白いですよ!


・産卵木にお湯かけるべからずじゃ!
産卵木を加熱したり電子レンジでチンしますが、これをするとクワガタの産卵数が減ります。
よく雑虫を殺したり殺菌のためとか言いますが、これは間違えです。
実際、私もシイタケ栽培をしておりますが、シイタケの菌は意外と強く、最近の業者さんは専門
でやられておりますので、そこまで雑菌の心配は無いです。
雑虫(肉食のコメツキ)入りの材で産卵セットしてもよほど放置しない限り、そこまで被害はあり
ません。
クワガタはシイタケ等の白色腐朽菌に反応しますので、加熱するかしないかで産卵数は10匹
は変わります。
産卵木も長持ちして良いです。
是非試してみては。


・冬は産卵木を作るのじゃ!
産卵木を作るのは意外と簡単です。
当工房も今は最盛期で作っております。
直径10センチ以下でしたら約1年で出来上がります。
My産卵木で繁殖させるのも意外と面白いです。
それでは作り方のご紹介。

≪虫吉的産卵木の作り方≫
・時期12月から3月くらいまでが限度
・用意する物
市販のナラやクヌギのホダ木(ネットでも販売されています)
市販のシイタケのコマ(ネットでも販売されています)
電動ドリル
市販のシイタケ用ドリルの歯(ネット上でも販売されています)
ハンマー
カセットコンロ
100円鍋
割り箸の先にスポンジを着けた物を用意します。
ロウソク(100円均一のショップで買えます)
寒冷遮

1.まず、電動ドリルでホダ木に穴を開けます。
開け方にコツがあります。
最初に上から縦に15センチ間隔で穴を開けていきます。
次は6.5センチ横に穴を開けますが、その際に最初に開けた穴の位置から7.5センチ下から穴
を開けます。
これを互い違いに打っていきます。
感じ的には以下のようになります。

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2.この穴にシイタケのコマをハンマーで打ち込みます。
この時にコマが余ったら、保存しないでホダ木に多めに打ち込んで下さい。
3.この作業が終わりましたら100円鍋をカセットコンロにかけロウソクを沸騰させます。
沸騰しましたら割り箸の先にスポンジを着けたもので、打ち込んだコマの頭を伏せていきます。
こうすることで、雑菌の防止や虫に食べられるのを防ぎます。
たまに沸騰したロウソクから火が出ますが、あわてずにフタを閉めてください。カセットコンロを
消しても鍋の火は消えません。
これでコマ打ちは終了です。
4.寝かし
コマ打ちが終わりましたら、寝かしに入ります。
ゴールデンウィーク前まで土の上にゴロンと野ざらしにします。
5.ゴールデンウィークになりましたら、今度は直射日光防止のために横伏せから縦伏せに変
え、遮光率60%以上の寒冷遮をかけます。
理屈は直射日光を当てずに水分を補給できる環境であれば良いです。
このまま10月くらいまで置いて置きます。
上手く菌が回れば切り口が黒色になり、この頃にはシイタケが収穫できます。
6.ここまで行ったら2月くらいには産卵木として使えます。

書いていて分かったのですが、クワガタ飼育に魂を込めている人しか作れないような?


・持っているライトで収穫は変わるのじゃ!
数十年と採集をしていると分かったのですが、ある波長の光にカブトムシやクワガタは非常に
反応します。
木の高いところにカブトムシやクワガタがいて、光をてらした途端に居なくなるといった事を経
験した人は多いと思います。
が、ある波長のライトを使うと勝手にライトめがけて飛んできます。
私が得意としている戦術をお教えします。
まず、1から3人くらいで木の高いところに居るカブトムシやクワガタをライトでロックオンします。
次にロッド(長い棒)で突付きます。
すると勝手にライトめがけて落ちてきます。
色々、ライトを試してみましたが、直列式ライトのほうが結果が良いです。燃費は悪いです
が・・・


・オオクワガタに温度管理は不要なのじゃ!
下の写真は一見、死んでいるオオクワガタのメスの様に見えますが、実は冬眠中のメスです。
冬場に過温しないでいると勝手に越冬状態になります。
こうするとエサも食べないし、元気になるし、管理も楽と3拍子そろった飼育ができます。
生きているか死んでいるかは、ツメの先を触ってみて下さい。
指に引っかかる感触があれば元気に越冬しています。
良く考えてみると自然界では当たり前に行われている行為ですが。




・材割り採集だけが天然幼虫採集法ではないのじゃ!
天然クワガタの幼虫を採集のに、よく朽木割りや材割り採集をしますが、これをやったらクワガ
タの繁殖場所が減ってしまい環境保護の観点から見るとあまり良くありません。
当工房は天然幼虫を採集するのにマット・ホダ木トラップというのをしております。
是非、クワガタやカブトムシ好きの人には真似してもらいたいです。
やり方は以下のとおりです。

≪虫吉式マット・朽木トラップの作り方≫
・用意する物
黒いゴミ袋
マット20から50リットル
朽木(産卵木)10本くらい

まず、半日くらいホダ木(産卵木)を水に浸します。
これが終わったらゴミ袋にマットとこのホダ木を入れます。
これをカブトムシ・クワガタの居る森の人目が付かない木陰に仕掛けます。
ゴミ袋の口は縛らずに、水が入らない様に横たえます。
夏が終わる頃にはカブトムシ・クワガタが沢山産卵しています。
今年は庭の車庫の脇に仕掛けましたが、カブトムシの幼虫が100匹くらい、コクワガタ30匹、ヒ
ラタクワガタ15匹、ノコギリクワガタ10匹を捕まえました。
場所によっては特殊なクワガタも採集できると思います。
本当にこんなので貴重な天然幼虫が採集できます。


・竹山でクワガタ採集じゃ!
これもまた、超裏技採集方法です。
竹の仲間でマダケという種類の竹があります。
この竹の蜜にクワガタがやって来ます
具体的にはこの竹の根にナタやノコギリで傷を付けます。
上手く行くと数日後に傷口から甘酸っぱい蜜が出始めます。
これにクワガタが寄ってきます。
私がここ玄海地区で爆集しているのは、コクワガタやヒラタクワガタなど地上徘徊性の強いク
ワガタです。
たまに、北部九州ではレアなミヤマクワガタが採集できます。


・逃げたクワガタ焦るべからずじゃ!
おそらく皆様もおありでしょうが、大切なクワガタが部屋の中で逃げた!という事は有ると思い
ます。
そんな時は焦らずに部屋の中で床に置いている物を全て床から上げます。
そしたら、マットを入れた袋を床の上に数箇所置きます。
逃げたクワガタは、ほぼ確実にこのマットの下や中に入りますので毎日確認してください。
ヒラタクワガタやオオクワガタの仲間は効果覿面です。
オスメス問わずに利きます。


・泣きっ面に水なのじゃ!
私もよくあるのですか、クワガタに挟まれて泣くような思いをしたこと有りませんか?
私も昔は外来種のクワガタの繁殖もしており、ミンダナオヒラタに噛み付かれてツメに穴を開け
られたことあります。
恥ずかしながら男泣きしてしまいました(笑)
こんな時は予めバケツに綺麗な水を汲んで用意しておいて下さい。
噛み付かれたら直ぐにクワガタごと水に完全に漬け込んでください。
苦しいのかしばらくすると放してくれます。
綺麗な水でないと傷口にばい菌が入りますので注意してください。
特にお子さんがクワガタに触るときは用意してあげてください。


・オオクワガタは日本一の長寿クワガタ!
日本のカブトムシ・クワガタの仲間ではオオクワガタが一番長生きします。
私の手元にも今年で5年目のオオクワガタがいます。
なんと!寿命が長い血統というものが存在します。
オオクワガタはその他に高温や低温に強いとか他の昆虫に見られない強さを持っています。
基本的にエサさえ与えていれば3年くらいは生きます。
ペットとして家族の一員として可愛がって下さい。


・シイタケのホダ木で天然幼虫の採集なのじゃ!
最近ではホームセンターでもコマ打ち済みのシイタケのホダ木が販売されています。
こんなの売ってない!という場合はネットでも購入できます。
秋から春には新鮮なシイタケが収穫できます。
2年くらいするとホダ木もいかれて、シイタケが出なくなります。
山間などではこれにカブトムシ・コクワガタがたくさん産卵しに来ます。
これを地面に伏せておくとヒラタクワガタやノコギリクワガタなんかの幼虫も採集できます。
1度で2度美味しいシイタケ栽培はいかがでしょうか?


・東南アジアのカブトムシはこれでいいのじゃ!
良くご質問があるのですが、コーカサスオオカブトムシなどのカブトムシの繁殖が上手く行かな
いというご質問を頂きます。
当工房では日本のカブトムシの幼虫の飼育カスを使っています。
日本のカブトムシの分解力は南米等のカブトムシより数段と優れています。
市販の未熟なマットを使った場合、コーカサスなどは発酵する際の熱で卵が死んでしまいま
す。
日本のカブトムシは未熟なマットでも深く発酵させ分解する能力があります。
私はカブトムシ牧場の食べカス腐葉土で70から100匹の幼虫を採っています。
参考にしてみてはいかがでしょうか?


・冬で寒くても外国産の昆虫は飼育できるのじゃ!
よく、「冬だから寒くて外国産のカブトムシ・クワガタは死んでしまうから飼育できない。。。」とい
うご意見頂きます。
確かに寒いと死んでしまいます。が、最近はペット用の「薄型パネルヒーター」がホームセンタ
ーやペットショップで売られています。
これさえあれば、冬でも飼育できます。
さらにこれを使用しながら、ケースとフタの間に「新聞紙」を挟んで上げれば保温性が上がり、
外国のカブトムシやクワガタも快適に過ごせると思います。
この時にケース内に多めのマットを入れてあげると、更に保温効率が上がります。
パネルヒーターは本当に手軽に手に入りますので、是非、実践してみてください。
外国のカブトムシやクワガタは日本の物より寿命が長いものが多いので、ペットとして家族の
一員としてかわいがって下さい。


・Googleマップを利用するのじゃ!
今日もこのGoogleマップを利用した朽木拾い採集に出かけました。
どんな風に利用するかといったら、インターネットのGoogleマップでクワガタがいそうな山を見つ
けます。
そしたら、マップを詳細にすると地図の等高線が見れます。
地図の見方に慣れてくると渓流や谷が手に取るように分かります。
例えば「>>」と言った様な等高線でしたら右から左への谷や渓流といった感じです。
ですので、現場に行かなくても倒木や流木の集まるところが分かります。
これを把握して採集に行くと、短時間で沢山のクワガタを捕まえることが出来ます。
持ち帰った流木や倒木をマイナスドライバー等で割っていくと、クワガタの成虫や幼虫が出てき
ます。
意外と楽しいです。


・菌床飼育の死亡率を下げるのじゃ!
よくクワガタ愛好家やマニアの間で「幼虫が菌床に巻かれて死んだやー」というのを聞きます。
これの解決策として以下の様に飼育してみてください。

1.購入した菌糸ビンは直ぐに使用せず、5日くらい飼育温度でならして使用して下さい。
2.購入した菌床ブロックは3日くらい寝かして、容器に詰めてください。
3.容器に詰めた菌床は飼育温度で7日くらいならして使用して下さい。
4.小さい幼虫を菌糸ビンに入れる時はドライバーなどで容器の底まで穴を開けて、幼虫を投入
してください。
上記のようにゆとりを持った飼育をすれば、クワガタさん達も死なずに済みます。


・水を入れる勇気が必要なのじゃ!
よくブリーダーさんたちは温室を使って飼育しています。
良い菌床と呼ばれるものになればなるほど、冬場は乾燥しすぎます。
良く耳にするのは、「乾燥し過ぎて菌糸ビンがパサパサになって駄目になる」と言うことをです。
ずばり解決策は「水を入れること」です。
自然界では雨が降って定期的に水分補給されたホダ木の中でクワガタは育ちます。
菌糸ビンにも水を入れても不思議なことではありません。


・カブトムシに産卵木を使うのじゃ!
日本のカブトムシは黒く発酵した昆虫マットに「産卵木」を埋めてあげると、産卵効率が物凄く
上がります。
幼虫もその産卵木を食べて大きく育ちます。
実はここだけの話し、コーカサスオオカブトムシやアトラスオオカブトムシも「産卵木」を使うとよ
く産卵します。
ちょっと1年位前に某テレビ局の番組でネプチューンオオカブトムシやヘラクレスオオカブトムシ
の仲間も朽木の腐朽土に棲息していると言うことを知り、「産卵木」を入れて飼育したところ、
物凄く産卵しました。
やはりカブトムシにも産卵木を使うことです!


・ちょっと真面目な話しなのじゃ!
日本のカブトムシ・クワガタのここ数年の減少は乱獲によるものではありません。
私もここ玄海地区で35年間、カブトムシ・クワガタを採集してきました。
昔と今で確実に異なること、それは「開発」と「竹による森林の侵食」です。
私は竹林の深刻さに3年前に気付きました。
そこで、私の先祖から引き継いだ竹林を全て竹伐し、「カブトムシ牧場+植樹」、「カブトムシの
」を作ることを誓いました。
豊かな自然環境をここだけでも未来へと。


・カブトムシの大きさや形は完全遺伝ではないのじゃ!
よくマニ屋やマニア業者は形や大きさを遺伝の条件として高く販売しています。
私は疑問を感じています。
遺伝要因と相対して環境要因という物がありますが、こちらの方に形や大きさは影響されま
す。
5年間に及ぶヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタの遺伝実験で判明しました。
何を隠そう遺伝と環境要因を語っている私が一卵性双生児だからです。
弟と私、10-30歳に行ってきたスポーツ等の肉体改造の影響で10キロも体重が違い、手首や
骨格が全く別物で、双子には見られません。
これが何より遺伝要因より絶対的な環境要因の証明です!
騙される前に良く考えてみてください。


・誰にでもできる改造人間で超人採集なのじゃ!
実は私、半年前からルテイン、アントシアニン、βカロチン等のポリフェノールのサプリメント
を強化して飲んでいます。
これらを飲むとどうなるか?
それは夜間視力の増強です。
効果は抜群です!
夜間、採集に行くと採れる採れるバカみたいに採れるんです。
夜間の6メートル上のチビコクワのメスでも見えるんです。
それを突き落としてもスローモーションの様に落ちていくコクワガタが見えて採れるんです。
面白い様に見えるんです!
昨年では有り得ない収穫があります。
シーズン間近、皆様もお早めの改造を!


・菌床トラップで天然オオクワガタ採集なのじゃ!
先週仕入れた菌床ブロックを温度が低いからと外に置いていました。
そしたらほんの3日あまりで、菌床ブロックの中にコクワガタやヒラタクワガタのメスが産卵しよ
うと誘引されてもぐり込んでいました。
これを上手く利用してトラップを作ったら簡単にクワガタの天然幼虫が採集できるはずです。
もしかしたら天然オオクワガタの幼虫も採集できるかもしれません。
興味のある方は是非試してみてください。


・キズ付いた幼虫、あきらめるべからずじゃ!
クワガタやカブトムシも生き物だけあって、大怪我や病気があります。
例えば、興奮して自分で自分のお腹を傷付けたり、飼育容器をかじってキバが折れたりしま
す。
こうなってしまったら、多くの人は飼育をあきらめてしまいます。
さて、このような幼虫はどうなるか?5年にも及ぶ遺伝の実験で詳細が判明しましたので書き
込んでおきます。
・幼虫のキバ折れ→死にません!成虫になると折れた方のキバが短くなります。
・幼虫の脚の欠損→死にません!成虫になると欠損した脚が短くなります。
・幼虫のキズ→死にません!成虫になると治ります。
・幼虫の頭蓋骨陥没→死にません!成虫になると薄くキズが残る程度です。
以上、幼虫時のキズや致命的な怪我があっても関係なく成虫になります。
カブトムシ・クワガタは非常に強く出来ています。
幼虫から成虫になる時、カブトムシ・クワガタは体の成分を全て「液状化(液体にすること)」さ
せます。
その際にキズ付いた体を必要最小限に再生させる能力があります。
ですので、キズ付いたカブトムシ・クワガタの幼虫を見捨てずに最後までペットとして育ててあ
げて下さい。
私からのお願いです。


・カブトムシ・クワガタをペットとしていたわるのじゃ!
よくマニ屋やマニア業者が幼虫飼育の際に菌床の固詰めや添加物の過剰投与でキバが太く
てゴツイのが出てくるとか言いますが、私から言わせて頂くと「残酷」の一言です。
よく考えてみて下さい!こんなのでゴツイ物が出てくるなら、もっと硬い朽木を食べている自然
のクワガタは全部ゴツク育つはずです。自然界ではカチカチの朽木にしかクワガタはいません
ので。
こんなことは子供でも分かります。騙されないで下さい。
こんな事をしたら死亡率が激増してペット飼育の範囲を超えてしまいます。
死亡率の増えるメカニズムを書き込んでおきます。
ゴツイのを出そうとしている愛好家必見です。
ビンの中に菌床を固く詰めると、菌床も生き物ですので単位体積当りの酸素の消費量が大きく
なります。また、有機物を酸化する段階で水が発生します。
この酸素要求量が上がり、水分が多くなると幼虫が酸欠を起こします。
添加物を過剰投与しますとキノコが活性しすぎ、上記と同じで極度の酸欠状態になります。簡
単に考えると「赤潮」と同じです。
この状態にすると頭が小さくなり、キバが細くなります。
ゴツくてカッコいいクワガタの作出法を書き込んでおきます。

@幼虫が入れれる状態の菌糸ビンで、幼虫を入れない状態で半年以上持つ物を選んで下さ
い。
この品質の菌糸ビンは絶対酸素量を満たせます。

Aキノコ狩りを趣味にして下さい。
これを極めると「目からウロコ」です。
カッコ良く育たないメカニズムの根本が分かります。
これに気付くまで私も5年かかりました。
取ったキノコはちゃんとインストラクターに識別してもらって下さい。
毒キノコの場合、大変ですので。

B添加剤の過剰投与で、カブトムシ・クワガタさん達は苦しみもがいています。
分かりやすく言うと、小麦粉を入れた水ではヤマメ(清流の魚の名)は生きていけません。
カブトムシ・クワガタさん達も同じです。

@からBを満たせば、死亡率は激減し、カブトムシ・クワガタさん達も喜んで大きくなり、物凄く
カッコ良く育ちます。

ウソと思われるのであれば、論より証拠と言うことで、私のクワガタを見てください。
ノコギリクワガタは平均で64mmで大湾曲水牛だらけ、ヒラタクワガタは平均64mm以上で小
判みたいのばかり、オオクワガタなんかもみんなアルキデスオオヒラタみたいになっています。



・飼育用品をケチるべからずじゃ!カーツ!
私も以前そうでしたが、小さい幼虫を小さな容器に入れて飼育していました。
最初に小さな容器のエサを食べさせると、エサ交換の回数が多くなり、成長のサイクルタイム
が大きくズレてしまい、大きく育ちません。
虫吉式飼育法はこのサイクルタイムに四季を持たせ効率よく安全に成虫にさせています。
私は事業主でやっていますので細かいサイクルタイムの調整をしておりますが、一般の人には
難しいと思います。
しかし、私はそんな悩めるお客様を見捨てたりはしません。
極上個体作出法を網羅します。
ヘタなマニア雑誌より役に立ちます。

@先に述べたように自分の飼育スペースの温度で、幼虫を入れない状態で半年以上持つ菌
糸ビンを探し当てて下さい。
どうしても。。。と言われる場合は当店の菌糸ビンを使ってみて下さい。

Aエサはケチらずに、60mm以上になるクワガタは最初の菌床に1リットル位の物を使ってくだ
さい。

Bエサ交換は最小限にして下さい。
当店ではエサ交換1回でオオクワガタ75mm以上を誕生させています。
ヒラタクワガタやノコギリクワガタなんかはエサ交換無しで65から70mm乱発です。
ウソと思われるようでしたら、「道の駅むなかた」「あんずの里」で秋口から春にかけて幼虫
販売しますので騙されたと思って飼育してみて下さい。
バカみたいにデカイのしか生まれて来ないと思います。

Cカブトムシ・クワガタの大きく育つ環境を「清流」と見立てて下さい。
添加剤の過剰投与で汚染させると大きくなりません。

以上であなたのクワガタ・カブトムシは5mm大きくなります。



・赤カブトムシは弱くないのじゃ!
接客をして対面販売をしていると、赤い色のカブトムシや赤い色のノコギリクワガタは「赤やけ
ん早く死ぬ。やめときっ!」という言葉をよく耳にします。
実際問題どうなんでしょう?
と言うことで、バカ正直に天然カブトムシ・クワガタを相手に飼育実験してみました。
結果を言うと、赤も黒も同じ様な寿命で10月から12月まで生きました。
それにしても、本気でちゃんと飼育すると12月まで生きたことにビックリしました。
最近は昆虫ゼリーの品質の向上で本当に昆虫が長生きします。
ですので、カブトムシ・クワガタの寿命を秋までと決め付けずに最期までちゃんとペットとして可
愛がってやって下さい。
私からのお願いです。

ちなみにこの色の違いはメンデルの遺伝の法則で、ある頻度の高い確率で割り当てられてい
ます。


・昆虫ゼリーの選び方なのじゃ!
先のコラムにも述べましたが、最近の昆虫ゼリーは品質が良いです。
が、選び方を間違えると大事なカブトムシ・クワガタムシさん達の寿命が縮んでしまいます。
昆虫ゼリーは大きく分けて果汁や樹液などを加えた「糖分、ミネラル強化型タイプ」とたんぱく
質や乳製品などを加えた「たんぱく質強化型タイプ」があります。
価格的には前者(以降、ミネラルゼリー)が安くて、後者(以降、高タンパクゼリー)のほうが若
干高いです。
高タンパクゼリーは産卵中のメスや天然メスに効果があります。
が、高タンパクゼリーは腐りやすい短所があります。
ですので、新品成虫(羽化して直ぐの成虫)に与えると食べ始める前に腐ってしまい、腐って食
べれない状態となります。
このまま放置していると、せっかく育てたカブトムシ・クワガタムシさん達が餓死してしまいます。
ですので、新品成虫にはミネラルゼリーを与えたほうが安全です。
あと、カブトムシ・クワガタは1週間に20gから60g近くの昆虫ゼリーを食べます。
あまり食べないゼリーはあなたのカブトムシ・クワガタに合っていない可能性があります。
早急に見直してあげないと本当に寿命が短くなります。
新品成虫のエサ換えも最低でも1週間に1回は行いましょう。


・森林面積を増やして大型個体を捕まえるのじゃ!
今現在のインターネット環境は優れているもので各県の森林や緑地面積の状況も分かりま
す。
よくインターネットで、私の住んでいる福岡県ではありえない大きさのクワガタがずらり販売され
ています。
そういう都道府県の森林面積を調べてみるとやはり森林面積も大きいことが分かります。
逆にこういう考え方もできます。
クワガタが大きい都道府県は豊かな山林、豊かな森林環境があると。
カブトムシ・クワガタの大きさで自然環境の豊かさも分かります。

参考文献:国土地理院:植性図





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