「わたしの海」 Poem by 鬱樹
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知りすぎた事がいろいろあって 空が微かに濁って見える 何もかも持って帰ろうとして 腕を痛めるいつもの夕暮れ
遠くを見れば静かな水平線 夜更けは光を育て励まし 次の目覚めが生まれる場所
そして横たわるわたしの海 痛みと喜びに波打つ海 変わってゆくこの胸を 包み込んだりせずに あなただけは嘲笑(わら)っていて
知らない事がたくさんあって 膨らむ雲を冷たく感じる 髪のねじれは絡まりあって 手遅れになるのは今日も同じ
背に振り返れば一条の水平線 曲がり道を歩き続けて 健気な足跡に気づく場所
そして満ちているわたしの海 どこまでも青く澄みゆく海 変わらない愚かさを 押し流したりしないで あなただけは嘲笑っていて
心の模様が入り江に寄せる 自分を疑いながら風を待つ 優しい人たちに囲まれて 暮らしてきたはずなのに 何故こんなに淋しいのだろう
そして何も言わないわたしの海 投げかけた問いだけを繰り返す海 どうしても変われないわたしを あなただけは嘲笑っていて |
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海辺の町で育ったわけでもないし
泳ぎたいとか潜りたいとかも思わない
だけど海の詩ならいくらでも書ける
海の青は精神の青
その深さは無意識下の領域
海はわたしの宗教なのかもしれません