「距離感」
Poem by 鬱樹
遠くも近くもない街で
暴動が続いている
ブラウン管の中では
恋人たちが名場面を演じ
もう春だというのに
雪がちらつき始めた
不平不満を訴え続けても
必ず伝わるものではないらしい
街頭で座り込みをしている人たちは
いつからあそこにいるのだろう
いつまであそこにいるのだろう
怒りが絡み合って螺旋を描くように
雪がいっそう激しく舞い
燃えた立て看板が
深夜の街を眠れなくさせる
コンビニを襲う社会的弱者
ヒューマニズムを奏でるニュースキャスター
そして 僕の横で
気だるそうにあくびをする猫
一体僕は何を思えばいい
comment
「距離感」
今の日本で暴動が起きた場所って
アソコしかないんじゃないかな。