Chris Tsangarides(クリス・タンガリーディズ)

1.ブリティッシュ・メタルの重鎮              

今回取り上げるのは、ブリティッシュ・メタル精神性と音象 を理解している(とおもわれる)数少ないプロデューサー、Chris Tsangarides(クリス・タンガリーディズ)です。 彼は、70年代〜80年代にかけて、ブリティッシュHMの歴史に名前を残す、 数多くの名盤を手がけています。 そしてこのプロデューサーの偉大なところは、アーチストの転機 となる重要な作品を数多く手がけている点です。

2.NWOBHMで売れっ子になる。                  

では、ネットでみつけた情報を元に、彼のプロフィールを紹介してみましょう。

もともと、エンジニアになりたかった彼は、友人の紹介で1975年にロンドンにある モーガン・スタジオのアシスタントとなりました。 その後ジューダス・プリースト「Sad Wings Of Destiny」(76) アルバムのアシスタント(Engineer)として仕事をし、1979年にはゲイリー・ムーアー「Back On The Streets」(79)アルバムで初めてプロデュースを担当しています。

そして、当時イギリスで盛り上がっていた、 NWOBHM 出身のバンドを多数手がけ、その評判を確実なものとしました。 アグレッシブなギターとダイナミックで疾走するリズム隊を 見事に表現する彼の手腕が、特に高い評価を得たようです。

こうして、AnvilLoudnessAnthemTigertailzSledgehammerといった メタル系バンドと仕事をしつつ、 一方ではメタル系に偏ることを嫌って、Billy Ocean Depeche Modeなどの全く異なる音楽性 をもつアーチストのプロデュースもこなしています。

90年代前半までは、この路線で仕事を続けていましたが、 その後はイングヴェイのコンチェルトアルバムの プロデュースに労力を傾ける一方、映画やコマーシャル音楽(CMのこと?)の作曲を行ったり、 自身のバンドPro-Z-akを率いて、ドラムサンプリングとヘビーギターを フィーチャーしたダンス音楽を 創作したりしていたようです。

3.卓越したプロデュース力              

クリスは、ギターやベースなどの楽器もこなせるようですし、 自身がプロデュースを手がけたアルバムでは、アーチストと共作 していたりします。その辺から、単なるエンジニア的なプロデューサーでは無く、 音象やアレンジ、さらには楽曲・歌詞などにも関わってくる、 かなりヘビーなプロデューサーと言えるでしょう。

それは、数々の名盤を製作しているにもかかわらず、 同一アーチストに連続して起用されることが数少ないことからも 伺うことが出来ます。つまり、クリスとの共同作業では、アーチスト側も相当な 労力を強いられるのです。

クリスはその代償に、執拗なまでにアーチストの持ち味や個性を搾り出し、 エポックメイキングな作品に仕立て上げるのです。 まさに、凄腕プロデューサーですね。

クリス(こわもて)

4.クリスの人柄               

その昔Burrn!の有名人インタビュー連載に登場してましたが、 インタビューの中で、自身のプロデュース作品を我が子 のように思っていると語っており、好印象を持ったことを憶えています。

また、英語圏のバンドにこだわらず、日本や韓国、その他の国々出身の バンドをプロデュースしているところも、他のプロデューサーと違うところです。 依頼者の考えや、実際の経緯などについては分かりませんが、 良いものは良いというオープンな考えのもと、引き受けてくれるのでしょう。 (韓国ロックとクリスを 参考)

といった感じでとても好人物なのですが、果たして実際のミュージシャン受けはどうなんでしょう? 過去に、大物アーチストのプロデュースで仲違いした話しや、 クリスへの悪口などを聞いた事がありますが、 もう忘れてしまいました。彼の手がけたアルバムのディスコグラフィは、自身のオフィシャル(?)HP Rainmaker music でも見ることが出来ます。

洗濯と


UK Judas Priest(ジューダス・プリースト) −メタル進化論− HMV
     
No.音楽性 作品名 分類発売年 プロデューサー AMG管理人発売元
1ヘビーメタル Sad Wings Of Destiny
Sad Wings of Destiny
2ndStdio1976 Judas Priest(Producer)/
Jeffrey Calvert(Producer, Engineer)/
Max West(Producer)/
Engineer
4(^。^)テイチク
2Painkiller
Painkiller
12thStdio1990 Judas Priest(Producer)/
Atti Bauw(Engineer)/
Producer, Engineer, Mixing
4(^。^) SME

さすがはクリス。いずれも名盤と呼ばれる2作品を手がけています。 「Sad Wings of Destiny」は彼がエンジニアとして参加した 記念すべきアルバムですね。 実はこのアルバム最近になってようやく入手したのですが、 野心的な素晴らしい作品です。

ヴォーカルの多重録音を駆使した「The Ripper」、 ピアノをバックに朗々と歌う「Epitaph」、 ブルージーな泣きのギターが冴える曲(曲名忘れた!)などなど。 バラエティの豊富な楽曲群から、Judasの引出しの多さが伺えます。

彼らのパフォーマンスもいいですねぇ。特に、様々な表情で自在の歌を聴かせる ロブ・ハルフォードのヴォーカルは、キャリアの原点ここにありといった感じです。 また、シャープに切りこんでくるヒステリックなギターからは、 若さと勢いを感じ取ることが出来ます。

この時点のJudas Priestは、どのような方向性にも進むことが出来たことでしょう。 結局彼らは、メタルゴッドとしての道を選んだことはご存知の通りですね。

そして、約14年ぶりに「Painkiller」を担当しているところが非常に興味深いです。 Judasは84年発表の「Defenders Of The Faith」を境に、 音楽性・人気とも少しずつパワーダウンしていきました。

例えば、「Turbo」はシンセサイズドギターの使用とコンパクトな 作風がたたかれましたし(良い曲揃いだと思いますけどね。)、「Ram It Down」は、 なんともパッとしないアルバムでした。 さらに、80年代後半には、メタリカを筆頭にした スラッシュ勢の台頭により、メタルの親分としての立場が無くなっていたように思います。 そういえば、PMRCとの闘争や不当な裁判沙汰なんてのもありましたね。

本来は、「Ram It Down」でスラッシーな方向に向かったはずなのですが、 当時のドラマーの技量に問題があったせいで、スラッシュ勢と渡り合うレベルまで 行かなかったのです。

その後、スコット・トラビスを得たJudasは再び活性化し始めます。 そして復権を目指した彼らは、プロデュースをクリスに依頼したのです。 Judas側が彼を起用した目的は、精神的なものが大きかったに違いありません。 初心に返ることで、若い頃のアグレッションを取り戻すことが目的 だったのでしょう。そして見事に復活しました。

「Painkiller」アルバムの音は、まさにクリスの音でした。 ソリッド整合感がある かっちりまとまったサウンドです。作りこまれた大仰さはなく、そこにあるのは アーチストの剥き出しの感性と 素晴らしい楽曲のみです。 どうしようもなく英国メタルの音だと思います。



UK Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン) −憎めないワガママ大王− HMV
     
No.音楽性 作品名 分類発売年 プロデューサー AMG 管理人発売元
1ハードロック
ネオ・クラシカル
Magnum Opus8th Stdio1995 Producer, Engineer, Mixing2-ポニー
キャ
2InspirationCoverStdio1996 Yngwie Malmsteen(Producer, Engineer)/
Keith Rose(Engineer)/
Producer, Engineer
1.5(^。^)ポニー
キャ
3Facing the Animal
Facing the Animal
9thStdio1998 Yngwie Malmsteen(Producer)/
Keith Rose(Assistant Engineer)/
Producer, Engineer, Mixing
3-ポニー
キャ
4Facing the Animal
Concerto Suite for
Electric Guitar
特殊Stdio1998 Yngwie Malmsteen(Producer)/
Keith Rose(Assistant Engineer)/
Peter Rooth(Assistant Engineer)/
Balance Engineer, Recording Director
3(^.^) ポニー
キャ
5Alchemy11thStdio 1999Engineer2.5-ポニー
キャ

クリス・タンガリーディズというプロデューサーは、同一アーチストを 続けて手がけることが少ないプロデューサーです。 にもかかわらず、クリスの手がけてきたアーチストの中で、 最も多く同一アーチストのアルバムを連続して手がけているのが、 このイングヴェイです。ちょっと意外でした。 確かに、ギターとリズム隊が強力な音楽と言う点では、クリスの得意技と イングヴェイの音楽性はバッチリはまっていると言えます。

おそらくイングヴェイは、クリスの作る音、特にギターの音をかなり気に入っているのでしょう。 くっきりと研ぎ澄まされていて、 それでいて生々しいギターの音色は、 確かに素晴らしいです。「Concerto Suite for Electric Guitar」 の飾り気の無い音色も良かったですね。

最新作では再びセルフプロデュースしているようですが、 ネット上では音が悪いと評判になっています。 お金をケチってセルフプロデュースするのは止めた方が 良いでしょう。彼は音楽にこそ集中するべきですね。

そもそも、クラッシク好きのイングヴェイが、音質に こだわらないのが不思議でなりません。 「ライブこそ本物」と思っているのでしょうか?今回は、マネージメントとのトラブルもあったようですし、 恐らく次作あたりから、再度クリスの起用となるのではないでしょうか。

ここにあるアルバムのうちおすすめなのは、「Inspiration」です。 おなじみの曲をバックに、インギーのギターを 堪能するにはこれが最高だと思います。 ちょっと後ろ向きな意見でしょうか?

全てのアルバムを所有しているわけではないですが、 僕のおすすめは、「Odyssey」「Trilogy」「Seventh Sign」「Inspiration」という順番になります。 「Concerto Suite for Electric Guitar」も良いのですが、 歌物が好きな私としては、通して聞くのがツライです。 真性インギーファンには叱られるおすすめ順序かもしれませんね。



UK Gary Moore(ゲイリー・ムーアー)−元メタルギターの達人− HMV
     
No.音楽性 作品名 分類発売年 プロデューサー AMG 管理人発売元
1HR/HM/Blues/
ダンスビート?
Back on the Streets Stdio 1979Producer, Engineer2.5(^。^)ビクター
2Dirty FingersStdio1984Producer3 (^.^)ビクター
2Kingdom Come
Still Got the Blues
Stdio 1990Gary Moore(Producer)/Ian Taylor4.5 (^。^)東芝emi
3 After HoursStdio1992 Gary Moore(Producer)/others 4.5--
4 Live at the Marquee ClubLive1992Engineer 3(^.^)ビクター
5 Kingdom Come
Blues for Greeny
Cover Album1995 Gary Moore(Producer)/Ian Taylor3(^.^)東芝emi
6 Dark Days in ParadiseStdio 1997Producer/Andy Bradfield 0-東芝emi
7 A Different BeatStdio 1999Gary Moore(Producer)/Ian Taylor/プログラミング多数 3-ビクター
8 Back to the BluesStdio2001 Gary Moore(Producer)/Engineer, Mixing, Assistant Producer 3-ビクター

80年代のゲイリー・ムーアーの作品は、とても好きでした。 それなのに、彼は遠くへ言ってしまいました。もちろんブルーズ指向の アルバム「Still Got the Blues」も悪くは無いのですが、 やっぱり強烈ギターをフィーチャーして、HM然としていた頃の彼が懐かしいです。 が、ここではあえてゲイリーがHR/HMから離れていった1990年以降の作品を主に紹介します。

「Back on the Streets」は、クリスが初めて プロデューサーとして仕事をしたアルバムですね。 実はボクは、この初期のゲイリーの名盤を聴いたことがないのです。 ぷぷぷ。お笑いですね。なので評価できませんが、ぜひ購入しておきたいアルバムです。

「Dirty Fingers」は、契約のトラブルで、 お蔵入りになってたやつが後に発表された、 といういわくつきのアルバムです。 ところがどっこい、 このアルバム凄くカッコイイできなのです。 マシンガンギター、ゲイリーの スクリーミングな歌はまさにヘビーメタルです。そうかと思えば、 「Don't Let Me Be Misunderstood」という なつメロ調の歌もあったりしますし、 無伴奏のギターソロ「Dirty Fingers」(だっけ?)も強烈です。 アルバムの音も、クリスお得意のギターを大フィーチャーしたもので、シンプル ながら、ソリッドな音を聴かせてくれます。なお、AMGの資料では、プロデューサーの クレジットがありませんが、クリスのHPでは彼の手がけた作品として紹介されていました。

90年「Still Got the Blues」のアルバムでは、 熱いブルーズと泣きのバラードが堪能できます。 92年の「After Hours」も同一路線のようです。 ところで、この2作品の参加メンバーは、超豪華です。 「Still …」には、Albert Collins、Don Airey、Bob Daisley、Brian Downey、Albert Kingが 「After …」には、Albert Collins、Bob Daisley、Tommy Eyre、Anton Fig、B.B. King などが参加してます。

92年発売の「Live at the Marquee Club」は、1980年ロンドンは、Marquee Club での ライブの模様を収めたアルバムです。 「Back On The Streets」「G-Force」の 曲が収録されており、ドラマーはトミー・アルドリッヂ、 キーボードはドン・エイリーが参加しており、 熱い演奏を披露しているそうです。なるほど、これは是非入手したいアルバムですね。 これも、AMGの資料ではクレジットがありませんでしたが、クリスのHPでは、手がけた作品となっております。 なお日本では、1980年頃に既発売済みです。

95年には、「Blues for Greeny」という元フリート・ウッド・マック伝説のギタリスト、 ピーター・グリーンに捧げたブルーズのカバーアルバムを発表しています。これは良さそうですね。

99年発表の「Different Beat」は、そのタイトルが示すとおり、 ディスコ風・ダブ風の打ちこみバックビートに合わせて、 ゲイリーが囁き、ときどき渋いギターが顔を出す という妙な音楽性です。ドラムン・ベースもかじってるらしいです。 97年作品はCDNOWで聴けなかったので、内容はわかりません。 噂では、このアルバムもへんてこ路線らしいですが、 アルバムをプロデュースしているクリスも、この時期 打ちこみドラム&ヘビーギターにはまっていたようなので、 息投合したのかもしれませんね。

そして、2001年作品では、熱きブルース・ロックへ回帰しています。 この作品は、再びクリスがプロデュースを担当しており、 ”原点回帰の時には、クリス”の方程式が成り立っています。 うーむ。この調子で、HR路線まで帰ってきてくれないものでしょうか?


その他のプロデューサー
Mike Stone



UK Thin Lizzy(シン・リジ) −復活不可能。− HMV
     
No.音楽性 作品名 盤数 分類発売年 プロデューサー AMG 管理人発売元
1HR/HM Renegade 11thStdio1982 Thin Lizzy(Producer)/
Phil Lynott(Producer)/
Kit Woolven(Engineer)/
Producer, Engineer
2-ユニバーサル
2Life-Live1983 Phil Lynott(Producer)/
Will Reid-Dick(Producer)/
Tony Visconti(Producer)/
Andrew Warwick(Producer)/
Ian Cooper(Engineer)/
Producer
3-ユニバーサル
3Thunder and
Lightning

Thin Lizzy
12thStdio1983 Thin Lizzy(Producer)/
Phil Lynott(Producer)/
Chris Ludwinsky(Engineer)/
Andrew Warwick(Engineer)/
Producer,Engineer
3(^.^)ユニバーサル
UK PHIL LYNOTT(フィル・リノット) −足長いよねぇ〜− HMV
     
No.音楽性 作品名 盤数 分類発売年 プロデューサー AMG 管理人発売元
1HR/HM、
フォーク、
ポップ
Solo in Soho1stStdio1980 Producer(?) 3-Vertigo
2The Philip
Lynott Album

Thin Lizzy
2ndStdio1982 Phil Lynott(Producer)/
Kit Woolven(Producer)/
Producer(?)
4-Vertigo

80年代のThin Lizzyのアルバムです。 「Renegade」アルバムの評判はよくないですね。 ボクも未聴ですのでなんとも言えませんが、 Thin Lizzyのディスコグラフィの中でも、全く話題にならないアルバムのようです。 この時期バンド内部の実情はかなり悲惨だったらしく、当然の結果なのかもしれません。

一転、ラストアルバムとなった、「Thunder And Lightning」は、 ニューアルバム作成〜フェアウェルツアー〜バンドの解散が予定された中で 制作されたアルバムです。 こうした背景もあって、気合十分のアルバムになっています。

新加入のギタリスト、ジョン・サイクスの実力が十分発揮され、 ヘビー・メタリックな楽曲が多いです。 彼のゲイリー・ムーアーのようなマシンガン・ギター、 アグレッシブなキーボードワークなどが冴え渡っています。 もちろん、音のほうもクリス・タンガリーディズらしいサウンドになっていますね。

このアルバムを聴く限り、「まだまだ行けるやん!」というのが みなさんの感想だったのではないでしょうか?

さて、フィルのソロアルバムの方は、ポップ、ダンスビート、レゲエ、ハードロックありの バラエティに富んだアルバムになっているようです。また、 彼の幅広い人脈を活用し、多数のミュージシャンが参加しています。 歴代のThin Lizzyメンバー、ヒューイ・ルイスミッジ・ユーロ(Ultravox)、マーク・ノップラー(Dire Straits)、 ジミー・ベイン(元Rainbow)などが主なところでしょう。 ジミーとは、何曲か共作までしていますね。 なお、フィルのソロアルバムは、国内では発売していないようです。



UK Tygers of Pan Tang(タイガース・オブ・パン・タン) −ジョン・サイクス在籍− HMV
     
No.音楽性 作品名 盤数 分類発売年 プロデューサー AMG 管理人発売元
1HR/HM Wild Cat1stStdio1980 Producer,Engineer 3-ユニバーサル
2Thin Lizzy Spellbound2ndStdio1981 Producer,Engineer 4.5(^。^)ユニバーサル
3Crazy Nights3rdStdio1981 Dennis MacKay
(Producer, Engineer)
2.5-ユニバーサル
4Live at Nottingham
Rock City
-Live2001 Engineer ?-ユニバーサル

タイガースといえば、沢田研二が…じゃなかった、 ジョン・サイクスが在籍したことで有名なNWOBHM出身のバンドですね。 ジョンはこのバンドでの活躍によって、上で登場したThin Lizzyの ラストアルバム「Thunder and Lightning」に参加することになったのでした。

どこでレビューを見ても、このバンドの2ndアルバム「Spellbound」だけは評判が高いようです。 まるで突然変異で生まれたアルバムといわれるほどなんですよ。 2nd以外がへぼいのは、僕も納得できます。 ボクは、なぜか3rdアルバムだけ持ってたんですが、全くどうしょうも無いアルバムでしたから。

2ndがなぜ素晴らしいアルバムになったのかというと、 ジェス・コックスに代わって加入した、ヴォーカリスト ジョン・デヴァリルに才能があったからということのようです。 それは、アルバム収録曲のほぼすべてに、デヴァリルのクレジットがあることからも伺えます。

そして、この才能あるシンガーによってジョン・サイクスの 才能も開花したのでしょう。 ジョンはもしかして、コックスに押さえつけられていたのかもしれませんね。 そして、プロデューサーのクリスも、イイ仕事をしているとのことです。

次のへぼ3rdアルバムは、順調だった2ndアルバム発表に伴うツアーを わざわざ唐突に停止し、たったの3週間で作ったそうです。 全く不可解です。マーケティングもクソもあったもんじゃないですね。 さらに、1st、2ndアルバムをプロデュースしたクリスは、ちょうどThin Lizzy「Renegade」にかかりっきりで、 この3rdを手がけることが出来ませんでした。

このタイガースというバンドも、もっとまともなマネージャーなり助言者がいれば、 こんなところで埋もれるようなバンドではなかったのかもしれませんね。 少なくともジョンがいれば、Saxon以上、 メイデン以下くらいの地位は 築けた可能性があります。



UK Sweet Savage(スウィート・サベージ) −ヴィヴィアン・キャンベル在籍− HMV      
1HR/HM The Raid ?Single1981 Producer(?)---
2 Killing Time?Stdio1996 Sweet Savage(Producer)4-ポニー
キャ

Sweet Savageは、Dio〜現Def Leppardのヴィヴィアン・キャンベルが在籍していたバンド。 ヴィヴィアンがいた頃は、シングル「Killing Time」を発表したが、 フルアルバムを発表したことはないそうである。 この曲は、後にメタリカがカバーしており、カバーソング集「Garage Inc. 」で聴くことが出来る。

Sweet Savageは、大胆にも96年にヴィヴ抜きで再結成しアルバムまで発表している。 「Killing Time」(1996)をCD Nowで試聴してみたが、パッとしないいもメタルでした。

UK Sledgehammer(スレッジハンマー) −詳しいことはわからない・・・−      
1HR/HM Sledgehammer??1981 Producer(?)---
2 Blood on Their Hands?Stdio1983 ?---

Sledgehammerについては、詳しいことが分からない。 「Blood on Their Hands」アルバムは、「へヴィ・メタル/ハードロックCDガイド」に載ってるくらいなので、 隠れた名盤なのかも。現在は何処でも売ってないようだ。

UK Rock Goddess(ロック・ゴッデス) −女3Pバンド。Voがいいっス− HMV      
1HR/HM Rock Goddess1stStdio1983 Producer4(^.^)-
2 Hell Hath No Fury2ndStdio1983 Engineer4(^.^)-
2 Young & Free3rdStdio2000 Jo Julian(Producer, Engineer)/
Paul Samson(Producer, Overdubs)
3--

Rock Goddessは、女性3人組のメタルバンド。モトリーやガールスクール のようなエネルギッシュなメタルを展開しているバンドらしい。 VoのJody Turnerは、ジョーン・ジェットばりのスクリームと ロニー・ディオのような情念のこもった声を持つそうで、なかなか評価が高いようだ。 CD Nowで聴いた感じでは、怒ったパット・べネタ-という感じで悪くない。

2000年には、再結成アルバムを発表しており、 なつかしのポール・サムソンがプロデュースを手がけている。 なお、1stと2ndをカップリングしたお得なアルバムが発売されているので、 そいつで入門するのが良さそう。

UK Girl(ガール) −今から考えると貴重な人材供給源− HMV      
1HR/HM Sheer Greed1stStdio1980 Producer2-日本
クラウン
2 Wasted Youth
Girl Wasted Youth
2ndStdio1982 Girl(Producer)/
Nigel Thomas(Producer)
4- 日本
クラウン
3 Anthology
Girl Wasted Youth
-Best2002 ---Msi

Girlといえば、NWOBHMの中ではメジャーな方に入るバンドですね。 現Def Leppardのフィル・コリンや、トーメ、LA・ガンズで 活躍したフィリップ・ルイスを送り出した、人材サプライヤーでした。 人材サプライやーだけに、このバンドが成功することはない んですよね。思えばNWOBHMってヘッドハンティングが盛んなムーブメントでした。

ボクは1stを持ってましたが、全然記憶に残ってません。 ルックス先行型のバンドだったからなのか、記憶に残ってるのはゴシックなジャケットだけという…。 ただ、AMGでの評価は、2ndアルバム★4つになってまして、 こちらはもっと良さそうです。 最近2枚組Anthologyが発売されたので、そちらでお茶を濁すのが一番よさそうですね。