九州環境教育ミーティング

2006年水俣大会


2006九州環境教育ミーティング in 水俣

【第10回記念大会】

開催概要


●日程プログラム

第1日目 3月4日(土)

10:00〜12:00 水俣探検隊(オプション・エクスカーションなど) ※参加自由。

12:00  受付 開始  国立水俣病情報センターホール

12:30  オ−プニング・水俣ビジュアル&BGM

12:45  開会式、オリエンテ−ション  国立水俣病情報センターホール

13:00  話題提供: 吉井正澄 氏(水俣市前市長)

テ−マ:環境教育から環境地域づくりへ   〜水俣からの発信〜 環境地域づくりの具現化を考える!!

13:30  10周年記念シンポジウム  国立水俣病情報センタ−ホ−ル

テ−マ:環境教育から環境地域づくりへ 〜水俣からの発信〜 環境地域づくりの具現化を考える!!

コ−ディネ−タ−: 山口 久臣 氏((特活)コミネット協会理事長)

シンポジスト: 宮北 隆志 氏 (熊本学園大学水俣学研究センター長)

木戸 理江 氏 (水俣市ツーリズム・ガイド) 

浜本 奈鼓 氏 (NPO法人くすの木自然館 専務理事)

吉井 正澄 氏 (前水俣市長)

15:15  分科会ワークショップ その1 (2時間)

第1〜10分科会(テーマなどは下記) 各分科会、コーディネーター1名、ゲスト・コメンテーター1〜2名

18:30  分科会ワークショップ その1.終了、湯ノ鶴温泉センターへ

19:30  情報交換会・交流会 (夕食を兼ねる) 湯の鶴温泉センタ−

22:30  情報交換会・交流会 終了


第2日目 3月5日(日)

07:30  朝 食                            

08:20  各会場へ移動

09:00  分科会ワークショップ その2.(2時間 )

11:00  全体会とまとめ   国立水俣病情報センターホール

12:30  閉会式       国立水俣病情報センターホール

12:45  お昼の交流会(昼食付) 熊本県環境センター

14:00  終了・解散


以上


分科会のテーマ・内容

第1分科会
今、水俣に学び、発信する!!
<水俣病公式確認50年>
講師 藤木幸士   九州人から見る水俣の50年  /コーディネーター 佐藤洋一
第2分科会
水俣学入門
<水俣病は終わっていない>
講師 宮北隆志  水俣病の「今」に向き合う  /コーディネーター 田尻雅美
第3分科会
水俣のスロ−フ−ド
<スローフードな時間を食べる> 
日常からちょっと離れた時間の中で、子供と食を語る /コーディネーター 田中雅也
第4分科会
水俣で水を考える!!
<水は不思議な生き物>
大切にしたい水、今私たちにできることは何か   /コーディネーター  田畑健二
第5分科会
水俣の環境地域づくりに学ぶ!!
<生活博物館と地元学>
頭石地区のフィールドワーク等を通し地元学を学ぶ  /コーディネーター  吉本哲郎
第6分科会
水俣型グリ−ンツ−リズムを楽しむ!!
<近代化と伝統の調和するグリーンツーリズムとは?>
村まるごと博物館を体験しよう   /コーディネーター 沢畑亨
第7分科会
どっぷり! 水俣の自然(センス・オブ・ワンダー)
<五感を使って早春を楽しもう>
海から川へ、そして源頭七滝を満喫  /コーディネーター 矢舗雅史
第8分科会
水俣湾の今
<豊かな海と森を感じる>
自然と言う切り口からミナマタを感じよう   /コーディネーター  三村堅一
第9分科会
“リユース5合ビン(Rビン)”普及プロジェクト
<キープ焼酎はRビンがかっこいい!!>
Rビン普及の為に、みんなでアイデアを出し合おう   /コーディネーター  浜本奈鼓
第10分科会

環境教育の事業化を企画する!!
<九州の環境教育のプロとプロを目指す人大集合!!>
企画を具体化しよう!   /コーディネーター  山口久臣
 

九州環境教育ミーティング in 水俣2006【ダイジェスト】

九州発!環境教育から環境地域づくりへ


報告:九州環境教育ミーティング実行委員会  代表  杉浦 嘉雄/ 事務局長 葛西 満里子


開催日:2006年3月4日(土)-5日(日)

実施場所:熊本県水俣市内

参加者数:130名


 「公害の原点」という歴史をもつ水俣。「環境都市」として再生しつつある水俣。日本の環境を語る上で、また、環境教育にとって欠くことができない地域…水俣。この地で第10回記念大会が開催されました。

 水俣病公式確認から50年。“もやいなおし”ができるようになった「環境都市水俣」に相応しい、「九州発!『環境教育から環境地域づくりへ!』」というテーマでこの大会は開催されました。

 「水俣病で生じた多くの問題が地域社会を壊した。その中から市民の多様な価値観を認め合い、話し合い、苦しみの中から知恵を出し合ってきた。これからは水俣病の「マイナスの遺産」を乗り越えて「プラス」に価値転換していく。」はじめの全体会・話題提供における、元水俣市長 吉井正澄氏のことばのひとつひとつがずっしりと心に響きます。

 それを受けて、引き続き行われたシンポジウムでは、この水俣から「環境地域づくりの糸口」をどうたぐり寄せていくのか?ということ、今回の「ミーティングの視点」が、「環境の保全(エコロジー)」と「経済の活性化(エコノミー)」の両立や調和を目指していることを確認し合いました。そして、この水俣から「環境地域づくり」について考え、「協働」への提言や仕組みづくり、ビジョンづくり等に取り組むために何が必要か、いかに「持続可能なエコロジー知識」を高めていくのかを、熱く、熱く語り合ったのです。

 さらに、その「視点」をより深め、参加者一同が体感するために、次の10の分科会が実施されました。

 第1分科会では… 水俣50年の歴史を聞き、水俣病を持つ方と交流しました。「後ろをふりかえる勇気」が必要であること、地域の人、自然、文化を認め合い、支え合い、大切にしていかねば…。

 第2分科会では… 「肉体的な問題・痛み」より「精神的な問題・痛み」への対応。求められるものは「信頼」=人間関係の構築と「知る努力と知らせる努力」

 第3分科会では… お茶畑でスローな時間を共有しながら、自分の地域を大切にし、愛することが地球環境を守り大切にすることにつながる事を再確認。

 第4分科会では… 自分たちの地域の川を守ことで不知火海を守る。自然を愛することが水俣の水を愛することにつながる。

 第5分科会では… 村の人は物知り。村の決めごとは自分たちで決めていく。40年前にタイムスリップしたかのよう。日本の懐かしい未来がここにありました。

 第6分科会では… 水俣型のグリーンツーリズムと村まるごと生活博物館。「ほめる事はすばらしさに気づくこと」住民が改めて自分の地域の宝の再発見をする。

 第7分科会では… センス・オブ・ワンダー、早春の水俣の自然をどっぷり体感。植物の名前の由来で日本語のよさを実感。

 第8分科会では… 水俣湾で豊かな海と森を感じる。共通の結論「人と自然がかかわりながら素晴らしい水俣になるだろう…」

 第9分科会では… R五合ビン普及のプロジェクト。即興で作った劇団「テアトルエコ」で大手焼酎メーカーのRビンを使ったCMを作成し発表。

 第10分科会では… 環境教育事業に大事なものは「地域のつながり」。環境教育も地産地消の精神で、中間支援組織「九州環境教育トラスト」を作るぞ!

 地域完結型、九州というエリアで考えていく。九州に必要なもの、自然学校・体験型の観光など、この取組みを着実に実行していくことが、九州で「環境地域づくり」を実現させるために、最も必要であることを再確認しました。また、その具現化のための具体的な仕組み「九州環境教育トラスト」も提案されました。?おわりの全体会・シンポジウムでは、10回大会に相応しい総括ができました。

そして、「来年は『博多にきー!』」。閉会式では、第11回目は、福岡の実行委員たちが中心になって開くことを宣言しました。



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