栗原@MUZINA Pressの個人的お気に入り! (3) エツミの一脚
もともとフィールドワークの記録用に写真を取り始め、その後も野外、特に山野での撮影がほとんどだった僕は、いままで重くかさばる三脚をあまり積極的に使ったことがない。その代わり、当初からよりシンプルな一脚を愛用している。そういう使い方なので、僕は一脚に「携帯性」を求める。ところが、一般的な製品は縮長が50cmを越えるものが多い。以前使っていたものも中途半端な縮長で、邪魔臭く感じていた。
撮影用の各種小物を扱っているメーカーとして知られている「エツミ」が発売している「DX5段一脚」は、縮長(雲台なし)が42cmしかない。それでいて伸長は157cmと、身長172cmの僕には十分。軽量級の超望遠レンズを使うのに十分な強度もある(大口径の超望遠レンズには役不足かもしれないが、僕はそんな高級レンズは持っていないので関係ない)。厚みのある締め具の操作性も良い。これこそ僕が求めいていた一脚だった。アフリカ時代から愛用し続け、手放せない機材になった。
その後同社から発売された「DX5段一脚SV」も先日手に入れた。こちらはさらに短く縮長36cm!世界的に見てもトップクラスのコンパクトさだ。伸長は140cmと僕の身長には少々短いが、それでもギリギリで実用レベルにある。締め具が標準モデルより薄い作りになっているのは、携帯性を優先させたためだろう。操作性は若干悪くなっているが、不便を感じるレベルではない。
僕の身長では標準モデルのほうがトータルで使い勝手は良い。だが、これさえも邪魔臭くなる「ヤブこぎ」を伴うような場面などではSVの出番だ。外観はわずかな差だが、使ってみるとはっきりとその性格に違いのある両モデルだと思う。
エツミは三脚・一脚の分野ではメジャーではなく、これらの製品は量販店でも普通店頭には置かれていない。だが日本人の体格を考えれば、もっと売れて良い製品だと思う。特に小柄な人にはSVをオススメする。
(参考;2002年11月8日現在、ヨドバシカメラ博多店に両製品の店頭在庫あり)

上が標準モデル、下がSV。購入時にはどちらにもラバーグリップとハンドストラップがついていたが、太すぎるグリップは切除し、ストラップはショルダーストラップ状のヒモに付け替えてある。自由雲台はベルボン製。
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