「高千穂神楽の夜は永く」

高千穂神楽拝観心得之条

…あなたは「里人」になれますか?


近年一部の団体観光客・マスコミ関係者・写真家のマナーの悪さが嘆かれている。今後の状況次第では、将来的には観光客の立ち入り規制や撮影・取材の拒絶といった事態に発展するおそれもある。ぐれぐれも地元の人々に不快感を与えることのないよう配慮されたい。

以下の注意事項は、栗原がこれまでの体験をもとにまとめたものであり、簡単に言えば「栗原が自主的に気を付けていること」や「他者の行為で不快に感じた事」である。各地の神楽保存会や地元関係機関の意向も汲んだつもりではあるが、直接の関係はない。


一、高千穂夜神楽は「見世物」にあらず。「神事」なり。見物人は「賓客」にあらず。「参列者」なり。

神楽の途中で行われた神事。「式三番」の後に行われるのが一般的。(2001年12月、浅ヶ部神楽にて)

一、供物を奉納すべし。


神楽宿には一般参列者を含めた供物奉納者の名前が張り出される。(2003年1月、黒仁田神楽にて)

酒店の店頭に2升を束ねた焼酎が並ぶのは、高千穂では夜神楽シーズンの風物詩。3升の束もある。(撮影協力:小手川酒店)

 

一、「もてなし」を期待するべからず。

直会で食事をする舞人と関係者たち。地区にもよるが、決して豪華な食事ではない。(2003年1月、黒仁田神楽にて)

 

一、神楽は撮影会にあらず(撮影や取材に伴う上記以外の注意)。

宮神楽を見守る少年舞人たちにポーズを求めようとするアマチュアカメラマン。モデル撮影会ではないのだから、ホドホドにしよう。(2003年1月、黒仁田神楽にて)

 

一、転ばぬ先の杖(行程・車についての注意)


一、備えあれば憂いなし

 

(おまけ)頂きものは縁起物



冬の畑の中に立てられた御幣(岩戸で2004年1月)


「高千穂神楽」が気軽に楽しめるイベント

 上記のような地区ごとの神楽奉納行事に伴う「しきたり」などにとらわれることなく、「観光気分で楽しみたい」、「写真撮影に専念したい」などという向きには下記のような選択肢がある。いずれも舞人などは本物であるが、イベント性の強い行事なので、本番の神楽ほど気負わずに楽しむ事が出来るだろう。ただし、最低限のマナーは忘れずに。

  • 「観光神楽」
  • 伝承天岩戸夜神楽三十三番大公開祭(天岩戸神社・例年11月3日)
  • 神話の高千穂夜神楽祭(高千穂神社・例年11月22・23日)
  • 年始の神楽奉納(一部の神社・元旦未明)
  • 各神社の例祭
  • 地元神楽保存会とタイアップして行われる観光的ツアー

問い合わせは高千穂町役場の商工観光課へ

 

 民間の旅行業者主催の団体ツアーの一環で開催された神楽の上演。地元の舞人たちが本業を休んで出演した。(2003年4月、岩戸五ヶ村「神楽の館」にて)

 


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