Hipgnosis
(ヒプノシス)-1-

Top その他の作者も見る


最も有名な アルバムカバーデザイナーと言うことになると、 数々の名盤を手がけているヒプノシスでしょうね。 ヒプノシスって言うのは、翻訳すると「催眠状態」となりますが、 我々は彼らの意図する通り、「ヒプノシスのジャケット=名盤」という 催眠術にかかってしまいます(笑)。

ヒプノシスと言うのは、 デザイナー集団だそうですが、 その素性は不明だそうです。インターネットで検索しても、 催眠術師とか、催眠療法ばっかり引っかかって探せませんでした。 (探し方が悪かっただけでした。一杯出てきます。2001/10/10)

ヒプノシスは、非現実的な加工をくわえた被写体を、 写真に収めることで現実味を持たせるという 独自の手法をよく用いています。 この手法は、ジャケットを見る人に、なんとも言えない違和感と そこから発生する思考を促します。 また、同様の効果を狙って、写真に妙な加工を加えることもあります。 イラスト・絵を用いた作品もありますが、 やはり写真を使ったジャケットの方が印象的です。

昔のジョー・エリオットのインタビューによると、 ヒプノシスへデザインを 依頼するときは、アルバムタイトル のみを伝えて、後はヒプノシス側がそこから連想する絵をデザインしていくそうです。 ジョーは、その結果が「High'N'Dry」なのだ といってお怒りでした。 すべてがそのやり方かどうかは分かりませんが、「Difficult To Cure」などは タイトルそのままですし、中にはミュージシャンの意向とは違うものになってしまう こともあったのでしょう。

このおじさんだれ?Aubrey Powell 松任谷由美のアルバムも手がけてるんだって。他にもおもろい話しが.。。。Zepの依頼のし方っていい加減なのね。 このおじさんストーム・ソーガスンと並ぶ中心人物でした。
デザイン工房ヒプノシスでは、もうちょと 詳しい情報が得られる。
Storm Thorgersonのオフィシャルページでは、 ヒプノシス時代も含めた、ほぼ全ての作品が紹介されています。





Pink Floyd
Atom Heart Mother (1970) 
Design, Photography, 
Cover Design  
出ました超有名どころでしょう。ピンク・フロイド名盤ですね。 良く言われることですが、邦題「原子心母」の センスも冴え渡っています。
何ゆえこのタイトルからこのジャケットになるのか 分かりかねますが、Mother=乳牛と 言うことになるのでしょうね。ちなみに、僕は所有していないのでアルバムの コンセプトなどは分かりません。
振りかえった牛をお尻からとった構図といい、 緑が美しい牧草と空の割合といい素晴らしい写真です。 ロゴにも気品があります。(10点)
(購入: 「原子心母」紙ジャケデジタルリマスター、安い輸入盤ならAtom Heart Mother - Remaster)


Pink Floyd  
Wish You Were Here (1975) 
Design, Photography  
これも、ピンク・フロイドの有名なジャケットです。 どこかで読んだ話ですが、”港の倉庫街で、燃えるマネキンと 握手する”の図だそうです。つまり、マネキンに服を着せて 本当に火をつけたらしいです。今なら、CG使ったりするのでしょうか。 きっと、撮影時には、このモデルの方(向かって左側の人)はわけが わからなかったでしょうね。
強烈な物語性を感じますが、何を表現しているのか分かりません。 ただ、このタイトルとジャケットから とても切ない感情がわいてくるのは私だけでしょうか? ちなみに、邦題は「あなたがここにいて欲しい」でしたね。 (9点)
(購入: 「炎〜あなたがここにいてほしい」、安い輸入盤ならWish You Were Here - 25th Anniversary Edition)





Pink Floyd
Ummagumma (1969)
Design, Photography 
Ummagummaの意味が良く分からないので要調査。 こちらのアルバムジャケットは、 メンバーの写真を使用した、何の変哲もない ものです。 (フロントの人物が誰なのかも調査。) しかし、よく見ると、このジャケット写真が入れ子構造 になっていることに気が付きます。左側の額縁の中の写真のことです。 この画像では、4段階くらいまで確認できますね。
ところで、どうやって製作したのでしょうか? 入れ子の回数だけ本当に写真を撮るか、 額縁の中を合成写真でつくるか いずれかの方法しかないと思うのですが。(7点)
(購入:ウマグマ 紙ジャケデジタルリマスター、 安い輸入盤ならUmmagumma (remaster) )



Pink Floyd
Animals (1977)
Photography 
タイトルを直訳すれば、「動物たち」という意味になりますが、 どういうわけか、動物とは対極に位置するような工場の絵が 描かれています。 しかし、 よーく見ると、左の2本の煙突の間に、ブタの気球が 浮かんでいる事を発見することができます。 この絵が具体的にどういう意味を持っているのかは分かりませんが、 工業化社会による環境破壊動物たちの関係を示唆しているのでしょうか?
巨大な4本の煙突を備えた工場を、大胆に中央に配置することで、 圧倒的な迫力を与えることに成功しており、 煙突から吐き出される大量の煙は、警告を発しているかのようです。 (7点)
(購入:ウマグマ 紙ジャケデジタルリマスター、 安い輸入盤ならUmmagumma (remaster) )





Pink Floyd
Dark Side of the Moon (1973)
Design, Photography 
これはピンク・フロイドのアルバムで は、最も有名なアルバムでしょう。 最長チャート・インを記録したモンスター・アルバムとしてギネスブックに 載っていたはずです。
このジャケットは、黒をバックに、美しいプリズムが中央に描かれて いるだけで、それ以外に特筆するべきところは有りません。 このシンプルさが逆に印象的で、多くの人々を惹きつける のかもしれませんが、僕的にはもの足りません。 (6点)






Led Zeppelin
Houses of the Holy (1973)
Design, Photography 
Led Zeppelinの5枚目のスタジオアルバム。 美しく、神秘的な 絵ですね。 「生まれたままの姿で、聖なる館へ集う金髪少女たち」の図ですが、 これはほんとに、素晴らしいと思います。 たしか発売当初は、この裸の女の子の絵が猥褻だ とか言う理由で、 物議を醸したんですよね。
目に優しい赤色の空、苔生した岩からなる建造物、 薄ピンクにきらめく少女たちの肌の色、すべての要素が、が神秘的な世界を 実現するべく調和しています。 そして、左斜め上方に頂点を配置した構図も、 これしかないって感じです。(10点)


Brand X
Livestock (1977) 
Design, Photography  
Brand X は今や”ポップス界のキューピーさん”の異名を取る フィル・コリンズが ドラマーだったジャズロックバンドです。
セピアがかった全体の色使いがいいです。 ロゴの形・色使い、配置も適切です。そして、 空間にぽっかり空いた車のドア。。。変ですねェ。 「どこでもドア」みたいです。 ハイヒールを履いている足は、 これ男の足じゃないですか?
(8点)


The Aynsley Dunbar...  
Doctor Dunbar's Prescription 
(1969) Design, Photography  
名ドラマーアインズレー・ダンバー がリーダーのブルーズロックバンドの名盤です。 これは、メンバーショット(?) 写真を加工してますね。 今なら、フォトショップなどを使えば 素人でも出来るエフェクトでしょう。
全体をブラウン調に 統一することで、あまり奇抜にならないようにまとめていますね。水色の枠線が 意表を突いてセンシブルです。(7点)




Montrose  
Jump on It (1976)
Design, Cover Design
これを、性欲むき出しな アルバムジャケット だと思うのは、僕だけだろうか? タイトルを訳すと「そこに飛び込め!」 ですよね。絵のほうも、水着を着用した女性の股間ドアップになってます。 ほんとにストレートですね。 まさか、男じゃないよなぁこれ。 ヒプノシスらしからぬ、おばか度に 乾杯です。
次に出てくる、サミー・ヘイガーはこのアルバムでの、 ヒプノシスのおばか度を気に入った結果、ソロアルバムで起用することにしたの だとか。。。(嘘) (4点)



Sammy Hagar  
Sammy Hagar (The "Red" Album) 
(1977) Design, Photography, 
Original Sleeve Design  
かーっ。これは物語性のある、 奥深げでカッコイイジャケットですねェ。 バックの町並みも通行人の洋服も、全て赤に統一されています。 ホンとにこんな町があるのかどうかは疑問ですけど。 撮影用にビルを赤く塗ったのか、写真 を加工したのか どっちなんでしょう?
大胆な車の構図 と後ろの町並みの構成がいいですね。車から降りたサミーも程よいサイズ で捕らえられており、バックの絵にうまく溶け込んでいます。 白抜きのロゴもセンス抜群です。 (10点)






Black Sabbath  
Never Say Die! (1978) 
Cover Design  
これも、妙にインパクトの強いジャケットです。ドンより曇った 英国の空をバックに、 モグラとも宇宙人とも思えるマスクをつけ、 MA−1を着用した戦闘機乗りが二人。
人間としての顔が一切見えないところがなんとも不気味ですね。 曇った空とは対称的に、原色の飛行帽が鮮やかです。バックの戦闘機はイギリス空軍 機だと思いますが、なんと言う 飛行機なのでしょうか?そういえば、あるサイトでは、 赤レンジャー 黄レンジャーと呼んでました。(9点)

Black Sabbath
Technical Ecstasy (1976) 
Design  
これはヒプノシスには珍しい、はっきりイラスト とわかるジャケットです。 テクニカルエクスタシー というタイトルにぴったりの絵になってます。
赤色の丸みを帯びた方が女性で、 向かって右の角張ったヤツが男性なのでしょう。 お互いにエクスタシー光線を出し合ってます。 ブラック・サバスに似合わないジャケットだけど、 逆に聴いてみたくなる。 (7点)






Rainbow  
Difficult to Cure (1981)
 Cover Design  
このジャケットは、タイトルをストレートに 表した絵になっています。 今まさに、難しい手術 に取りかかろうとする医師団。右側で 腕組した医師の様子から、それが良く伝わってきます。 構図的には、人の並べ方が上手いですよね。 裏ジャケットには、驚いた顔の看護婦さんの絵が 載っています。
それにしても、部屋に飾って嬉しくなるようなジャケットではないです。 今思うと、Rainbowのアルバムカバーで 一貫性があったのは、1stから3rdまでですね。 (5点)






Michael Schenker Group  
Michael Schenker Group/M.S.G.... 
(1997) Design, Photography  
お次はMSGの1stアルバム。 このアルバムはセルフタイトル なので、タイトルから連想できるデザインには なっていないはずです。
歯医者の椅子に座ったマイケルの体には、 たくさんの電極がセットされております。 この電極は、ある分析装置に接続されており、 彼の体を生化学的に分析しているの図みたいです。 分析理由が、マイケルの奇行癖解明のためなのか、 「神」と呼ばれる彼のギタリストとしての能力解明の ためなのかは不明です。
いずれにしても、マイケルが普通じゃないやつだという 強い印象を与えることには成功していますね。(5点)





UFO  
Force It (1975) 
Cover Design  
マイケルつながりでもう一つ。こちらもタイトルを 素直に表した絵になっていますね。無理やり 風呂場で…の図です。
それにしても、 凄い部屋です。所狭しと置かれたステンレス製品 と白いタイル張り。まるでTOTOのショールーム かなにかのようです。そしてこれ、向かって左側の 髪の長い方がで、 右側がなのです。 もうわけがわかりません。
(7点)

Scorpions  
Lovedrive (1979)
 Cover Design  
あー。スコーピオンズと言えば、 ちょっとエッチな ジャケットが大好きなバンドですよね。 これもおっぱいぽろんです。
シチュエーション的には、タイトル「Lovedrive」を表現している ようですが、元仮面ライダーの 藤岡弘が、外人女にねばねば 光線を発するの図はおそらく、「男の欲望」みたいなものを表現しているのでしょう。 デザイン的には、地味つまらないジャケットです。(4点)


その他の作品