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ECM review

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。(musicircus


Stephan Micus
The Music Of Stones

Stephan Micus shakuhachi, tin whistle, stone chimes, resonating stones, voice
Elmar Daucher
resonating stones
Gunther Federer
resonating stones
Nobuko Micus
resonating stones

ECM 1384

Parts 1 - 6

Recorded 1986 in Ulm Cathedral
Engineer: Martin Wieland
Photos: Jean Gallus
Design: Dieter Rehm

ECM 1384

国内盤未発売
 
   さまざまな民族楽器を学びながら世界を旅する音の求道者ステファン・ミカス[シュテファン・ミクス]。彼が今作で取り組んだのは、ドイツの彫刻家 Elmar Daucher (1932-1989) によって製作された、石にスリットを刻んで共鳴を発生させる楽器彫刻サウンド・スカルプチャーである。  
   1メートル四方の巨大な花崗岩かこうがんの立方体に22本のスリットを入れたものがひとつと、これと同サイズの立方体を含む、形状や大きさの異なる蛇紋石じゃもんせきで作られた8種の石楽器。8秒の残響をもつウルム教会内での録音。  
   ミカスが最初に興味をもったのは古代中国の石の楽器「磬けい」だった()。そもそも紀元前3000年の昔から、中国では音楽は自然のなかにあるとされ、「金」「石」「木」「土」「糸」「竹」「匏ばお」「革」の〈八音の音〉という思想に基づき、それぞれに対応する原材料から楽器がつくられ、奏法も定められていた。  
   つねに音の現場で人々やものと直に触れ合い、近代の音楽の歴史からは抜け落ちてしまった人間と音との根源的な関わり──宇宙のリズムと魂との共鳴──を掴み出そうと試みる彼の作品は、アルバムごとに外面的な姿は違えども、一貫して孤高の存在感を放っている。  
 
ECMオフィシャルwebsite内「ステファン・ミカス特集ページ」
 
 

堀内宏公
Hiromasa Horiuchi

 

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