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写真…イノブタ(5/31)・ニホンカモシカ(6/9)・林道のシカ(6/16)・ニホンカモシカの親子(6/16)・子ジカ(7/3)
5月18日
「クマ探し」をはじめて1年。いよいよこの土地の住民となるべく引越しだ。まずは細々した手荷物を全部積み込んで新居に運ぶ。そしてまた町にもどって買い物をした後、大きな荷物を運び出した。最後にYHを後にしたとき、お母さんが久しぶりに手を振って見送ってくれた。ここに客として泊まるのも、これが最後かなぁ。
YHのお母さんとM社長のおかげで、予想外に家財道具がそろった。YHからは布団一式と机とガスレンジ。M社長からは書類ケースに湯沸しポット。どれも古いものばかりだが、実用上は問題ない。机に向って、お茶をすすると、ここが今日初めて過ごす家だと言うことを忘れてしまう。
N新聞がまたクマ記事を載せた。今回は西中国山地のクマの話題。個体数が増えたため目撃や被害が増加している、として、駆除を匂わせる記事だ。まぁ、被害が出れば「駆除」を考えたくなる気持ちはわかるが、せっかく日本ツキノワグマ研究所(広島県)の調査データを紹介するなら、同研究所が行っている「殺さずに被害を防ぐ」という取り組みをちゃんと紹介すべきなんじゃないかねぇ。まして直接関係のない九州のクマについて、改めて「絶滅宣言」を紹介する意図が不明だ。
まだ自炊できる状況ではないので、夕食はまた弁当を買って来て食った。いつもの夜回りはシカ2回4頭、ウサギ、アナグマ、テン各1のみ。帰宅後がヒマだ。YHのようにTVや漫画はないし、何より「一人旅の女性客」なんている由もない。なんか寂しいなぁ。
何はともあれ、新居での一人暮しの始まりだ。
5月19日
明け方冷え込んで熟睡しきれなかったせいか、寝坊した。YHより少し標高が高いので、やはりちょっと気温が低いようだ。しかし天気は夏を思わせる日差し。
やり残していた風呂の掃除といくつかのパソコン仕事を終えてから昼前に出発。G、K、M地点の点検を行ったが、G、Kは1コマづつしか進んでいないのでそのまま残置。前回設置したM地点は少し動きがあったので、フィルム回収。動物の活動範囲が高いところに移動している気がする。
弁当の夕食をとった後はこの夜も夜回り。シカ2回4頭、アナグマ2、ウサギ1。帰宅後、初めてこの家の風呂を沸かして入浴。湯船は小さいが、心地よい。
5月20日
う〜ん、また寝坊した。最近無人カメラもあまりコマが進まないし、まだ新居が整わないので落ち着かない。で、この日も町に下りて買い物ほか。O氏の職場でHPの更新などしたが、なんだか接続が不安定だ。ホストコンピュータか、アクセスポイントのトラブルのようなのだが。
家にある駐車場は狭かったり、お隣さんの車の出し入れの関係で、僕のデカイ4WD車は無理。で、お向いさん所有の畑に一角に車を止めさせてもらうことになったが、それでも少々狭い。隅に積んであった土をスコップで寄せてスペースを広げた。これで駐車は問題ないだろう。
その他のご近所さんへの挨拶回りが一通りすんだ。みなさん感じのよい方ばかりでよかった。
先日僕がばら撒いた「絶滅宣言に異議あり」のアピールに対し、Y紙大分支局の記者から反応があった。明日正式発表があるらしい。
この日の夜回りはすこし遅めにスタート。シカ2回4頭、ウサギ、テン、アナグマ各1。う〜ん、最近パッとしないなぁ。
5月21日
高千穂の各家庭には防災無線なるものがある。緊急時の無線連絡用だが、日常は町からのお知らせなどが定時に放送されている。YHでも厨房に無線機があったので知ってはいたが、この日(月曜日)新居の無線機で初めてこの定時放送を聞いた(土日は放送がなかったのか、僕が熟睡していて気付かなかったのか??)。朝6時15分「ぴんぽんぱんぽ〜ん…高千穂町役場からのお知らせです…」。目覚まし時計代わりになるな。
早起きしたは良いが…あれれ、雨だ。これじゃ山にいけない。まだラジオもテレビもなくて天気予報をちゃんとチェックしていなかったのがいけなかった。まいったなぁ…。仕方なく、室内での仕事を片付け、あとはまたも買い物とHP更新のために町にでる(注;新居には固定電話はまだない。またPHS圏外なので、通信をやろうとするとコストの高い携帯電話で接続することになる)。
夕方、国際協力関係の対外向け英文誌の編集者から電話で取材依頼。この編集者は僕がまだアフリカで協力隊員だったころにも取材で任地まで来てくれたことがある。再度の取材となったことは全くの偶然なのだが、なんとも懐かしかった。
朝からの雨は夜になっても止む気配がない。山には濃霧がかかり、夜回りは中止。
テレビもラジオもないので詳細は未確認だが、予定どおり大分県による「クマ絶滅宣言」の正式発表があったようだ。
5月22日
昨夜遅くまで降り続いた雨は朝には上がっていた。しかしいつ降り出してもおかしくないような曇り空。電話で天気情報を確認したが、この小康状態も一時的なもののようだ。山中での点検作業はまたも延期。23日からの予定にしていた帰省を1日早めることにした。
出かけにO氏の職場で新聞をチェック。各紙とも「絶滅宣言」の記事を掲載していた。全国紙A、Y両紙は社会面で取り上げ、K大のD先生の反論のコメントを紹介。一面掲載の全国紙のM、ブロック紙のN両紙は反論の紹介はなかった。これが各紙のスタンス、ということだろうか。
曇り空の下、一路福岡へ。渋滞もなく昼過ぎに自宅に到着。福岡は梅雨を思わせる蒸し暑さだった。一休みした後、まずは市役所で転出の手続きを行った。ついでに以前国際交流関係などで世話になった「地域づくり課」を訪ね、今回の引越しを報告した。担当者は僕が高千穂町に移籍することをしきりに残念がっていた。
夕方、福岡県内に住むYさん、Sさんにそれぞれ電話。それぞれ昨年秋と、今年春に高千穂町内で熊を目撃された方たちだ。今回の「絶滅宣言」のこと、そして僕の引越しの報告。「必ず僕が証明して見せます!」
実家には先日僕が原稿をだしたクマ関係の団体の機関誌が届いていた。掲載されたのは自己紹介のエッセイ。
5月23日
予定より1日早い帰省だったので、すこしのんびり出来る。高千穂の新居に持っていかなくてはならない荷物をまとめたり、リサイクルショップで買い物をしたり。中古の冷蔵庫を買った。たまたま学生時代に使っていたのと同じ型で、まだ新しいのが出ていたのでこれにした。他の家財の多くは急がないが、冷蔵庫だけは出来るだけ早く欲しかった。これから夏に向け、大量に買い込んだフィルムの保管と、そして何と言ってもビールを冷やすのに必要だから。
高千穂に戻るのは25日の予定。その直後からTV取材が入る予定だったのが、先方の都合でキャンセルになってしまった。残念。
高千穂のO氏からファックスが送られてきた。D紙の一面コラムだ。このコラムを毎日書いているのは延岡にいる編集部長氏らしいが、実は宮崎県側の「クマ探し人」の一人だ。今日のコラム文には今回の「絶滅宣言」に対する悔しさがにじみ出ている。そして最後は僕を名指しにして「ぜひとも成功してレッドデータブックを書き替えて欲しいもの。」とある。了解。やってやりますぜ!
5月24日
午前中は先日打ち合わせのあった対外向け英文紙の取材。と言っても編集者のハードスケジュールが災いし、1時間遅れでようやく会えた。話し足らない部分はあったが、それでも協力隊時代から今のクマ探しに至るまでを語った。
その後はいろいろ買い物など。ボロボロのトレッキングブーツを買いなおさないといけない。昨年買った靴は案外早くだめになった。行き付けの登山用品店で何か良いのはないかと悩んでいると、古参の店員の勧めで試着した靴が良い感じ。ちょっと予算オーバーだが、これに決定。
この日は写真仲間のKさんの写真展初日。夕方会場に出向く。そしてここで他の仲間たちと落ち合って、「自然派の会」の飲み会へ。今日は10人が集まった。新顔の2人のうち一人が、愛用のカメラなどのマニアックな部分で僕と共通項があったりしてコワイ!。最近持っているだけでも珍しいO社の一眼レフをメインに使っているなんて、僕以外にもいたんだなぁ。あまり夢中で話すと、他の参加者に迷惑なのでちょっと自制。今夜の「自然派」も楽しい集まりだった。
カメラメーカーC社のプロ会員登録が認められたとの連絡を受ける。
5月25日
朝近所のホームセンターで買い物をした後、引越し荷物で一杯の車で福岡を発つ。夏を思わせる陽気のなか、快調なドライブで3時間あまりで高千穂に到着。役場で移動手続きをしたあとは、また買い物と荷物の整理。暑い暑い。夕方、まだ明るいうちに水浴び。冷たい水道水をそのままかぶるが、火照った身体には気持ちよかった。アフリカ時代、水道管直結・ヒーターなしのシャワーしかなかった家での生活を思い出した。
M社長の誘いで夕方から飲む。冷えたビールがうまい季節になった。正式に高千穂町民になったことをみなさんに報告した。M社長がよく連れて行ってくれるスナックでは、妙に若いノリのオバチャンに気に入られてしまった。なんとなくイケナイことになりそうな感じではあったが…幸か不幸か、何事もなく深夜に一人で帰宅。
5月26日
当然、二日酔いの朝。山に行きたかったが、前日に運び込んだ荷物がごった返している。とりあえず荷物の整理。
冷蔵庫が使えるようになったし、学生時代に使っていた炊飯器も持ってきた。で、地元の小さなスーパーに行って自炊のための買出し。もともとご飯と味噌汁さえあれば大したオカズはなくても気にならない性格なので、自炊と言っても手の込んだものは作る気はない。ご飯は地元の高千穂米(うまい!)に麦を混ぜることにした。後は好物の納豆と卵と漬物。これにインスタントの味噌汁で晩飯完了。
夕方から夜回りにでるものの、シカ数頭が出てきたのみ。
風呂を沸かそうとしたら、浴槽にでっかいムカデ君。引越し前に「高千穂の家にはムカデが出る」とはよく言われたが、引っ越し早々の初お目見えだ。が、アフリカ時代はサソリの出る家に住んでいた僕は、ムカデごときで騒ぐほどヤワではない。排水口に流れていってもらった。風呂上りにはラジオを聞きながら冷蔵庫で冷やしたビール。しあわせ〜!
5月27日
久しぶりに真面目に山でお仕事。曇り空に山には霧がかかり時折小雨がぱらつくが、森はもう青葉が茂っているのでこの程度の雨なら作業は可能だ。B、D、L、H、Jの5ヵ所を点検。この一帯もササの新芽が出て来たりして、動物たちの動きもまた活発になってきた感がある。
浴槽を覗くと前夜から張りっぱなしの水にムカデの死体が浮いていた。前夜の奴がまた這い上がってきたのか??大きくて綺麗だったので「標本にするか」と一瞬考えたが、あまり意味がないので止めた。ムカデの出汁のでた湯船に浸かる。
湯上りに夜回り。ウサギ2、シカ2のみ。
5月28日
この日は2週間以上間があいてしまった大分県側に向う。一番標高の高いZ地点はずっとカメラを撤去したままになっていたが、草木が茂って動物の新しい痕跡も。以前とは向きを変えたがZカメラを再設置。これで無人カメラは実働12基。あとは予備のカメラ本体が1台あるのみで、センサーは予備なしの状態だ。もう1台センサーを購入すればもう1基増設できるのだが…センサーの会社がスポンサーになってくれたらなぁ…。X、Y地点も点検しフィルムを回収。
夕食の麦飯を少々炊きすぎたか、食後は満腹状態で一眠り。夜8時頃から夜回りへ。シカ2回4頭(これらは毎度同じところに出てくるので、多分毎回同じ連中だろう)、アナグマ1、テン2。
風呂上りはCDでジョージ・ウィンストンのピアノを聞きながら冷たいビール。
5月29日
先日から取材の申し込みがあったA紙記者氏と自宅のそばで11時に落ち合い、山に同行取材。この日はG、K、Mの3地点を点検。作業の合間にもあれこれインタビュー。
作業を終えて車にもどり、少し遅い昼食。さてそろそろ山を下りましょうか…と思っていたら3台の車が上がってきた。あれれ、どこかで見た顔ぶれだ。先日取材をドタキャンしたTVのM局、地元紙のD紙、M紙の記者氏たち。O氏とその職場でよくあう歴史民俗学者の面々。役場の広報担当者…。何事かと思いきや、この日のニュースで話題になっていた「高千穂産の化石がなにやら地史的な大発見につながった」とかいう一件で、化石を探しに来たらしい。採集現場とは違うが、この辺りでもそれらしいものがあるとかないとかの話。A紙記者氏も便乗し、僕もしばらくこの化石探しにつきあう。が、化石の専門家がいるわけではないし、石を割っては「あーでもない、こーでもない」と、いつしかのどかに「大人の遠足」状態。平和な町だなぁ。
化石探しの一行と別れ、自宅に戻って夕方までA紙記者氏のインタビューを受ける。この家ではじめての来客だな。彼は昨年も2回同行取材に来ているが、その割には記事になっていない。でも今回はちゃんと記事になるみたい。ドタキャンはごめんだよ。
今夜の夜回りはいつもより遅い時間に出発。シカ2、ウサギ3、アナグマ1、そして夜回り初登場のイタチが同時に2匹。帰宅後はA紙記者氏が「引っ越し祝い」と置いて行った芋焼酎を頂く。明日は終日雨の予報だから、ゆっくり味わおう。
5月30日
予報通り朝から雨。こちらも予定通り今日はお休みだ。のんびり朝寝坊。
午前中は先日購入しておいた小さな棚をふたつ組みたてる。これでやっと台所が片付くぞ。昼から町に出てコインランドリーで洗濯。洗濯の合間にフィルムを現像に出しに行ったり、銀行に行ったり。昼食に入ったのは以前から一度行ってみたかったソバ屋。ボリュームたっぷりの大盛りそばがうまかった。
前日回収したフィルムの現像結果を写真店でチェック。カモシカを期待したK地点も、今回はカモシカは現れなかったようだ。なんでだろう?
夕方、D紙記者氏が来訪。最近の「絶滅宣言」などの記事を持ってきてくれた。あれこれクマ談義のあと、「引っ越し祝いをやりましょう!」と言い残して帰っていった。
雨は断続的に降っている。霧が晴れないので夜回りは中止。
ここ数日、焼酎を飲みながら屋号を考えていた。つまり、この家は僕にとって住居であると同時に、実質的に仕事のための「事務所」なので、事務所としての名前をつけようというわけだ。平凡に「栗原智昭写真事務所」ではつまらない。だいたい「写真家」と言っても調査優先の活動をしていて「写真事務所」もないだろう。かといって「○○研究所」というのも実情に合わない気がする。いろいろ考えた末…ふっと良い感じのネーミングを思いついた。これは良いかもしれん!でも、発表は後日。
5月31日
なんとか雨は上がったようだが、どんよりした空。山は濃い霧。たぶん降っているだろう。そろそろ梅雨入りか。
午前中は家のまわりの片付ける。ぼうぼうに茂った草を手でひっこ抜いて、空家と思われない程度にした。作業をしていて、以前役場の担当者が言った「この家は湿気がひどい」という言葉の意味がわかった。屋根から落ちた雨水の逃げ場がない。これでは床下から湿気が上がって当然だ。幸いなことに風通しはよいので、とりあえず窓や戸をできるだけ開けておこう。
前日プリントに出した写真をもらってきた。インデックスプリント上で見て「ノウサギかな?それにしては耳が短いか?」と思っていた奴がなんとキツネだった。キツネは無人カメラで初登場はもちろん、夜回りでも遭遇していない。ちゃんといたんだねぇ。
J地点で写っていたイノシシと思っていた動物が変だ。妙に太っていて、尻尾が小さく丸まっている。イノブタか??(Photo4.5)
M社長のところから廃材をもらってきて棚を作った。これはパソコン用プリンターと(今はまだないけど)Fax電話用。よしよし、事務所らしくなってきた。
午後には晴れ間ものぞき、天気は回復に向っている。夕食後に山に向うと霞がかかっているが、夜回りには支障なし。シカ3回6〜7?、ウサギ2、アナグマ1、そしてイノシシ1家族3〜4匹。林道の同じ辺りで時々イノシシの家族がでてくるが、どうやら毎回同じ家族のようだ。昨年初めて見たときは小さかった子も随分大きくなった。
6月1日
昨年の今日、僕は初めて祖母傾山系の山中に分け入り、無人カメラを設置した。つまり、準備段階は別にして、実質的な「クマ探し活動」に入った記念日なのだ。その1周年記念に合わせて、僕は今日、個人事務所「MUZINA Press(むじなプレス)」の設立を宣言する!(「むじな」の由来についてはMUZINA Press専用ページへ)
…といっても、ここだけの話ですけど…。何分、町営の住宅なもので表立ってデカデカと看板を掲げるわけにもいかないしね。それに名刺もまだ福岡の住所のやつしかないし、固定電話すらついていないのでは格好がつかない。それでも屋号を掲げるだけならタダだ。これから追々整えていきましょう。あちこちにお知らせメールを発信。
夕方、買い物に出たついでに天岩戸神社に詣でる。岩戸に引っ越してきてからは初めての参拝だ。昼間の観光客の姿も減った静かな境内で、クマ撮影の成就とMUZINA Pressの発展を祈願。
夕飯が「麦飯」から「玄米ブレンド麦飯」にランクアップ(?)。ブレンド比は白米:玄米:麦が2:1:1。食感も味もなかなか良い感じだった。学生時代に100%玄米で生活していた経験がある僕としては、1:1:1でもOKかな。
夜8時頃から夜回りに出る。初っ端に「いつもの場所」でシカが1頭出てきた後はウサギ1匹でてこない。こんな夜も珍しい。さては先行車両がいたか?…なんて考えつつ後半部分を走行中、突然目の前に小ぶりのニホンカモシカが!山側に逃げようとしたカモシカは目がくらんだのか、登りそこねてジタバタ。車が停車したのがそのすぐ横だったので、とっさにシャッターを切った。ちゃんと撮れているかな??
6月2日
午前中はパソコン仕事。早めの昼食をとった後、T地点に向う。この地点は場所は一番近いのだが、車を降りてからのアプローチがきつい。そしてあまり誤作動が出ないので、比較的安心して放置できる。そしてたまに良い写真が撮れるが頻度は低い。というわけで、ついつい点検に行くのが億劫になってしまい3週間もほったらかしにしてしまった。で、センサーのバッテリーが切れ、フィルムも終わっている。おまけに荷物を最小限にしたため、センサー用の予備バッテリーを置いてきてしまった。やれやれ、明日出直しだ。億劫がって2度手間になってしまった。反省!
MUZINA Pressの設立宣言で、いろいろな方から応援メールが入ってきた。中でも嬉しかったのは、クマ調査界のカリスマ・広島県のM氏からの短い激励メッセージだった。
随分悩んだが、包丁とまな板を買ってきた(こんなことで悩むな!ってか?)。自炊と言っても納豆とかでオカズが済んでしまう僕は滅多に包丁なんて使わない。買わないで済ませようと思っていたが、気が変わって購入。刻みネギの入っていない納豆なんて!それが理由です。
夜回りはシカ2回3頭、ウサギ2、アナグマ1。今夜もパッとしない。ちなみに前夜のカモシカの写真は肝心の顔に木の枝がかぶってしまった。残念。
6月3日
いつもより少し早起きした。薄雲はでているが、概ね晴れの良い天気。仕度をして山へ向う。
今日はB、D、L、H、J地点の点検。途中の林道を歩いていると、動物(特にシカ)の痕跡が多かった。林道そばの藪の中からシカが飛び出してきた。姿はよく見えなかったが薮をの中で何かが逃げて行く気配がしたのが3回。これもたぶんシカだろう。たぶんこのあたりの標高がいま一番過ごしやすいのだろう。
J地点の近くでノウサギの死体を見つけた。死後3日目くらいか。ハエが目や口元にたかり、死臭を放ち始めてはいたが、食われた形跡はない。多分今夜あたりからいろいろな動物が死肉をむさぼりに来るはずだ。この死体をJ地点に置いてみた。どんな動物が来るか楽しみだ。
ちなみにこの日の山での昼食は手作り弁当。せっかく自炊を始めたのだから、経費節約のため、昼も可能な限り弁当を作ることにした。といっても、普段の食生活以上に質素な内容。T地点へは明日行くことに。
夜回りはシカ1、ウサギ1のみ。つまんねぇ。
6月4日
今日も良い天気だ。まずは一昨日から止めたままのT地点に行き、無人カメラを復旧。そのあと、G、K、Mの3地点の点検。3箇所とも数コマづつ進んではいたが、フィルムの回収は見送った。帰宅後少し遅い昼食。午前中に一仕事して、自宅に戻って自炊で昼食と言うのも、いかにも地元民みたいでいいなぁ。
先日の「絶滅宣言」発表の直前に電話取材のあったY紙大分支局から発表翌朝の新聞が届いた。社会面の記事は宮崎版と同じ内容だったが、これに加え大分版のページでは大分のクマ追い人・Kさんなどのコメントと共に、僕のコメントも紹介されていた。できれば宮崎版でも紹介して欲しかったなぁ。
夕方D紙記者氏の取材を受ける。「クマ探し1周年記念」の記事になりそう。
今日は終日爽やかな天気だったが、いよいよ梅雨入りだそうだ。夜回りはまたもシカ1、ウサギ1のさえない結果。窓をあけると夜の水田からカエルの合唱が聞こえてくる。「アメフレ、アメフレ…」とでも歌っているのだろうか。春が終わり、夏がやってくる。明日の予報は雨。
6月5日
予報通り朝から雨。といっても、雨脚はそう強くないし、さらりとした感じ。
営林署に出向こうと思ったが、今日は先方の都合が悪いようなので、明日以降にした。とりあえずコインランドリーで洗濯。
以前車を修理した時の代金23000円ほどを支払う。うぅ…、今月は厳しい!
終日の雨で夜回りも中止。
6月6日
朝になっても雨は止まない。で、ゆっくり朝寝坊。昼ごろ、ようやく雨が上がった。
午後はまず営林署へ。この3ヶ月間の報告と同時に、さらに11月中旬までの入林許可を申請した。ここの所長さんは初期の頃からの僕のクマ探しの理解者のひとりだ。この営林署は近く閉鎖が決まっていて、その後は小さな出先事務所だけになってしまう。所長さんがいるうちに、クマ撮影成功の報告ができると良いのだが。
ブロック紙N紙から初の取材申し込み。
愛車の前輪の減りが激しく、このまま本格的な梅雨になるとちょっとあぶない。で、まだ状態の良い後輪と前後入れ替えることにした。車をM社長のガレージに乗り入れ、慣れない作業にもたもたしていると、M社長のお友達が入れ替わり立ち代りやって来て、慣れた手つきで手伝ってくれた。おかげで難なく作業終了。これで雨が降っても安心だ。
天気はどんどん回復し、夕方にはかなり暑くなった。となれば、夜はもちろん夜回り。霞がかかってはいたが、満月を拝みながら林道を走る。シカ4、ウサギ1、アナグマ1。明日は山に入れそうだ。
6月7日
爽やかな朝。梅雨の晴れ間にしてはもったいない天気だ。
今日は大分県側へ。基本的に大分県側の各地点は梅雨入りで撤収の方針だ。今日の結果を見て最終判断を…と思っていたら、3つとも1コマも進んでいない(1台は機材側の問題だが)。ためらうことなく完全撤収!この3地点は手間がかかった割にはほとんど成果が出なかったなぁ。
午後自宅にもどって一息ついていたら、真昼間から目の前にムカデが出てきた。机の正面の窓の隙間から入ってきて、机の上に上がりこんだ。おいおい!変なところに隠れられたら、いつ噛まれるか分かったもんじゃない。キン○ョールで弱ったところをうまく外に放り出して一安心。
O氏の職場に顔を出す。専門外の「化石騒動」でお疲れの様子。
この日浴槽で水死していたのは、大きなゲジゲジだった。来週あたりはサソリでも出るか??ぬるめの湯で汗を流したあと、夜回り。が、いつものところでシカが2頭でたのみ。
6月8日
今日も晴れ。暑くなりそうだ。
前日大分県側から持ち帰った無人カメラのうち2基分を持って、H、J地点へ向う。点検のタイミングとしてはちょっと早いのだが、前回3日にウサギの死体を置いたJ地点が気になる。
ウサギを置いた場所にはウサギの毛と死臭だけが残っていた。骨が転がっていたのは5mほど離れた場所。頭骨〜背骨〜骨盤までがなんとかつながったままで、まだ皮の一部が残っている。Jカメラは数コマ進んでいたので、フィルムを回収してそのまま継続。骨のあったところに臨時にN地点を新設した。H地点は変化なし。
林道を戻る途中、道端にカメラを仕掛ける。P地点とした。林道を歩く動物たちの姿を撮ってみようと思う。幸い、車は現在ここまでは進入不可能だし、一般の人たちが来るところではない。日を遮るものがないので日光による誤作動が心配だが…。
「梅雨の晴れ間は日差しがきつい」とはよく言うが、本当に暑い。肌がじりじり焼けるようだ。昼過ぎに作業を終えて、下山。帰宅後、冷たいシャワー(というか、ホースの水)を浴びる。ひゃ〜っ、冷た〜!でも気持ち良いぃ〜!
即日現像したJ地点のフィルムだが、ウサギの死体にやってきていたのはタヌキとテン。全くもって平凡な結果。つまらん!
いつもより少し早めに夜回りにでる。その時間帯が良かったのかどうかはわからないが、シカが8回(各1頭)出てきた。1頭は子というより赤ん坊に近い小さなシカ。出産が5月ごろというから、生後1ヶ月というところか。遭遇した時、そばの薮の中に親がいるような感じだった(見えなかったが)。しかし、その子は林道をそのまま走って逃げていく。こちらがスピードを落として間隔を開けても薮になかなか入ってくれない。ようやく山に逃げ込んだ時には、最初の地点からかなり離れてしまった。ちゃんと親元に帰れただろうか?他にウサギ3、イノシシ2(いつもの家族連れだとは思うが、2頭のお尻しか見えず)。
入浴後、いつものようにビールを飲みながらこの原稿を書いていたら、裸足の指の辺りがムズムズっとした。何か虫でもいるのかと思って足元を見ると、ムカデ君。ひぇ〜っ!危うく噛まれるところだった。さすがの僕もこれにはまいった。ふっと、アフリカでサソリに刺されたときの悪夢がよみがえる…。
6月9日
今日も良い天気。本当に梅雨に入ったんだろうか??
G、K、Mの3地点の点検へ。近くの舗装道でキツネに遭遇した。前回来た時、このあたりにウサギや鶏の死骸があったので気にはなっていたが、やはりあのキツネだろうか?Gは前回から進んでいなかったが、他2地点は数コマづつ進んでいる。前回フィルム回収を見送っていたこともあり、全て回収。カモシカが写っていると良いが。
車を発進させてすぐに異常に気が付いた。右前輪がパンクしている。やれやれ。エアが抜けかかったスペアタイヤに交換し、だましだまし下山した。自宅で昼食をとった後、行き付けのガソリンスタンドで損傷したタイヤを見てもらうと、側面が切れている。林道走行ではよくやるパンクで、僕は同様のパンクを過去2度経験している。困ったことに、これは釘踏みパンクと違って普通修理が出来ない。オフロードタイヤは結構高価だ。愛車のタイヤサイズでは、1本だけで1万5000円位するだろう。か、金がない…。どうしよう…。うるうる…。
車のことで困った時に頼りになるのがM社長だ。小屋作りに黙々と励むM社長に泣きつくと、「客が乗るレンタカーにはもう使えねぇから」と言って、中古のタイヤを1本くれた。さらに損傷したタイヤも「まだ溝が十分あるし、捨てるには勿体ねぇが。」と言って、取引先のタイヤ屋に電話。この店が側面の穴を塞ぎ中にチューブを入れることで、死んだタイヤも蘇らせてくれた(あくまでスペア用として、だが)。一番状態の良いタイヤ(これまでスペアとして積んであった)はホイルから外し、予備として保管することになった。一時はどうなることかと思ったが、数時間と3千円ですべて解決。毎度の事ながら、M社長には感謝、感謝!
回収したフィルムにはカモシカが写っていた。それも良い出来だ。やった!(Photo4.1)
前夜と同じ時間帯に夜回り。でもシカ2回3頭、ウサギ1のみ。
6月10日
天気はやや下り坂のようで曇り空。でも山を歩くには暑すぎずちょうど良いくらいだ。
B、D、L地点へ向う。林道を歩いていると、付近の薮の中からシカの警戒音が響く。B地点はコマが順調に進んでいたが、D地点は1コマのみ。もともとD地点は水場のポイントなので、乾燥が続く季節でないと動物が集まらない。今回はこのまま継続するとしても、梅雨の間は撤収するか、簡易型の装置に代えたほうがいいかも。L地点は相変わらず誤作動が続いているみたいだ。カメラとセンサーを交換して、次回まで様子を見るとしよう。
福岡の知人で近く海外赴任が決まっている方から荷物が届いた。ターミナルアダプターを譲ってもらった。…が、電話機はまだない。午後から町のコインランドリーで洗濯。
夕食後、この日も早めの時間に夜回りに出る。シカ3回4頭、ウサギ2。
夜回りからの帰りに今夜のビールが切れていることを思い出した。自宅近くの酒屋はもう閉まっているので、高千穂の町へ足を伸ばす。自宅に戻る前に携帯の留守録を聞くと、M社長から呼出だ。M社長の事務所に立ち寄ると、すっかりゴキゲンな社長は翌日の車の回送の手伝って欲しいという。もちOKよん。
予報に反して、夜になっても雨が降る気配はない。
6月11日
今日も良い天気。雨雲はどこへ行ったやら。しかし今日は山行きの予定はなし。午前中はいくつかの電話連絡などしたのみ。
午後、約束どおりM社長の会社へ。受け賜わった仕事は回送の運転手。先日貸し出し中に出先で故障したレンタカーの修理ができたというので、これを高千穂まで運ぶのが僕の役目。修理工場から2時間ほどのドライブで、夕方まだ明るいうちに高千穂に到着。半日分の日当を頂いたのが久しぶりの収入。
わずか2時間とはいえ、慣れない車で初めての道を走ったせいか、ちょっと疲れてしまった。これ以上車を運転するのはつらいので夜回りは止めておこう。で、良い機会なので前々からやってみたかった「朝回り」をやることにして、早めに就寝。
6月12日
午前3時起床。外はまだ真っ暗。鶏もまだ鳴いていない。こんな時間に起きたのは久しぶりだなぁ。午前4時、「朝回り」に出発。途中県道の真中に座ったままのノウサギに遭遇。こいつも僕が車から降りるまで反応がなかった。寝てたのか??空が白み始めるなか林道を走るが、シカ1のみ。5時半ごろ未舗装林道を抜けたときには、もうすっかり夜は明けていた。眼下の谷合いは白い霧に埋もれていた。雲海は秋の国見ヶ丘が有名だが、山中のこういう風景もまた良い。帰宅後はまた寝床にもぐり込んだ。
この日の午後は新聞社の取材がふたつ。ブロック紙のN紙に続いて、地方紙のM紙の記者たちが相次いで自宅を来訪。それぞれ2時間ほどのインタビューになった。既にA紙やD紙の取材もあったので、今月後半は各紙での紹介が続くことになりそうだ。ちょっと売れっ子になった気分(でもやっぱり「気分」だけ…)。こうやってマスコミの中で話題になることで「絶滅宣言」の一人歩きを少しでも抑制できれば…。
朝回りにも行ったが、夜回りももちろん行く。が、シカ3、アナグマ1のみ。見上げた夜空には星が輝いていたが、明日は久しぶりに雨が降りそうな予報。
6月13日
朝目覚めると雨音が聞こえた。久しぶりの雨だ。Tシャツだけでは肌寒い。
大分県側の国有林の管理担当である竹田市の営林署を訪ねる。担当者にこの3ヶ月間大分県側で行ってきた撮影を休止して無人カメラを撤去したこと、秋からまた再開の予定であることを伝え、これまでの成果である写真を見てもらった。
雨の竹田を後にし、久住に向う。九重山と久住高原で知られる地だが、山が目的ではない。実は協力隊の僕の後任隊員としてマラウィに派遣されていたTちゃんが、2月に帰国して実家のあるこの久住にいる。竹田と久住は案外近いとわかって、次に竹田に行くときにはぜひ会いに行こうと思っていた。派遣されて来たTちゃんを残して僕がマラウィを離れてから2年半。久しぶりに会うTちゃんは、あのころのか細いイメージにくらべ…ちょっと太ったかな?でもずっと逞しくなって帰ってきた気がする。陽気さはちっとも変わっていない。彼女の自宅に上がりこんで、懐かしい顔が並んだ写真を見ながら、お互い積もる話で飽きることなく語りつづけた。僕が去った後の任地のこと、同僚のこと、隊員仲間のこと。いろいろなハプニング。思う存分あのころのことを語れて、無性に楽しかった。別れ際に「おいしいですよ」と、土産まで持たせてくれた。
夕方高千穂にもどり、所用でM紙とD紙の記者氏をそれぞれ訪ねる。D紙記者氏と話していて、「ユースホステルを出て完全に一人暮し。山に入るのはいつも単独。さらに梅雨。万が一を考えて、行先を誰かに伝えるようにしては?」とのアドバイスがあった。この問題はYHを出て家を借りることを考え始めたころから思案していた点ではあったが、実際こうして一人暮しを始めると現実の問題になってしまった。で、とりあえずD・M両紙の記者氏たちとO氏の3人に、毎晩翌日の行動予定を伝えるメールを送信することにした。これが突然途切れ、携帯電話でも連絡が取れなければ「非常事態」と判断してもらおう、というわけだ。
夜になって雨脚は強くなった。夜回りはもちろん中止。Tちゃんがお土産で持たせてくれた久住の「地ビール」をいただく。
6月14日
前日からの雨が早朝までふり続いていたようだ。朝寝坊を決め込んでいたが、9時過ぎに近所の工事の騒音で起された。ふと窓の外をみると、日が差している。なんと、雨は上がり、雲間から青空も覗いている。昨夜の天気予報は見事に外れたようだ。良くわからん天気が続くもんだ。
でも、今日は休みと決めていたので、そのままのんびり過ごす。昼過ぎ、隣の官舎に住む中学校の先生が訪ねてきた。「職業」をテーマに子供たちに話をしてもらいたい、との依頼。同様の講話は福岡で経験済みだ。ご近所でもあるし、快諾した。
午後、高千穂の営林署を訪ねる。近く営林署を閉鎖するに当たって記念冊子を作るので写真を使わせて欲しいとの依頼があったためだ。予算的に謝礼は出せない、とのことだが、当初から僕の活動を理解してくれ、協力してくれたお礼に無償で使ってもらうことにした。先日申請していた秋までの入林許可が下りていたので許可証を受け取る。
M社長から古い電話機を頂いた。電話会社に連絡をいれるが、工事は来週になるとのこと。
天気は再び下り坂のよう。夕方山の方をみると、厚い雲がかかっている。雨も降り出した。夜回りは諦める。
6月15日
昨夜は天気が大きく崩れることは無かったようだ。朝、厚い雲が空をおおっているが、天気は持ちそう。山に向うと濃霧。しかし雨は落ちていない。まずはH、J、N、P各地点の点検。H、J、Nはこれといった進展なし。林道沿いのPはフィルムが終わっているが、誤作動かもしれない。続いて、B、D、L各地点も点検。前回、不調のセンサーを交換したL地点は誤作動が止まったようだが、フィルムは進んでいない。コマの進んでいたB、Dはフィルムを回収。さらにDは軽度のトラブルの生じたカメラを交換。昼前から天気はどんどん回復して、昼過ぎに帰宅する頃には暑い日差しが戻ってきた。
午後、M社長のガレージで車のオイル交換。自分でやってみるが、これが苦戦。M社長に助けてもらいながら何とか完了。ちなみに車の走行距離は、3月上旬に車を手に入れてからわずか3ヶ月余りで8千kmを越えた。タイヤもチビるはずだ。
夕方までに天気はすっかり回復したので夜回りに出るが、山の方をみると濃霧が出ている。が、幸い僕の夜回りコースまでは霧は下りて来ていなかったので無事夜回りを終えた。でもシカ2のみ。
6月16日
今日も朝から爽やかな天気。暑くなりそうだ。G、K、M、Tの各地点を点検してまわる。それぞれ数コマ程度進んでいるが、フィルム回収は見送った。帰りにまたキツネに遭遇。
自宅で少し遅い昼食をとったら、無性に眠たくなって畳の上で昼寝。外は暑いが、風通しの良いこの家の中は結構涼しく、快適に熟睡。
夕方、町に出て昨日現像に出したフィルムをチェック。誤作動を心配したP地点も、繰り返しシカが写っていた。(Photo4.2)B地点で変なものが写っていると思ったら、ニホンカモシカの親子だった。ここはカモシカが好むと言われる「急峻な岩場」とは正反対の場所だ。こんなところにカモシカが現れることもあるんだなぁ。(Photo4.3)
山にはまた霧がかかっているが、夜回りには支障なし。シカ3のみ。
6月17日
一時帰省のため朝から福岡へ向う仕度をしていると、先日取材に来たM紙記者氏が急用で来訪。ついつい話し込んでしまった。記者氏が帰った後、急いで仕度を済ませて出発。
順調に福岡にたどり着き、さてまずはここ2日ほどサボっていたHPの更新でも…とおもってパソコンバッグを開いたら…。がーん!パソコンは持ってきているが、電源コード(ACアダプター)を忘れてきている。このPCのバッテリーは古くなったのか長時間は使えない。メールで連絡をとることになっていた相手に「メール不通になります」旨を伝えるメールを送っただけで息絶えた。これで高千穂に戻るまでHP更新、メールはもちろん、HPの原稿を書くことすら出来ない!(…賢明な読者はお気づきであろうが、実際にはこの文章は数日後に書いている。)
6月18日
午前中いくつかの買い物と用事を済ませに街に出る。修理が出来ているはずのカメラは「症状が再現しない」として戻ってきていた。アホか!整備くらいして返せ!結局このカメラと、今回持参した不調のカメラの2台が入院となってしまった。
夕方から友人たちとE嬢の自宅に集まってスライド上映会。以前ここでKさんのスライド上映をやったのをきっかけに僕の動物の写真もぜひ、とのリクエストがあり開催となった。蒸し暑い梅雨の夜、ビールを飲みながらのスライド上映だ。「いつかぜひクマの写真を!」とのリクエスト。毎日この日記を読んでいるという参加者は「HPが更新されていないので、遭難したんじゃないかと心配した。」と。他にもそう勘違いした読者もおられるかもしれない。申し訳ありません…。
6月19日
ブロック紙のN紙が僕の紹介記事を載せた。予定より数日早い。一連の取材で一番早かった地元D紙は掲載が遅れているようだ。どうしたのだろう??
先日引きうけた取材の仕事の打ち合わせのため、取材先に連絡を入る。が、何やらトラブルが発生しているようで、予定していた明日の取材は無理そう。
この日は記録的な豪雨が九州北部を襲い、各地で被害が出た。
6月20日
朝、高千穂のO紙から電話があり、地元M紙で紹介記事が掲載されたとのこと。また、D紙の掲載は19日の夕刊だったらしい。
再び取材先と連絡をとるが、やはり今日の取材は中止して21日午前中に延期することに。帰宅の予定が1日伸びてしまった。もっとも、この日は九州南部で大雨。慌てて帰る理由はないのだけれど。
6月21日
早朝から福岡の実家を出発。取材先である北九州市に向い、9時過ぎに先方と落ち合う。1時間半ほどで何とか取材を終わらせて、今度は一路高千穂を目指す。天気は小康状態だが、高千穂に到着する頃には、雨が降り始めた。
問題の電源コードは、机の上に鎮座していた。車から荷物を下ろした後、すぐにパソコンを立ち上げる。まずはメールの確認…と!またも問題発生。どでかい画像ファイルが届いていて、これが障害となって他のメールが読み込めない。このトラブルは2度目だ。う〜っ!迷惑メールだぁ〜!自宅から携帯電話でアナログ接続していたのではどうにもならない。M社長の事務所で電源を借りてPHSデジタル接続で、なんとか解消。はやくISDNが欲しい。
雨は止みそうにない。夜回りは中止。疲れたので今夜は早く寝よう…と思っていたら、A紙記者氏が急に画像を送って欲しい、と言ってきた。仕方ないのでスキャニング作業をして、(ビールを飲んでから)やっと寝床へ。
6月22日
雨の朝、町に下りA紙記者氏に画像をデジタル送信。で、急いで帰宅。この日、電話の固定回線の工事が来る事になっていたからだ。工事は少々時間がかかったが、昼過ぎには電話は使えるようになった。次はISDNだ。マニュアル片手にターミナルアダプター用の設定に挑む。が………あーでもない、こーでもないと試行錯誤しているうちに、「僕のパソコン+このTAの組み合わせは使用不可能!」という衝撃的な結論に行きついた。なんてこったい。せっかく譲ってもらったのに!(タダでもらったんだけど…)。結局TAは改めて電話会社から購入することになった。それまでは今のTAで電話とアナログ接続で通信をするしかない。
20日に紹介記事が掲載されたM紙に今度は写真4作品が掲載された。前回の記事ともどもO氏の職場で拝見。かなり大きな記事になっていた。それと作品がカラーで紹介されたのも嬉しい。M紙記者氏からのメールによると何人かの読者から問い合わせがあったとのこと。記事の反響らしきメールも直で入ってきている。さすがは県内トップシェアのM紙だ。
M紙記者氏から紹介された2人の方と電話で話した。一人は大崩山系でクマの痕跡らしきものを見た、という。この方の言う2例の痕跡のうち一つはシカ角こすり痕と思われるが、もう一つはクマ爪跡の可能性が高い。ただし、最近の話ではない。
もう一人の方の証言は、祖母傾山系ではなくもっと南方の山での目撃だ。現在、クマの情報は祖母・傾・大崩山系に多いが、もっと南の方からの噂も聞いたことがある。かつて分布していたのはまず間違いないので可能性はある。この方の2度の目撃談(本人1回、奥さん1回)はクマと断定するには少々難があるが、重要な参考情報だ。
6月23日
目覚めると天気は小康状態。ラジオとインターネットで天気予報を確認すると、明日以降の数日間は天気が回復しそうなので、今日の入山は見送ることに。と、途端に土砂降りの雨になった。
町に出てコインランドリーで洗濯。雨が洗濯日和とは変な感じだが、晴れ間には山へ行かなくてはならない僕としては仕方がない。新しい名刺を注文。
夕方から天候は回復の兆し。
6月24日
予報通り、今日は天気が持ちそうだ。目指す山の稜線は霧に覆われているが、なんとかなるだろう。弁当を詰めて9時過ぎに出発。
車を降りて歩き始めると汗がぼたぼたと落ち始めた。日が照りだし、ひどく蒸し暑い。点検はB、D、L、P、H、J、Nの各地点。センサー他の機材に浸水などのトラブルが発生している。特にひどいのがD地点で、一旦休止。H、J、N各地点は進展がなく、特に期待できないHとNを完全に撤収した。帰りにH地点から外したセンサーでなんとかD地点を即日復旧した。作業を終えて、火照った身体で車に戻ると夕方5時前だ。見上げると、もうそれは夏空に近かった。
帰りにいつも夜回りで走る林道に入ってみる。あれだけの雨の後だ。下見もなしに夜間林道を走るのは危険だ。で、案の定大きな倒木が道を塞いでいた。反対側に回り込んで下見をするには時間が遅い。疲れてもいるし、今夜の夜回りはあきらめよう。
ぬるめに沸かした風呂で汗を流した後、珍しく夕食時からビールを飲んだ。し、幸せ〜!
6月25日
この日も高千穂は真夏日の予報。天気が持つのは多分今日までだ。G、K、M各地点の点検に向う。G地点の機材に軽い浸水があったが大事はない。G、Kからフィルムを回収。
そのまま前日に走れなかった林道の後半を下見する。1度大き目の落石を手で退けはしたが、あとはごく小さな落石があったのみ。結局、障害になるのは例の倒木だけだ。で、牽引ロープを巻いて車で引っ張ると、らくらく動いた。これで全線開通だ。自宅に戻って昼食。
前日分も合わせて回収したフィルムを現像に出す。が、内容は期待外れ。雨や霧が障害となってマトモに撮れていないコマが多い。ま、梅雨の間は仕方ないか…。
M社長の会社に立ち寄ると、社長が「あぢ〜!」と汗をかきながら小屋作りに励んでいた。差し出されたビールで喉を潤す。
夕食後、久しぶりに夜回りにでる。山に向けて車を走らせると、夜風が心地よい。出てきたのはシカ6とアナグマ1。
6月26日
雲は多いが天気はまあまあ。でもこの日は届くはずの荷物を待ちながら自宅で引越しの挨拶ハガキに宛名書き。メールでは連絡が取れない人を中心にお世話になった方々に送ることにした。
ちょうど正午ごろ、荷物が届く。先日注文したターミナルアダプタだ。マニュアルを見ながら1時間ほどでセットアップ完了。これでやっとISDNだぁ〜!と言っても、56Kbpsのモデムと比べて読み込みがメチャクチャ早い訳ではない。接続は確かに早いが…。本当はブロードバンドの直結線が欲しいんだがなぁ。
夕方の雨は夕立だったようで、すぐに上がった。とはいえ天気は下り坂だ。今のうちに出かけよう。まだ日も沈まない時間に「夜回り」に出発。夕暮れ時の林道を走ると、シカ3、ウサギ1、そしてお尻から後足あたりがちらりと見えたのはイノシシか?それとも…。まだかろうじて明るさの残るうちに林道を走り終わった。
6月27日
朝から断続的に雨。午前中は写真の整理と洗濯。
A紙に紹介記事が掲載された。結構大きな特集記事になった。K大のD先生の応援コメントも出ている。九州・山口エリアのブロック版らしいので、各地の関係者も読んでくれただろう。ただ、「企業秘密」の無人カメラが露骨に写った写真が掲載されたので、記者氏に一応釘を刺しておいた。
夕方から久しぶりにM社長のガレージで飲み会。M社長が飼っていた「ケンカ鶏」をバラして焼き鳥に。先週のM紙、この日のA紙と続いた新聞での紹介で、「高千穂であんたのこと知らん奴はもうおらんな!」と冷やかされる。う〜ん、確かに悪いことはもう出来ない。悪いこと…早いうちにしておくんだった…。
6月28日
朝から断続的に強い雨。メールを開くと、友人たちから「記事みたよ」メールが入っていた。
昼は目撃者のTさん宅にお呼ばれしてご馳走になった。Tさんの山に仕掛けさせていただいているT地点での写真を見ながら、しばし動物談義。
M局記者氏がいらなくなった古いFAX機をくれた。業務用のFAX専用機だ。早速つないでテストしてみると問題なく使えるようだ。が、細かい設定の方法がわからない。ま、今はもう携帯電話+電子メールがメインになっていて固定電話とFAXの出番は減っているから、これで何とかなるでしょう。
先日各地に送った引越しの挨拶状を見て、2件の電話があった。一人目は冬の間世話になっていた写真店のF社長だ。「フィルムとかで困ったら連絡して来い」とありがたいお言葉。もう一人は6年ほど前、まだ金沢にいた頃に世話になったHさんだ。当時共に関わっていた自然保護問題の現況などを久しぶりに話した。
6月29日
早朝から断続的に激しい雨。
今日は地元の中学校に講師として招かれた。テーマは「職業」。以前にも福岡の中学校で同様の話をしたことがある。あの時と同じように「夢をあきらめるな!」を語ってきた。アフリカ時代に撮った動物写真が好評。最後に子供たちから花束をもらった。男の一人暮しで、花瓶なんて持っているわけはない。ビールの空き瓶を花瓶代わりに部屋に飾ると、なんだか部屋が明るくなった。たまにはこういうのも悪くないな…。
昼過ぎまで続いた雨も夕方までに上がった。夜回りに出たいが、昨夜から続いた雨の総雨量はかなりのものだ。土砂崩れなどが心配。で、明るいうちに出発。すると峠越えの県道が土砂流出で通行止め。迂回しようと入った道も各所に土砂流出があり、最後は中規模の土砂崩れで通行不可能。危険を感じ、夜回りは中止して帰宅。明日は天候も回復するようだが…。
6月30日
曇り空だが、雨は止んでいる。とはいえ、まだ山の天気には不安が残る。予報では明日以降も天気は持ちそうなので点検は明日以降にし、もっと気になる道の状態を見てまわる事に。
峠までの道はなんとか開通していた。が、各所に中小の災害の跡が見られ、路面には流出した土石が散在。夜回りコースの林道に入ると、思いのほか状態は良い。少なくとも4WD車でゆっくり走り分には問題ない…と思っていたら、もうすぐ林道の出口というところで急に状態が悪くなった。
路面が大量の水に洗われたのだろう。表面の土砂が流され、尖った石が露出してびっしり敷き詰められたような状態の箇所に出くわす。まるで針山の上を走っている感じ。恐る恐る車を走らせるが、予期せず車が大きくゆれた。「や、やばい!」次の瞬間、ボシュッ!シュパーッ!タイヤからエアが噴出す音がした。右前輪のタイヤに切り裂いたような長さ8cmほどの穴が開た。何とかタイヤを交換して林道を出ると、そのまま舗装路を経由して下山。先日のパンク騒ぎの際にキープしておいた予備のタイヤを積み込んで、これまた先日世話になったタイヤ店で付け替えてもらった。損傷したタイヤは、修理不能。次のパンク(バースト)に備えて、予備のタイヤを探しておかなきゃ(どなたか、サイズ215SR15の不要の中古タイヤ、持ってません??)
それにしても金がない。冬の間のアルバイトで稼いだ金ももう底をついた。アルバイトも思うように見つからない。食費はぎりぎりまで切り詰めることも出きる。だが、各種の支払いは現金収入がなければ話にならない。新聞に掲載された写真の謝礼も、そのまま現像代の支払いに消えた。今もし車が壊れたりすれば、途端に僕の活動はストップしてしまう。何とかしなければ。
路面状況が不安なので夜回りは中止。
7月1日
雲は多いが夏を思わせる空だ。寝坊して出発が少し遅くなってしまったが、久しぶりに山に入る。雲があるので日差しはそれほどきつくはないが、歩くだけで汗がぽろぽろと流れ落ちる。L、B、D、P、J各地点を点検。Jを除く全フィルムが終わっていたので回収。
帰りにまだ下見が出来ていない夜回りコースの後半部の様子を見に行く。林道に入るとすぐに作業をしているオジサンたちがいたのでその先の様子を聞くと、案の定通行止めになっているという。夜回りは当面諦めるか??
7月2日
青い空、白い雲。申し分のない夏空だ。暑くなりそ〜!山に向い、G、K、M各地点を点検。前日点検した各所とは対照的に、コマがあまり進んでいない。先日のタイヤバーストの現場を恐る恐る通過。やはりこの林道を暗くなってから走るのはまだ危険だな。
予定している最後のポイント・T地点は、一番里に近いが急峻な斜面を延々と歩いて登らなくてはならない。このクソ暑い真昼間に行くのはごめんだ。で、一旦帰宅。昼食と昼寝のあと、午後3時頃から改めて出かける。途中の急な作業道はやはり雨で激しくえぐられている。Tカメラはほとんどコマが進んでいない。機材のやりくりの関係でカメラを交換した。汗だくになって帰宅。水浴びが気持ちよい。
福岡の放送局・R局のラジオ担当者から電話があり、番組への出演を依頼される(といっても、電話インタビューだが)。先日の新聞記事を見てのことだった。この女性担当者、記事以外の予備知識は全くなかったようだが、電話で話をしているだけで僕のクマ探しの「要点」を的確につかんでくれた。出演を快諾。
7月3日
朝からドピーカンの晴天。朝のうちは実に爽やかだが、日が高くなるにつれじりじり暑くなる。幸い(?)、今日は山に行く予定はない。
先日講話をしてきた中学校の担任の先生が来訪。子供たちの感想文を持ってきてくれた。僕の「夢をあきらめるな」のメッセージに対して子供たちが書いてきたそれぞれの夢…看護婦、大工、サッカー選手、歌手、考古学者、声優、獣医、探検家…。いいぞぉ!その夢、簡単にあきらめるなよ!先生は絵ハガキをたくさん買って帰ってくれた。ありがたや、ありがたや。
久しぶりに晴れた日に洗濯ができた。暑い日差しの下に洗濯物を干す。
ここ2日間に回収したフィルムを現像に出す。B、D地点でシカがたくさん写っていたのが目立った。生まれたばかりの小さな子ジカがかわいい(Photo4.4)。
夕方まだ明るいうちに「夜回り」(「夕回り」か?)に出る。路面状況はもちろん変わることなく最悪。走るので精一杯だ。先日オジサンたちに止められた林道の後半部分にも入ってみる。途中数カ所に中規模の土砂流出があり、乗用車ならここでストップだ。愛車の4WD車はがんばって突破したが、とても日没後に走れる状況ではない。そして、動物は0。
7月4日
今日も朝から晴天。朝の爽やかな風が昼間も続いてくれれば最高なんだけど、やっぱ暑くなりそう…。
8:30過ぎからR局のラジオのインタビュー。8分間ほどパーソナリティと話す。過去、TVもラジオも何度か経験しているが、生放送と言うのは初めてだな…。ま、今回は電話インタビューなんで、こっちの感覚としては電話で話しているだけなんだけど。パーソナリティは最後に「(出演の)お礼に辛子明太を送ろうと思ってたけど、これでは腹の足しにはならない。ラーメンにしましょう!」と。
その後は写真の整理をしたり、庭の草取りをしたり、パソコン仕事をしたり、機材の整理をしたり。家にいても暑い暑い!
高千穂は町中で標高300mくらい(僕の家で400mくらい)のところなのだが、盆地のため日中は平野部より暑いことも珍しくない。が、朝夕が涼しいのが救いだ。日没のころ家の外に出ると涼しい風が吹いていた。日が暮れて日に焼けた家が冷えてくると、家の中も過ごしやすくなる。
7月5日
明日から数日間は雨が続きそうなので、タイミングが早いが山に向う。天気予報では「くもり」と言っているが、しっかり晴れてるじゃない!お約束どおり、汗がボタボタと落ちる。
この日はB、D地点のカメラを交換。もともとここにしかけるつもりでいたカメラは2台とも不具合で入院中。古いカメラなので修理ができない可能性もあるようだ。そこで方針を変更し、他から回収した別機種のカメラに替えることにしたのだ。設定が全く変わってしまうが、仕方がない。
昼ごろに作業を終えたが、空は既に雲に覆われていた。昼食後、P地点に向っていると、ますます雲行きが怪しくなってきた。急いでP地点の点検を終わらせて来た道を戻るが、天気の崩れは予想外に早く、あっという間に本格的な雨になった。レインジャケットを羽織って、カメラザックにカバーをかければ、雨はかえって涼しくて気持ちが良いくらいだが…「ゴロゴロゴロ…」頭上の雲の中から轟く雷だけは歓迎できない。夏山で一番危険なのは雷だ。クワバラクワバラ。足早に車に戻り、土砂降りの中を下山。
夕方、また中学校の先生が来訪。預けてあった絵ハガキがまた売れたようで、売上を持ってきてくれた。うるうる…感謝感謝!
これ以前の日記は「クマ探し日記(3)」 続きは「クマ探し日記(5)」・クマ探し日記の表紙へ
エッセイ「アフリカとクマ探し」 参考文献 New!
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