IFLAソウル大会 発表者へのカンパの呼びかけ
趣意書
2006年5月
日本図書館協会多文化サービス研究委員会
むすびめの会
今年8月20日から24日まで、お隣の国韓国で、IFLA世界大会があります。東アジアではマニラ(1980)、東京(1986)、北京(1996)に次ぐ久しぶりの開催です。この大会では、IFLAの8部会、47分科会など200余りの会議が開かれますが、私たちはこの機会に「日本の多文化サービスの歩みと現状」を世界に発信しようと、準備を進めてきた結果、以下のプログラムを用意することができました。
1. 発表
1) 日本におけるビルマ難民図書館(モウタウチェー図書館)の活動について
発表者 Soe Win Shein
2) 群馬県大泉町立図書館の活動について
発表者 糸井昌信 前館長
2.ポスターセッション(日本の多文化サービスのあゆみ)
この大会では、発表者についても登録料が5万円必要で、滞在費を含めれば相当の金額がかかります。とくに、モウタウチェー図書館のソウ・ウィン・シェインさんについては、不安定な収入の日々を削って参加してくださる状況であり、今回の参加に必要な経費は、すべて私たちが保証して送り出すことを計画しています。
以上の趣旨にご賛同の方は、下記によりカンパをお受けします。
みなさまのご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
記
1.目的:IFLAソウル大会発表者へのカンパとして
2.送金方法:郵便振替 口座番号 00110-3-594124
3.口座名称:IFLAソウル大会応援プロジェクト
4.目標額:30万円
5.一口:1,000円(何口でも可)
6.締め切り: 6月30日
7.連絡先: 〒261-0012 千葉市美浜区磯辺5-16-5-506 むすびめの会事務局
Fax 043-277-1658(迫田)
E-mail: staff@musubime.net(小林)
※モウタウチェー図書館については、以下の文章をご覧ください
ビルマ人図書館について
AHHARA(アハーラ)図書館からMOE THAUK KYE(モウタウチェー)図書館へ
黒崎英志
AHHARA(アハーラ)図書館は、収書活動などの準備期間を経て、2000年冬に開館した。場所は板橋。マンションの6畳の部屋に間借りして活動を始めた。図書館の活動目的は、資料提供によるビルマ文化・文学の研鑚の場である。主な活動内容は、収書・資料保存、資料提供、文芸講演会の開催、ビルマ国内で発行不可能な作品の刊行など。
2004年11月、新宿区下落合に引っ越して、名前をMOE THAUK KYE(モウタウチェー)図書館と改めて、活動を再開し、新しい図書館を「モウタウチェー」と名付けた。ビルマの若者達を照らす「明けの明星」の意味だ。
この図書館は政治活動団体ではない。ここに関わる多くの人たちが、何らかの形で、ミャンマー軍政に対して不満を持っているにしても。ここは図書館としてすべての人に開かれている。人種、国籍、思想、信条、あらゆるものを問わず。現ミャンマー軍政に異を唱える者、支持する者。ビルマ人、日本人、様々な国の人。ここを訪れる全ての人々のために。
「AHHARA(アハーラ)」とは「頭の栄養」という意味だ。軍政下において、人々は言論統制化におかれている。しかし、人々は、様々な情報を得て、自由に物を考え、意見を交わさなければ、その頭は枯れてしまう。そのためには「頭の栄養」としての、図書館が欠かせない。
〔利用について〕思想信条、国籍、性別、その他まとめて一切不問。電話かメールで予約をいれれば利用可。開館時間は土〜月曜、10時〜22時。
〔資料収集について〕図書館に所蔵されている資料は、現在約6000冊。小説、詩、仏法説話(さすが仏教国!)、ノンフィクション、翻訳書、歴史書、評論等々様々である。
資料の購入費は、基本的にビルマ人たち同士の寄付によって賄われている。また、水掛祭りなどでの出店の収益や、講演会活動などの収益なども充てられている。
ビルマの人々は、自分自身でも好んで詩を即興で詠んだり、書き物をしたりする人が多い。文学や詩の力が、人々の生活の中に生き生きと脈打っていることを感じずにいられない。
自由に考えること、自由に話すこと、自由に集うこと、自由に自分の生きる道を選ぶこと、そのためにこそ図書館の自由はある。
★ 『むすびめ2000』52号(2005年8月)より、著者の許可を得て、一部省略して転載しました。全文は同誌参照のこと。
←著者の許可を得て全文をサイト上に公開しました。こちらから どうぞ。おすすめです。