マラウィ・ケニア・タンザニア(ケニアとタンザニアの写真が入りました)
ケニアのマサイマラやタンザニアのセレンゲティ、近いところではザンビア・サウスルアングアNPなど、アフリカのメジャーな国立公園に比べれば、動物の種類の多さと密度などの点でマラウィの国立公園は見劣りしてしまうのは事実です。でもね、マラウィのサファリにはそれはそれで良いところもあるんですよ(ま、私に言わせれば、マサイマラやセレンゲティは特別というか、別格というか、異常です。アフリカではあれが普通だ、なんて思っちゃいけません!)。
せっかくですから、みなさんもこの国のサファリの良さを積極的に味わって行きませんか?ケニアやタンザニアのサファリしか知らない人達とはひと味違った価値観でサファリを語れるようになるはずです。
マラウィには5つの国立公園(以下NP)がありますが、このうちサファリが楽しめるのは水辺のリゾートであるマラウィ湖NPを除く4つのNPです。たった4つ、それもアフリカの国立公園としては決して大きくはありません。しかしその4つの公園はそれぞれ個性があり、そこで楽しめるサファリのスタイルも実に多様です。
アフリカであることを忘れさせてくれる高原の大草原を乗馬サファリで楽しむニイカNP。一面のサバンナ林のなかのサファリドライブ以外にも、お望みなら遺跡めぐり、巨大な岩山からの展望を楽しむといったオプションがあるカスングNP。ボートサファリが面白いリウォンデNP。観察小屋で静かに動物を待つレングウェNP。さらにケニアやタンザニアの国立公園では禁止されているナイトサファリが各公園で楽しめるのも魅力。レンジャーの護衛を頼めばウォーキングサファリも可能。これだけいろいろなスタイルのサファリがこのマラウィの4つの公園の中だけで楽しめるんですよ。これって結構すごいでしょう?
飽きるほど動物に出会えるケニア、タンザニアに比べれば、マラウィの国立公園は…見れない時は本当に何も見れない。でもマラウィのサファリでは動物との出会いのチャンスが少ない分、たった1頭のゾウ、あるいはありふれたインパラの群との出会いが本当に嬉しいものです。そしてガイドもお客さんも、その貴重な出会いを大切にします。本来サファリは自然の成り行き任せ。「サファリでは動物が見られて当たり前」という考えを捨て、謙虚にサファリを楽しむのも意義があると私は思います。
ケニアやタンザニアでは一般的なスタイルでサファリをすると、とにかく慌ただしい。動物を求めて一日中車で走り回っている感じです。下手をすると昼食も移動中の車の中だったりします。あくせくしただけ動物が見られるのも確かですが、結構これは疲れます。
一方マラウィのサファリはどこものんびり。「さぁ、ランチがすんだら、夕方のサファリまで昼寝でもしますか!」ってなもんです。折角自然を楽しみに出かけているのですから、のんびりして、そしてゆっくり自然と向き合ってください。
ケニア、タンザニアでもちゃんとしたガイドがついたツアーを頼めば良いのでしょうが、大抵はサファリカーのドライバーが動物の名前を教えてくれる程度です。一方、マラウィで各公園ではロッジ会社が用意したサファリに参加するのが普通。かなりしっかりした解説を期待できます。そしてその内容は動物だけでなく、野鳥、植物などその公園の自然全般。単なる動物見物に終わることなく、「自然への理解を深める旅=エコツーリズム」の時流をしっかりと取り入れています(これは南部アフリカの傾向のようです)。
この最たるものがウォーキングサファリでしょう。近くで動物を見ることは余り期待できませんが、ガイドやレンジャーたちは動物の痕跡や植物などを題材にしながら、一般的な車でのサファリでは見落とされがちな様々な自然の営みを教えてくれるに違いありません(ちなみにウォーキングサファリは足跡がきれいに残る雨期の方が面白い!)。
(1998年ごろの情報です。)
マラウィ北部のニイカ高原に位置する、マラウィ最大の国立公園。「ローリングヒル」と呼ばれるどこまでも続く丘陵地に広がる美しい草原はアフリカでは非常に珍しい景観です。動物は余所ではあまり見れないイランド、ローアンなどの大型アンテロープ類やシマウマなど(特にローアンが当たり前のように見られる点ではアフリカの中でもかなり貴重)。乗馬サファリが楽しめるのも特徴。キャンプ地は標高が約2000mあるため、一番暖かい11月でも夜はかなり冷え込み、暖炉の火が心地よい。冬(6月ごろ)は雪が降ることも。ニイカはアクセスが大変だし、のんびりするには最高の環境なので、食料をたっぷり用意して数日間滞在するのがオススメ。お望みならダム湖でのマス釣りも可能とのこと(現状と漁期等要確認)。
<アクセス>北部の町・ムズズからルンピへ行き、ここからはダートの山道で約60kmでタジマThazimaゲート。チェリンダ・キャンプChelinda Campまではさらに60km。道幅は十分ですが、路面が悪い上にアップダウンが激しく、乾期でも4WDがベター。雨期は4WDでも注意しないとスタックします。ムズズ〜チティパ間に公園を抜けるバス路線が走っています(乾期のみ)が、キャンプ地で降ろしてくれる訳ではないので観光客にはオススメしません。人数が揃うのならムズズでレンタカーを借りてもいいですが、安くはないです。少人数なら後述のロッジ会社の送迎サービスを利用してもいいけど、はっきり言って高い。結局、リロングウェやムズズから飛行機を利用する方が楽。問い合わせはAir Malawi。
<施設>Chelinda Campは大きな松林に囲まれた心地よい宿。夜は3時間ほど発電器で電灯がつくし、風呂は薪で湧かしたたっぷりのお湯が楽しめます。特にオススメは4人用シャレー(構造は一戸建ての家)。食料は持ち込みですが専用のスタッフが食事の支度などを手伝ってくれます(チップを忘れずに)。食器・調理器具や寝具の用意は不要。冷蔵庫もあるので、食料だけムズズの市場で揃えておけばいいでしょう。フルボード希望ならルーム(二人部屋)のほうになります。ご予約は
The Nyika Safari Company, POBox 2338, Lilongwe FAX/TEL;740 848 e-mail;nyika-safaries@malawi.net
オフィスはオールドタウンの郵便局の近く、New Building Societyビル向かいの建物の2階。
<乗馬サファリ>乗馬のサービスは別会社Heart of Africa Safarisの経営ですが、予約などは上述のThe Nyika Safari Companyで受け付けてくれますし、通常は現地へ行ってからのアレンジでOK。ガイドの馬が先導し、そのほかの馬はそれに勝手について行ってくれるので、乗馬が初めてでも大丈夫。車でのサファリと違い、視界を遮るものは何もないし、よそ見もし放題。動物たちがあまり警戒しないのでずっと近くで見ることがでます。静かにサファリを楽しみたい人には絶対オススメ。ただし揺れが激しいので写真撮影には向きません。初心者の場合、1日3時間位が限界です。ときどき落馬事故があるので、不安な人は出発の前にヘルメットを借りましょう。1時間US$10。
<ブワザマーシュ保護区>ニイカの南隣にある保護区で、前述のThe Nyika Safari Company社がキャンプを営業しています。ここはずっと標高が低く湿地帯を囲むサバンナ林にあり、目の前にある湖のカバやここに集まるバッファローなどが楽しめます。宿は草で組んだ質素な小屋に2ベッドを入れたもの。食料は持ち込みだがコックはいます。ニイカのチェリンダキャンプからは車で4時間くらい、ルンピから1時間ほどなので、ニイカのついでに寄ってみるのもいいかも知れません。ただしオススメは乾期後半(9〜11月ごろ)のみ。
(1998年ごろの情報です。)
マラウィ中部のザンビア国境に位置するサバンナ林の公園。カバ、ゾウ、シマウマ、バッファロー、各種アンテロープ類などが生息します。見通の効かない森林なので、動物との出会いの確率がやや低いのが難。でも湖畔のキャンプ地でぼーっとしていたら対岸にゾウの群が出てきたりということもあります。「のんびり過ごして、ついでにサファリ」という楽しみ方が正解。もし、自分たちでレンタカーなどを用意できるのなら、レンジャーにガイドを頼み、壁画を見に行ったり、大きな岩山に登って広大なサバンナ林を見おろすのもの面白い(ただし半日はかかります)。
<アクセス>カスングの町からダート道を西に向かい約40kmでゲート、さらに約20kmでLifpa Camp。リロングウェでレンタカーを借りるか、カスングの町からタクシーという手も。ロッジの会社で相談すればトランスポートをアレンジしてくれるかも。運が良ければ公園の車や旅行者の車でヒッチハイクも不可能ではありません。
<施設>小さな人工湖に面したリフパロッジ/キャンプLifpa Lodge and Campは快適。ロッジ はまだ新しく、宿泊はレンガ造りに草葺き屋根の建物に、2ベッド、バスルーム付き。ラウンジ2階からの眺めがいい。リフパキャンプは食料持ち込みの自炊専用。草組の質素な小屋になりますが、暑い季節などはかえって涼しくていいです。予約はGame Parks Africa(リロングウェ・キャピタルホテル内)tel.780576
(1998年ごろの情報です。)
マラウィで一番手軽なのはリウォンデNP。リロングウェやブランタイヤからバス利用で無理なく楽しめます。マラウィ湖からマロンベ湖を経て南流するシレ川沿いに位置し、川には無数のカバとワニ、そして水鳥たち、氾濫原の草原やモパンと呼ばれるマメ科の木の森に住むゾウやインパラ、ウオーターバック、珍しいセーブルアンテロープやグレイタークドゥにも出会えるかもしれません。運が良ければ、ゾウたちが群れで川を渡るシーンが見られる。水鳥を中心とした野鳥も豊富。車でのサファリより、ボートサファリが面白い。この公園でサファリを楽しもうとすれば、普通はMvuu Campに泊まることになります。雨期は蚊(マラリア)が多いので注意しましょう。リウォンデ国立公園の写真
川の宝石…マラカイトキングフィッシャー(カワセミの一種)
<シーズン>動物を見る、という点ではシレ川沿いに水と餌(新鮮な草)を求めて動物が集まる乾期後半(9〜11月)がオススメ。5〜7月は標高の低いリウォンデといえども結構寒く、特に夕方からのサファリには上着必携。7〜8月は夏休みで混み合うので早めの予約を。10〜11月はかなり暑くなるので覚悟してください。個人的には夏休み客が落ちついて、本格的に暑くなる前の9月がベストだと思います。12〜4月の雨期は動物が分散するし、草木が茂って動物が見づらくなるし、道も悪く(正面ルートは閉鎖)あまりオススメしません。ただし雨期のごく初めのころ(12月上旬)、生まれたばかりのインパラが見れたり、また新緑の中の動物たちの姿が何とも美しく、これはこれで良いものです。クリスマス休暇、イースター休暇時は雨期でも混み合います。
<アクセス>現在リウォンデNPに入る(特にMvuu Campに至る)方法は5つあります。
<施設>リウォンデでサファリを楽しむなら、通常は公園のほぼ真ん中にあるMvuu Campに宿泊するのがベストです。その隣りにより高級なMvuu Wilderness Lodgeがあります。Mvuu Campのサービスの概要は以下の通りです。料金はすべてUS$ベースですが、現地通貨に換算しての支払いも可能。
宿泊
食事
食事は洋風のバイキングスタイル。おいしいです。昼・夕・朝、または夕・朝・昼の3食セットでの利用が主流です(初日の到着が昼食前か、後かを指定しておいて下さい)。でも、昼食をもう一回追加したって、減らしたって構いません。食事のみの利用や素泊まりも可能。自炊派は共同キッチンを。
サファリ
実際の利用ですが、3食・2サファリ・税込みのパック料金で利用する客がほとんどです。
テントの方が割引感が大きく、これがオススメです、(注意!!シャレーとテントでは1人で利用する場合、追加料金を取られます。また3人など奇数人数の場合、エキストラマットレスの利用が可能。これなら人数分の料金だけでOK)。これ以外にドリンク代が別途必要となります。
予約は下記まで(Mvuu Wilderness Lodgeも経営は同じ)
Central African Wilderness Safaris tel; 781-393, e-Mail; Wildsaf@eomw.net, Pobox489, Lilongwe リロングウェCity CenterのADL Houseビル1階。リロングウェ国際空港にもカウンターあり。Soche Touresなどの旅行代理店で予約は可能ですが、しばしば連絡の不行き届きが生じます。
(1998年ごろの情報です。)
マラウィ南部の小さな公園。観察小屋から目の前の水場に集まる動物をゆっくりと観察できます(朝早い時間帯が狙い目)。またアフリカの国立公園には珍しく、公園内の一部は自由に歩くことができ、自転車やバイクでの入園が許されています。特にゲートからキャンプ地、また乾期後半唯一の水場となるMain Water Holeとの間は徒歩だけで十分移動できます。珍しいニャラという大型アンテロープが豊富(マラウィ、ジンバブエ、モザンビーク、南アのごく限られた地域のみに生息)。このほか、バッファロー、インパラなど。ベストシーズンは乾期後半ですが、標高が低いので猛暑を覚悟して下さい。雨期は完全に閉鎖されるので注意。
左)観察小屋から動物観察 右)大型アンテロープの一種、ニャラ
<アクセス>レンタカーなどが用意できればブランタイヤからの日帰りも可能ですが、やはり一泊した方がいいでしょう。ミニバス+マトーラ(ヒッチハイク)でのアクセスも不可能ではありません。
<施設>宿は公営宿舎「メインキャンプMain Camp」(要食料持ち込み)のみでしたが、民営化の予定でした(現状要確認)。
<スコマSUCOMAの保護区>レングウェNPのすぐ近くにはサトウキビの大農場SUCOMAスコマ所有の小さな保護区があります。ここにはニャラ、セーブルなどのほか、南アから輸入された5頭のキリンがいます。マラウィで唯一キリンが見られるところ(マラウィにはもともとキリンがいません)。「SUCOMAのニャラパークはどこ?」と聞けば場所はすぐに判るでしょう。ただし、入園は4WD車で。
(1998年ごろの情報です。)
私栗原、1997年5月にケニアとタンザニアを旅行しました。3週間で国立公園や保護区11カ所を巡る過酷な「サファリ三昧ツアー」でした。実際に訪れた当時の印象と現地の協力隊員やサファリ会社のスタッフの話などをもとに、各公園をご紹介します。
このほかの細かい情報は「フィールドガイド・アフリカ野生動物」(小倉寛太郎著・講談社ブルーバックス)や「地球の歩き方・東アフリカ編」(ダイヤモンド社)を参照してください。
(1997年ごろの情報です。)
(1997年ごろの情報です。)
<特徴>言わずと知れた、サファリのメッカ。代表的なサファリ動物がほぼ確実に見られると言われるほど、種類が豊富で密度が高い。特にライオン、ヒョウ、チータといった肉食獣との遭遇のチャンスで言えばベストスポットだろう。公園の外側でも多くの動物を見ることができる。ヌーの群れがいるのは9〜10月頃。
<施設>ロッジなどの施設の充実度は東アフリカ最高のレベル。高級ロッジとしてはキーコロックロッジが 有名。安く上げたければ、キャンプ地も沢山ある。
<アクセス>アクセスはよくない。ナイロビを起点とした場合やや距離がある上、ナロクという町から先の道が悪く(特に雨期)、車だと移動だけで1日潰れてしまうほど。お金に余裕があるのなら、ナイロビから飛行機を利用し、サファリドライブのサービスのあるロッジに宿泊したほうがいい。
<オススメ度>動物の種類と密度の点で「最初に訪れる公園」としては間違っていない。時間に余裕があるのなら、やはり押さえておきたいところではある。ただ、アクセスが悪い上に、観光化が進みすぎている感じ。特にハイシーズンは混み合う。日本人観光客も多い。
マサイマラのゲームドライブ
<特徴>ソーダ湖であるナクル湖を中心に、森と草原がそろったコンパクトな公園。近年数が減ってきたとはいえ、名物はやっぱりフラミンゴ。そのほかの野鳥も多い。鳥だけでなく、ゾウを除くとライオン、ヒョウ、バッファロー、サイ(シロサイだと言われた)、キリン、ウォーターバック、インパラなどの主なサファリ動物がちゃんといる。確率の問題があるが「当たると最高!」。
<アクセス>ナイロビからも近いし、そばにあるナクルの町まで道はいい。楽勝。
<施設>ロッジが二つ。安く上げたければナクルの町の安宿に。
<オススメ度>私が訪れた時は「大当たり」だったのですごく印象がいい。湖、森、草原がそろった風景もいい。アクセスの良さも魅力。バードウォッチングファンは必見。
ナクル湖のフラミンゴ
<特徴>山地森林帯の公園。森林帯とは言っても、基本的にはほかの公園と動物の種類に大差はない。コロブスモンキーが見られる。ロッジが他にないスタイル。
<アクセス>そばのニエリという町まで舗装路。ナイロビからも近いので楽勝。
<施設>ここのTree Topというロッジは独特のスタイルをとっている。町にあるOut Spanというホテルでチェックインし(昼食はここで)、専用の車で園内のTree Top(夕食と朝食がでる)に行く。目の前に水場があり(さらに塩を撒いているらしいが)ここにゾウなどの動物が沢山集まってくる。ガラス張りのラウンジでグラスを傾けながら、ライトアップされたゾウの群を楽しむ、なんてことも可能。このロッジは由緒の正しさでも一流(英国女王が泊まったそうな)。ロッジは他に1軒。標高が高いので少し寒い。
<オススメ度>とにかく目の前で動物を沢山見たい…という向きには最高。「泥臭いことが苦手」という都会派のサファリ入門にもいい。逆にワイルド派は「これじゃ動物園じゃないか!」と思うかも。サファリは主に夕方(朝は天気が良くない)だが、森林帯なので多くは期待できない。
<特徴>ケニア中部の公園。両保護区は隣接しており、事実上一つの公園のような状態。ケニア南部、タンザニア北部の公園とは動物の種類がすこし変わる。グレイビーシマウマ、アミメキリン、ゲレヌク、オリックスなど。密度も十分。
<アクセス>ナイロビから多少距離はあるし、イシオロの町を過ぎたあと30kmはフラットなダートになるが、比較的アクセスはいい。
<施設>サンブルゲームロッジは実に快適。目の前の川岸にワニが集まっている。他にロッジが1軒とキャンプ地。
<オススメ度>アクセスも悪くないし、マサイマラなどケニア南部、タンザニア北部の公園だけでは飽きたらない向きには是非足を運んでもらいたい。ただしJICAケニア事務所が定める危険地域(ケニア北部)ぎりぎりのライン。すぐそばにシャバ国立保護区もあるが、ここはあまり動物がいないので無理して行くことはない。
サンブルのゲレヌク
<特徴>民間企業によって運営されている。一般の区画にはキリン、シマウマ、インパラなどが豊富。しかし呼び物は幼い頃から密猟孤児として人に育てられ、人が触っても嫌がらないほど人慣れしたクロサイ。これは中の特別区域にいる。
<アクセス>ナイロビからもそれほど遠くないし、近くのナニュキの町まで道はいい。楽勝。
<オススメ度>クロサイに触るなんてことは他では絶対にできないので、興味のある人は行く価値がある。ただ極端に人慣れした動物をどう感じるかによって評価は分かれる。一つ間違えは動物園。ケニヤ山国立公園、アバディア国立公園などと組み合わせて立ち寄るにはいい。
(1997年ごろの情報です。)
<特徴>ンゴロンゴロクレーターを中心とした公園。サファリはクレーター内とそれ以外に分けて考えた方がいい。クレーター内外ともに主なサファリ動物がほとんどいる。クレーター内はソーダ湖と草原、森。クレーター外輪山は地形だけでなく植物もおもしろい。クレーター外は景観なども含めセレンゲティとほぼ同じ特徴を持つ。オルドバイ渓谷(古代人類の化石で有名)も含め地質学的な価値が高い。
<アクセス>拠点となるアルーシャからはやや遠い。後述のマニヤラ湖を過ぎた辺りからひどい悪路で、雨期は4WD車でないと苦戦する。クレーター外輪山の登り下りも4WD車でないとダメ。
<施設>クレーター外輪山上にロッジが数件。キャンプ地もあるが、一式を持ち込まなくては泊まれない。また標高が2000m以上あるのでかなり寒い。
<オススメ度>一通りの動物に高い率で出会えるので、タンザニア側の「押さえ」のポイントといえるだろう。雨期はアクセスが大変だし、キャンプ地は本当に寒い。
ンゴロンゴロのクレーター
<特徴>広大なセレンゲティ平原の草原は、「サバンナ」のイメージそのまんま。動物の分布にはムラが生じるが、集まっているところでは信じがたい数の動物がいる。ヌー、ガゼル、シマウマなどの草食獣が密度の高さで目立つ。動物がどの辺りに集まっているかの情報をきちんとつかむ必要がある。ンゴロンゴロとはゲートやフェンスなしで接している。マサイマラとは国境を挟んで接しているが、こちらは通り抜け不可。
<アクセス>ンゴロンゴロからさらに西に向かって走る。アクセスは決してよくない。
<施設>ロッジが数軒。セロネラワイルドライフドッジが有名。キャンプ地は限られる。
<オススメ度>飽きるほど動物が見たい人(本当に飽きる)、イメージ通りのサバンナをこの目で見たい人は一度は行くべきだろう。ただし、アクセスなどを考えると無理をしてまではオススメしない。最近は治安の悪化にも注意が必要(強盗団の出没など)。
<特徴>巨大なバオバブが草原の中に林立する景観は、迫力がある。主な動物は一通りいる感じ。特にゾウが多い。珍しいところではフサミミオリックス。
<アクセス>アルーシャに比較的近く、アクセスのほとんどが舗装路なので楽勝。
<施設>ロッジが2軒。他にキャンプ地。公園の外にも民営のキャンプ地がある。
<オススメ度>セレンゲティなどの陰に隠れ知名度は低いが、アクセスの良さ、独特の景観などの点で、オススメできる公園の一つ。ンゴロンゴロなどと組み合わせるのもいい。
タランギレのバオバブとゾウ
<特徴>ソーダ湖の湖畔の一角の森林帯の小さな公園。フラミンゴを含む水鳥、「ヒッポポイント」に群れるカバなど。木登りライオンで有名だが、実際には滅多にお目にかかれない(が、同じ頃に友人が見たそうな!)。ンゴロンゴロやセレンゲティに向かう途中に立ち寄る公園としての性格が強い。面積が小さいので、見て回るのに時間はかからない。
<アクセス>アルーシャからンゴロンゴロに向かう途中にあり、近くの町まで道はいい。タランギレ同様に楽勝。
<施設>ロッジが1軒、公園近くの町に快適なキャンプサイトがある。
<オススメ度>僕が訪れたとき天気が悪かったせいか、あまりいい印象がない。ここだけを目指すにはやや魅力に欠けるかも。やはり、ンゴロンゴロやセレンゲティ、またはタランギレとの組み合わせで訪れることになるだろう。
参考文献
「自然派宣言!」表紙へ Home Page ご感想・メッセージをどうぞ!>メール/掲示板
この著作はマラウィ協力隊機関誌「Zikomo」122号(1997年10月発行)、および126号(1999年2月発行)に掲載された同題の作品をもとに加筆修正を加えたものです。著作権および文責は著者である栗原智昭に帰属します。このページに掲載されている文章、画像の無断転用・複製を禁じます。Copyright © 1999-2002 Tomoaki Kurihara. All rights reserved. (Revised on 13, Oct., 2002)