「君がいる」
Poem by 鬱樹
例えば大切な人がいて
この大阪の街で出会えたのが
万にひとつの偶然だったとして
タンスの角で足の小指をぶつけても
イライラなんかせずに
さすってくれる手があったりして
壁には大好きなギタリストのポスターが貼ってあって
週に一回はテーブルに花を飾って
その向こうには笑顔があったりして
こういう気持ちをなんていうんだろう
例えば 離れたくない人がいて
同じ瞬間を生きられる事が
とんでもなく幸運だったとして
真夜中に起き出した時
トイレの電球が切れてても
光は別の場所にもちゃんとあるし
暗闇で手をジャブジャブ洗って
濡れたまま拭かずにいたら
叱られるだろうな、と思ったりして
この気持ちをどうやって伝えればいいんだろう
逢いたいと想う日も
逢いたいと想われたい日も
逢えないままに過ごした日も
この気持ちを抱き締めていれば
強情で欲張りな僕は
僕自身に
お腹を空かせることなんてないのかもしれない
comment
「君がいる」
誰でもココロに隙間があって
どうにかして自分の力で埋めていかなきゃいけないんだろうけど
でも、その隙間の一部分は
独りじゃ生きられない、と知った時に初めて埋まるのかもしれない
他人まかせって意味じゃなく
なんて考えてみたりして・・・