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今回は、最近良くその名前を聞くケビン・シャーレを取り上げてみました。
ハードロック、ロック系
のビックアーチストとの仕事が多く、近作では、
アイアン・メイデン「Brave New World」
での筋肉質で生な音が記憶に新しいですね。
これまでに手がけている作品は、HR/HM界では本当にポピュラーなものが多いので、
彼の手がけた作品を所有している方は多いのではないでしょうか。
彼は、90年代に入ってから頭角を現したプロデューサーで、
それ以前の作品は、ほとんどないようです。あっても、恐らく名前も知らないような
アーチストの作品だと思います。
そして、おもしろいのは、彼の手がけた作品の中に、
Judas Priest 「Priest...Live!」 (1987)
Lighting Technician
という表記を見つけた事です(AMGの検索で出てきました)。
同名異人かなぁともおもいますが、80年代にはライティング
スタッフだったと言うことでしょうか?そこから、現在の地位まで登ってきた
とすれば、なかなかの努力家かもしれません。
-2002/03追記-
Burrn 2002年4月号におけるブルース・ディッキンソンの
コメントから、ケビン・シャーレーは
大物バンドWhitesnake、Deep Purple、Iron Maidenらを手がけた
マーティン・バーチの元で、プロデュースを学んだと言うことが分かりました。
バーチの元で長いことアシスタントをやってきて、90年代に
独立したと言うことなのでしょう。
なるほど、それでこのような音作りになるのですね。
言われてみれば、納得です。
想像するに、彼の初めてのヒット作品は、
The Black Crowes 「Shake Your Money Maker」 (1990)Mixing
での仕事ではないでしょうか?
(彼のHPでは、オーストラリアのスラッシュバンド Mortal Sin
を手がけているとの表記もあり、このバンドは89年頃に出てきたような
記憶があるので、こちらの方が先かもしれませんけど。)
いずれにしても、Black Crowes
のブレイクによって知名度をあげた結果、
仕事がとれるようになったと想像できます。
そして、Billy Squier 「Tell the Truth」 (1993) Engineer, Mixing
(懐かしい!)あたりで、再生屋ジョン・カロドナーと知合いになり、
そのツテで、大ヒットしたBon Jovi の名バラード
「Always」 (1994) Engineer
を手がけ、初めてプロデューサーとして臨んだSilverchair との
仕事で、大きな評価を得たのでしょう。
その後は、Journey、Aerosmith、 Iron Maiden
と着実にキャリアアップしています。
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音作り(トラディショナルなビック・ロック・サウンド)
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このプロデューサーの音の特徴としては、低音域の録音方法に特徴があるようです。
ヘッドフォンで聴いていると、かなり豊かな低音成分を聴くことが出来ます。
たとえば、ベースの音はかなりビックに
(音空間に占める割合が大きいつまり、輪郭が大きい)録音しています。
また、ドラムスの音は、
アタック音よりもむしろアタック後の響きというか
振動(鳴りとでもいおうか)を漏らさず
拾い上げたように処理しています。(これは、例えばピアノの音やギターミュートの
刻み、ストリングスなどにもあてはまりますね。)
こうして、たっぷりと豊かなバッキングを作り上げ、
そこにギターソロや、オブリガート、
ヴォーカル、コーラスを配置
していったという印象を与えます。
その結果、彼の音を形容するのにしばしば使われる表現、
”トラディショナルなビック・ロック・サウンド”の印象
を与える音になるのでしょう。
また、このプロデューサーは、曲作りにまで関わるようなことは
しないプロデューサーです。
彼は、自分のHP
を持っておりましてここ、
そこでは、よくそんな暇があるなぁと感心してしまうほどの、詳細な日記
がつけられております。
みかけによらず、真面目で根気強い人なのでしょう。
もちろんそうでないと、プロデューサーなんて勤まらないと思いますけどね。
さて、左側の写真を見てください。KEVIN "CAVEMAN" SHIRLEYというだけあって、
穴倉生活がお好きなようです。僕の想像していたルックス
と全然違います(T_T)。
こんな原始人的なかたが、今が旬のテクニカルな
プロデューサーだとはとても
思えないですね(笑)。
この写真だけではあまりにも、なので以下に、HR/HM界の再生屋
ジョン・ひげ親父・カロドナーと一緒に
真面目に収まっている写真を掲載しておきます。
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The Black Crowes(ブラック・クロウズ) −90年代を制覇した、温故知新バンド− |
| 1 | ロック、ハードロック、 サイケ、ブルース、R&B | Shake Your Money Maker | 1st | S | 1990 |
George Drakoulias(Producer), Rick Rubin(Executive Producer), Lee Manning(Assistant Engineer, Mixing),
Mixing | 4 | (^.^) | 日 |
| 2 | 
The Southern Harmony and Musical Companion | 2nd | S | 1992 |
Self(Producer), George Drakoulias(Producer), Brendan O'Brien(Engineer),Mixing | 4.5 | (^。^) | 日 |
| 3 | Amorica | 3rd | L | 1994 | Self(Producer),Jack Joseph Puig (Producer, Engineer, Mixing) | 4.5 | (^。^) | 日 |
| 4 | By Your Side | 5th | L | 1999 | Producer, Mixing | 4 | (^.^) | 日 |
| 5 | Greatest Hits | | B | 2000 | | 4.5 | (^。^) | 日 |
| 6 | Lion | 6th | L | 2001 | Don Was(Producer) | ? | - | 日 |
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90年代にデビューを飾ったこのバンドについては、
デビューアルバム収録のオーティス・レデングのカバーソング「Hard To Handle」
を耳にした程度です。
僕の認識としては、この時期はHRの一部の世界で、ルーツ回帰が話題になって
おり、Quireboysなんかと同じようなバンドがまた出てきたなぁといった感じでした。
その後知らない間に、超ビックバンドになっていましたね。今ごろあわてて、
その音を追っかけているのですが、確かにこのバンドの音はいかしてます。
ベストアルバムから聴いてみたのですが、確かにアルバム毎に音楽性が微妙に異なっていますね。
アルバム毎に変化するが、アルバムでの方向性は必ず統一してくる辺り、
バンド運営の上手さを感じます。さすがに兄弟バンドということでしょうか、
激しい喧嘩と強力な意思統一のなせる技でしょう。
「Shake Your Money Maker」は、お気楽でノリノリのシンプルなR&Rで、
ストーンズやフェイセズっぽさと、南部の泥臭さを程よくミックスした音楽性
を持っていますね。それをダイナミックな歌と演奏で聞かせてくれます。
この時点では、クリス・ロビンソンは普通のヴォーカリストです。
「The Southern Harmony」は、女性コーラス隊を採用し、ロックなエッジを
保ったままR&Bに擦り寄ったと言う感じです。入魂のギターソロが
暴れまくっているし、クリス・ロビンソンの黒っぽい歌唱が
花開いています。思わず腰がグラインドするようなグルーブを持っています。
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「Amorica」は、フリーテンポでジャッミングして出来たスポンティニアスな
楽曲をそのまんま録音した感じです。リスナーとしては、
心地よいサイケデリックな音空間に放り込まれたような気分になります。
歌声・ダイナミックス・フェイクなど、クリス・ロビンソンはこのアルバムで大活躍しています。
このアルバムでの彼の歌は最高です。
「Three Snake And One Charm」は、P-Fankなどの力を借りて、
リズムを強調したファンクっぽいものになっているそうです。
そして、彼らの作品の中では評価が低いものらしいですが、
ベストアルバムの2曲を聞く限り僕にはヒットですね。
これまでの音楽性に見事にファンクのエッセンスを
取込んでいると感じます。もしかしてこの2曲だけ?
僕の愛聴盤プライマル・スクリームの3rdアルバム「Give Out But Don't Give Up」を
思い出しました。
「By Your Side」は前作とは異なり、楽曲もかっちりとした構成です。
曲のテンポもアップして、ダイナミックな演奏(特にギターリフとドラムが)になっており、
HR風味が強いです。スライドギターの音色が超心地よい♪。
雰囲気的には、1stアルバムに近いです。
一般的には、2ndと3rdのどちらかが代表作のように言われていますが、
僕もその意見には賛成です。理由は、クリス・ロビンソンの歌が最も
活きているのがこれらのアルバムだからです。このバンドは聴かなきゃ!
ベストアルバムで聞き比べると、ケビン・シャーレ-がMixing、プロデュースに関わっているアルバムは、
いずれも、ダイナミックなビックHRサウンドになっていることがよくわかりますね。
特にギターの音色とリズム隊の音が非常に豊かになっています。
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Journey(ジャーニー) −新加入Voで心気一転80年代の栄光が取り戻せるか?− |
| 1 | メロディアス ハードロック | Trial by Fire | 10th | S | (1996) |
Producer, Engineer, Mixing | 1.5 | (-_-) | 日 |
| 2 | Arrival | 11th | S | (2000) | Producer, Mixing | 3 | (^.^) | 日 |
| 3 | Greatest Hits Live | ? | L | (1998) | Producer, Mixing | 3 | - | 日 |
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黄金時代のメンバーによる96年の復活アルバムと、
スティーブ・ペリー
そっくりなニューシンガーに入れ替えて
2000年に発表した「Arrival」を手がけております。
ジャーニーとケビン・シャーレ-
のつながりは、やっぱりジョン・カロドナーのようです。
僕の持ってるケビンのプロデュース作品の中で、
最も音が好きなのが、芳醇な音に溢れた
ジャーニーのアルバムです。
そいういう意味で、音楽性は違いますが、バンド構成が似ている(キーボードあり)
Dream Theater
の作品も期待できます。
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それにしても、期待して買った97年の復活作はあまり良くなかったです。
歌唱も楽曲も往年のスティーブ・ペリーには程遠いもので、
「Raised On Radio」の方が断然マシです。
その他のプロデューサー
Kevin Elson、Mike Stone
Roy Tomas Baker
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Iron Maiden(アイアン・メイデン) −6人体制で80年代の栄光が取り戻せるか?− |
| 1 | ヘビーメタル |  Brave New World | ? | S | (2000) | Producer, Engineer, Mixing | 3 | (-_-) | 日 |
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これまた、復活をかけたIron Maidenの作品を手がけておりますね。
メイデンのアメリカでのマーケティングは、これまたジョン・カロドナーが
関わっているらしくて、ケビン・シャーレーとのつながりもその流れのようです。
アルバムのライナーには、”スティーブ・ハリスが
Silverchairのギターの音を
気に入ったから”と書かれていますが、ちょっと嘘臭いですね。
だって、このアルバムのギターそんなに良い音だと思えないから。。。
このアルバムは、プロデュースの依頼をうけたケビンが、
メイデンの強力なライブの勢いを
封じ込めるため、ライブ録音の手法を提案したそうです。
ここでいうライブ録音とは、本当にライブで演奏するのではなくて、
各演奏者毎にマイクを立て、全員で一緒に演奏して録音すると言う
昔ながらの方法のことです。
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そんなわけで、確かに生々しい音で録音されています。
特に、
低音担当楽器が迫力満点に録音されていて、
バスドラのごっつい音、ベースのばきばきいうアタック音
などが鼓膜に迫ってきます。
ただ、全体を見るとライブ録音しているためか、あらゆる音が迫りすぎて
いて、暑苦しさを感じてしまいます。
個人的な感想としては、緻密な音と
整合感を重視するメタルには、
ケビン・シャーレ-は合わないような気がします。
このアルバムは、印象に残る楽曲が少ないです。
購入当初は結構良く聞いたのに。。
なんだか、音の迫力に楽曲が負けているような。。。
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Dream Theater(ドリーム・シアター) −超絶プログレ・メタル− |
| 1 | プログレ ヘビー・メタル |  Falling into Infinity | ? | S | (1997) | Producer, Engineer, Mixing | 3 | - | 日 |
| 2 |  Once in a Livetime | ? | S | (1998) | Producer, Engineer | 3 | - | 日 |
| 3 | Neon Ballroom | ? | S | (1999) | Mixing | 2.5 | - | 日 |
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いまや相当なビックバンドとなったDream Theaterであります。
僕はこのバンドの1st
アルバムで感動したのですが、
その後メタルをあまり聴かなくなってしまい、
彼らの作品もほとんど聴いていませんでした。
今思い出すと、1stってプログレッシブ・スラッシュメタルでしたよね。
97年になって何を思ったか、
「Falling into Infinity」を試しに購入。
しかしながら、曲も良くないし、つまんないと思い、
結局このバンドに入れこむことはありませんでした。
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ただし、名盤として紹介されることの多い、
「Images And Words」を聴いて、その楽曲
の素晴らしさに感心しました。
いわゆるムラッ毛の多いバンドなのかな。
ん!あんたがむらっけなんだろうって?そうかも。
そういったわけで、今ごろ、中古で買い漁っている状況です。
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Silverchair(シルバーチェア-) −オーストラリア産Nirvanaチルドレン− |
| 1 | グランジ | Frogstomp | ? | S | (1995) | Producer, Mixing | 4 | (^.^) | 日 |
| 2 | Freak Show | ? | S | (1997) | Nick Launay(Producer, Mixing), Andy Wallace(Mixing) | 4 | (^.^) | 日 |
| 3 | Neon Ballroom | ? | S | (1999) | Mixing | 2.5 | - | 日 |
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このバンドのことは全く知りません。
メタリカ+ニルバナという形容をされていましたが、
その評判を聞く限り、聴いてみたいような気がします。
デビュー当時は15歳だった(全員?)
というのが凄すぎます。
まだバンドは存続しているのでしょうか?
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