ミュージックセラピィ研究会第46回(2005年)セミナーのご報告 |
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| ご報告 |
師岡カウンセリング研究所研修生:箱崎 真弓 8月7、8日に行われました2005年東京セミナーは、おかげさまで無事、終了することができました。 セミナーにご参加いただきました皆様方、また、ご協力いただきました方々に、 素晴らしいセミナーが開催できましたことを心より感謝申し上げます。 今回は、音楽療法士、精神科医、心理臨床家、という、異なった立場で音楽療法を実践している先生方から、 それぞれが大切にされているセラピィのポイントを、実践場面とともにご紹介いただく、という、非常に刺激的なセミナーとなりました。 立場が異なれば、同じ音楽を媒介としたセラピィでありながら、クライエントに着目するポイントも、関わり方も、紹介いただく際に使用される言葉も、大きく異なります。 けれど、それぞれの先生方のお話をじっくり最後まで聞かせていただくと、その根本に支えられているものは同じく、クライエントの「こうなりたい」「こうしたい」という気持ちを大切にし、それを援助したいと願うセラピストの気持ちである、 ということに、気づかされました。それは、先生方の紹介される実践場面に共通して流れている、雰囲気のあたたかさ、クライエントに向かう真摯な態度、が、それを雄弁に物語っていたのではないでしょうか・・・ 個人的なこととなりますが、今回、その先生方のお話に混じって、音楽療法を学ぶ研修生の視点として自らの成長過程を発表させていただく、という貴重な機会を得ることができました。 2時間という長い間、予定していたビデオの紹介もせずに話し続けてしまいましたが、皆様が最後まで集中して聞いてくださったこと、また、発表後にかけていただいた様々なお言葉、が、 非常に有難く私の中に残っており、今後の成長の糧としていきたいと思います。 アンケートにご協力いただきました方の中から、いくつかご紹介させていただきます。 ●クライエントの成長の変化を実際にVTRで拝見でき、セラピィの深さに感服いたしました。 ●より具体的にセッションにおけるセラピストの視点を、また発見することができました。 ●セラピーの実践場面を拝見しながらのお話ですので、ダイレクトに入ってきます。方法論や評価とは違う視点、人としての心理的成長にポイントをおかれるお考えに共感をおぼえ、学ばせていただいております ●初めての受講でした。様々な視点から音楽療法のポイントを聴かせていただくことができてとても参考になりました。 対象者の理解をはじめ、音のアプローチまで、1つ1つの段階、音が大切で、ムダなものは一つもないということを感じました。 考えすぎると、音や言葉が出なくなるという経験ばかりですが、心から対象者によりそい、アプローチしていける自分でありたいと思います。 ありがとうございました。 ●自分が感じたことなどを素直に言い、素直に聞ける場で、それが色々なお話と同じくらい勉強になった。 ●即興演奏の時間に参加させていただいたのですが、楽器をどんなふうに叩いたら良いか分からずにいたら、 師岡先生が「思ったとおりにやってみて、少しずつ自分を出していけばいいのだから」と言ってくださったことが とても印象に残りました。 ●自分が探していた言葉が師岡先生の口からポロポロとこぼれてきます。本当に言いたいこと、真実に近づく言葉を これだけ自然に語れる方に定期的にお会いできるのは幸せなことです。立場や考え方が違っても、一人一人が真剣に、 ミュージックセラピィ、音楽、クライエントについて考えていくこと、伝えあっていくこと、改めて大切だと思いました。 これからも大事に一緒に育てていきたいと感じています。 ●とても有意義な時でした。暖かい気持ちで、最後まで見守ってくれたことが、とても、ありがたかったです。どうもありがとうございました。 ●改めてわかったこと、不思議に感じたこと、たくさんありました。 私にとって毎年刺激的な時間を過ごせるものであり、少しずつ楽しみな居心地のよい時間でもあるのかと思っています。 「カウンセラー」とも「ミュージックセラピスト」とも、 だいそれたことは言いませんが、いろいろなことをやるよりも、何かひとつにしぼって仕事がしたいと思うようになっています。 ●音楽療法を学び始めてからまだ日が浅いので、あまり詳しいことは分からないのですが、改めて難しい分野だなぁと実感しました。 明確な答えのないものなので、人それぞれの意見があってその意見一つ一つに共感できるところがありました。 「音楽」という目に見えないものを使って療法活動することは、確かな理論や方法が確立しづらくて、 まだまだ未知の部分が多いんだなぁと思いました。この分野を極めることはきっと相当な努力が必要なんだろうと思い知らされましたが、 音楽療法という分野はまだまだ可能性のあるものだということも分かったので、今後の学習に役立てていきたいと思いました。 ●いろいろな方のお話を聞けて、自分の中で今まで考えなかったようなことを考えるきっかけになりました。 私が持っていたミュージックセラピィのイメージと違うようなことと、同じようなことがあり、 まだ頭の中がグチャグチャしています。人によって考え方ややり方は違うと思うし、どれが良い、という正解もないと思うので、 自分の考えも持ち、人の意見も聞き、変化、成長していきたいです。今までの自分の考えが甘すぎたな、と感じたことが多くあり、 これから、自分がどう成長できるか、不安もありますが、がんばりたいです。 |
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| ご挨拶 |
最近では、ミュージックセラピィへの関心も一時の過渡期的なものが終わって、
より専門的なものへと変化してきているようにみうけられます。
或いは、関心そのものが幾分低くなったともみられます。 私たちは、大学や専門学校で学ぶ学生たちにとっても、 職場を得てミュージックセラピィを実践している方々にとっても、 研究者の方々にとっても、中心的な関心であるセラピィの中核的なポイントを、 医療、臨床実践の両面から検討することを意図して、 今回の研究会を企画しました。 医療専門医の側からは、東京女子医科大学の呉東進先生にお願いしました。 また臨床実践の側からは、相愛大学の石村真紀先生、師岡カウンセリング研究所のスタッフが、 ケースの実践場面(VTR)を介しながら、 それぞれの臨床的所見を紹介します。音楽療法の研究会としては興味深い企画かと思います。 皆様の参加を期待しつつ、ご案内をいたします。 なお当会の特色でもあります、参加者と話し合いながら考察を深め合うことも大切にしております。 ミュージックセラピィ研究会 代表(文責):師岡宏之 高島恭子 |
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スケジュール |
【8月6日(土)】 9:15〜 9:50 受付 10:00〜12:00 「心理治療の視点からみたセラピィのポイント」 師岡宏之(ミュージックセラピィ研究会代表) 高島恭子(ミュージックセラピィ研究会所員・音楽療法士) 12:00〜13:00 昼食 13:00〜15:00 「専門医の視点からみたセラピィのポイント」 呉 東進(東京女子医科大学乳児行動発達学講座助教授) 15:20〜16:30 研修・話し合い 【8月7日(日)】 10:00〜12:00 「音楽療法家の視点からみたセラピィのポイント」 石村真紀(相愛大学助教授・英国音楽療法士・音楽療法士) 12:00〜13:00 昼食・休憩 13:00〜15:00 「音楽療法の実践を通して学んだこと」 -研修生の視点から- 箱崎真弓(師岡カウンセリング研究所研修生) 15:20〜16:30 研修・話し合い・即興による音楽療法の体験 |
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