栗原@MUZINA Pressの「親指派宣言!」 親指シフト導入レポート1

Windowsマシンを親指シフト化する!

富士通製外付けキーボードの導入


 2003年2月、親指シフトへの復帰を決意した栗原は、まずは主力で使ってきた(が、キーボードのトラブルで親指シフト復帰のキッカケとなった)Windowsマシンを親指シフト化することにした。このマシンは1999年2月に20万円くらいで購入した安価な薄型B5ノートマシンで、当時から何のグレードアップもしていない。

導入対象マシン 

SONY VAIO PCG−505S

CPU Pentium 266MHz/メモリ 64MB/ハードディスク 4.3GB 

USB 1ポート/OS Windows98

 

キーボードを注文・購入

 Windowsマシンに親指シフトキーボードを導入するもっとも簡便な方法は、「元祖」富士通製の外付け親指シフトキーボードを使うこと。同社からはUSB接続が可能なキーボードが2機種、これを親指シフトで使うためのドライバー兼入力ソフトである「Japanist」というソフトが販売されている。僕もまずは、この方法をとることにした。テンキーなしのコンパクト型キーボードの購入を決めた。

導入キーボード・ソフトウェア

富士通コンポーネント USB親指シフトキーボード(コンパクト)FKB8576−661

富士通Japanist2002(キーボードに添付)

 

 まずは地元高千穂町で唯一の家電量販店・ベスト電器高千穂店にて入荷可能かを確認した。特殊なルートでしか扱っていないというような情報もあったからだ。しかし、確認してもらうと「入荷可能」との返事。2日後に入荷し、税別14800円也。普通に注文すれば普通に手に入る、というごく当たり前のことがわかって、ひと安心。

 

キーボードとソフトを導入

 まず、いきなりVAIOにキーボードを接続してみる。USB接続なので、ポートに突っ込むだけだ。すると、普通のJIS配列キーボードと同様に機能した。外見はともかく、基本構造は通常のJISキーボードとべつに変わらないもののようだ。ローマ字入力するならこのままで使えるだろう。

 だがそれでは意味がないので、添付のCD−ROMからドライバーソフトJapanist2002をセットアップする。これで外付けのキーボードはもちろん、VAIO本体のキーボードもエミュレーター機能で親指シフト配列で入力できるようになった。ただ、親指左キーとして機能する「無変換キー」と、同じく右キーとして機能する「変換キー」が離れすぎ(間に幅の広いスペースキーがあるため)親指シフト入力では使いやすくはない。

 「Japanist 2002」はキーボードドライバー(親指シフト配列エミュレーター)であると同時に、前述の通り日本語IMEとしての機能も持つ。この機能の性能が、今まで使っていたMS−IME98よりはずっと使い易いと思う。2003年バージョン(Japanist2003)もでているが、当分このまま使うことにした。

 ただ、オマケの各種辞書類(変換辞書ではなく、国語辞典などのこと)は、小さなディスプレイではじゃま臭かったので、即刻削除。

 また親指シフト入力に馴れるにしたがって、変換スピードが遅く感じられるようになった。たぶんマシンの処理能力が足りないのだろう(Japanist2002はWindows98〜XPに対応しているので、チープなWin98マシンには荷が重いのだと思う)。「予測変換」の機能をオフにすると、かなり改善した。

 

親指シフト入力に慣れる

 ブラインドタッチができるまでローマ字入力になれていたので、親指シフト導入直後は指先にかなり戸惑いを感じた。もちろん、それはそれでストレスなのだが、精神的には別の効果をすぐに感じることができた。

 文章を頭の中で考えながら打鍵していると、ローマ字入力時になかったクリアーな感覚がある。ちょうど、頭の中にあったフィルターが一枚取れたような感じなのだ。無意識にやっていた「日本語からローマ字つづりへの変換」が不要になることが、これほど快適だとは思わなかった。やった!これを望んでいたんだよ!!

 毎日普通に使うだけで特別な練習はしていない。親指シフト導入から1週間余りで長文を打つ上でなんとか不都合のない、というくらいのレベルになった。2週間後では、ミスタイプも減りスピードもアップ。ほとんど違和感がなくなった。1ヶ月後、まだブラインドタッチとは行かないが、これが当たり前になった。もうローマ字入力に戻ろうとは思わない。

 

不満点

 このキーボードにはUSBハブが付いていない。今どきのノートパソコンにはUSBハブが4つくらい平気で付いているが、あいにく愛用のVAIOノートはUSBが普及し始めのころのモデルなので、一つしかない。これまでもUSB2ポート分岐のアダプターを使っていたが、足りなくなって4ポート型を購入しなくてはならなかった。このキーボードは15000円もするんだし、マウスやテンキー用に2つくらい付いていても良いと思うがね。

 あと、昔使っていたオアシスと違って、親指キー(シフトキーを兼ねていた)が変換・無変換キーを兼ねている。で、意図せず、変換/無変換されてしまう事がある。時期に馴れるんだろうが、そういうミスが起こらなかった昔の方が好きだ。このあたりがカスタマイズできないみたいで残念。ただ、今はこの形式が主流のようだ。

 長く使っていて気づいた問題も一つ。このキーボード、キーが少し固い。つまりキーを押下したときの、反発力が強すぎるのだ。親指シフト入力では片手で二つのキーを同時に押下することが多い。その時手には1キーだけ押下する時の倍の反発力がかかる。だから親指シフト入力には、軽めのキーのほうが適していると言われている。このキーボードも、短時間の使用ならそれほど気にならないが、長時間打ち続けると少々疲れる。


 さて、その後上記のWinマシンはディスプレイに深刻な障害が生じ、お役御免となった。Windows自体に見切りをつけた僕は、全面的にMacに移行した。


つぎは「Macを親指シフト化する!(その1)」   「親指派宣言!」表紙へ


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