「灰色の空」

Poem by 鬱樹

 

 

強さとか

虚しさとか

腰にぶらさげて

部屋の外に目をやれば

迷うわたしの心と同じ

光の道標のない

灰色の空

 

風が窓ガラスを揺さぶっている

その音が

白い壁を滑り落ち

ピアノの弦のように弾けて

胸の空洞と共鳴する

 

耳には届かなくても

灰色の空には聞こえてしまう

勇気の底に無理に沈めた

消し去りたい”不安”も

気付きたくない”後悔”も

 

いつもより弱気なわたしは

優しさとか

寂しさとか

移り変わる気持ちに

背中を抱かれながら

四角い空を見つめていた

 

 

きっともうすぐ雨が降る

 

 

 


 

comment

 

「灰色の空」

 

何かを始める時は、いろいろと迷うものです。

でも”雨降って地固まる”ということもありますから。

 


クプカ「きら星☆」目次へ

「目次」一覧へ