view2008 of moment in a lifetime

2008

08/6 go on a mac

ということで Macである。
 WindowsからMacに変えるというのは、なんだか宗派を変えるようだが、5月からMacを使っている。
 美意識に変化があったわけでも、ジョブズに関心したからでもなくて、デジカメのRaw現像があまりに遅く、Winのマシン(Win2k)では限界的なので高性能なマシンを探していたところ、Macに出会った。
 オリンパスのRAW現像ソフト Olympus StudioのRAW現像結果はなかなか気に入っているのだけれど、このソフトは大変重く遅いのが弱点で、このソフトのために買い替えを決意したというのが大体の理由である。
 もっともWin2kのサポートといった問題もあるのだが、このへんでPCを変えようと思ったわけだ。
 で、私は以前からPCを買い替える目処として、処理速度が10倍となることを基準に持っているが、そのようなPCがあるのかどうかが気になった。速度の目安としては、CPUの周波数だが、現行のPCがベンティアム3の1Ghz × 2cpuで、メモリが当時から2Gであったので、昨今のPC状況を見ると、なかなか決意できない状況であった。
 目標はOlmpus Studioがサクサクと動くことである。

というわけで、家にMacPro(2008 early)が来ました。
 当然、MacのOSからの勉強で、何冊、本を読んだかわからないが、とりあえず使えるようになった次第。そのうち、Mac Tipsでもテーマにしょうかと思うほどです。今のところ、このMacPro、とても気に入っています。次にPCの性能が10倍になるまでこのマシンを使うつもり。
 WinからMacに来て思うのは、パソコンに対する考え方の違いで、Macには確かに主張があります。Winが駄目だと思わないけれども、Macに慣れると、それはそれで便利というか、面白いものです。
 ちなみに、Macでは当たり前の話ですが、仮想ソフトを使えば、MacOS上でWin2Kおよびそのソフトも何の代わり映えもせず普通に動きます。実はVistaにするかどうかを考えた場合、今まで使ってきたソフトをどうするのか、例えばOfficeとかの問題もあり、Macを選んだわけです。最初は本当にきちんと動くのか半信半疑でしたが、VMwareでConverterを使って、Winの環境を仮想化すると、あら簡単にWinがMacの上で動くのには、ちょっと感動しました。

 Mac自体は、静かで早い。とにかく音がほとんどしない。早さで言えば、Olympsus StudioでRAW現像、16bit TIFF保存で11枚で60秒という早さである。オリスタが普通に動く、サクサクと。


08/2 E-3雑感2

E-3の話の続き

 いろいろと細かいところは文句はあるけれど、このカメラを使ってみて、なんというか愛着がわいてくる。意外性というとオリンパスに失礼だけど、多分、開発者の愛情をかけてるんだと感じる。

今日は、小降りの雨だったのだけど、このカメラで撮影、防滴ということでなんのことはなく撮影できる。何気ないけれど、CONTAXでもCANON(5D)でもこれはできなかった。まぁ、防滴ということでいえば当たり前なのだけど、このカメラのレベルは相当らしく、多少の雨では問題ないらしい。どこにでも持っていけるというのは、レンズもあわせて魅力的であることは確かだ。

そうそう、レンズといえば、ED 7-14mmの歪曲も相当なレベルでネットで調べると、7mmで2%弱、14mmだと0.数%に過ぎない。7mm(35mm換算で14mm)の画角で2%弱(2.3~2.4%程度)というのは驚異的だと思うが、オリンパスはこのこのとを公表していない。

E-3を使いながら、いいカメラだと思う一方であまり売れないのかなとも思うと、オリンパスという会社(正確には分社化している)のまじめさと商売下手さがにじみ出ているように思う。胃カメラで売れているわけだけど、これって相対の世界で、広く大衆市場を切り開くという世界ではないので、この会社にはマーケティングという点は不慣れなのかもしれない。(個々の営業さんは優秀なのだけど、効率的に市場に販売するのは不得意という印象)

まぁ、だからこそ、35mmの時代に180/2、250/2、350/2.8といった全く売れそうにないけれど、歴史的なレンズを販売することが出来たわけだが、そんなことを知る人は多くはいまい。

 例えば、フォーサーズのレンズは相当、優秀なわけで、であるなら、簡単なMTF以外に、アサヒカメラのテストのような収差表とか、解像度とか、少なくとも歪曲程度は性能シートとして公表したらどうかと思う。7-14の性能を知ると、多分、このレンズが雑誌の記事等で話題になることはあまりないだろうし、他のレンズと比較されることもないだろう。しかしそれこそが、フォーサーズのメリットだとしたら(もちろん、レンズの設計・製造の優秀さだとしたら)、それをアピールすることがマーケティング上、重要であることは言わずもがなであろう。

でも、それをしない。わかる人にはわかる、という世界で閉じてしまうのはもったいないと思うのだが。

 E-3を購入して1000シヨット以上撮影したと思うが、出てくる絵は非常に素晴らしい。単に画素数とかの問題ではなくて、写真としての自然さ、滑らかな諧調性という点では5Dの持つ違和感を解消しているが、こうしたことも普通はわからない。

単に1000万画素で高いカメラではないのだ。(普通の人がKissとこのカメラを比べることは容易に想像できる)もちろん、オリンパスにも他のカメラがあるから、薮蛇的なことはあろうかと思うが、カメラをよく知る人ほど、このカメラの凄さがわかる。

私は、久しぶりに、そうCONTAX645以来の感嘆を味わっている。ただ、CONTAX645が短命であったように、このカメラ、というかフォーサーズも、もう少しうまく市場開拓をしないと、消えてまうような懸念を持っている。例えば、画素数について。写真のことがある程度わかっている人からすれば、画素数は1000万画素で十分であり、画素数よりも諧調がデジタルカメラの欠点であることに気づいているはずだ。

諧調こそが絵の自然さであり、人間の眼が持つ機能だと思うが、フィルムの優位性は、解像度ではなくて、ノイズを含む諧調、色のつながりの自然さにある。また、レンズにおいてライカのレンズの良さは、実は解像度ではなくて諧調からくる特性が色の深みという印象を与えるだと思っている。(645でズミクロンを使うのは、このため)

コンパクトカメラでも1000万画素の時代に、そしてソニーもいよいよ2400万画素のフルサイズを導入する時代に、フォーサーズの1000万画素が持つ意味合いは、相当、メーカー側が宣伝しないと、普通の人はわからない。微妙な手ブレを考えると、2000万画素というのはナンセンスなのではないかと思うが、そんなことを考えているユーザーがどれだけいるか、オリンパスのカタログを見て、なるほどと思う人は、ある程度、カメラか光学に詳しい人しかいないのではないかと思う。

1000万画素で十分、大事なのは画素よりも、手ぶれと諧調、それからファインター(LV)といった点をわかりやすく主張することが必要なんじゃないかと。出来上がった絵、これが全てであって、画素数は単に一つの指標に過ぎない。

 わかりやすく事実を伝えること、簡単なようで難しいが、いろいろな技術開発とあわせて、これがフォーサーズが支持される重要なファクターだと思うが、いかかだろうか。

08/1 E-3雑感1 

 EOS 5Dを使っているのに、E-3に惹かれる。昔、オブジェクト指向に凝っていた時期があって、抽象化という作業をする癖がついているせいか。

 センサーサイズというのは、フィルム時代の概念であって、テクノロジーが発展していくと、小さなセンサーサイズであっても十分な映像が得られるはず。例えば、黒い電話機が携帯電話になる変化は、わずか5年もかからなかったわけですが、抽象化というのは、電話機というものを設計する場合に、電話機の機能をインターフイスを中心に、いわばピュアな機能性を抽出するような作業です。

 電話機をデザインする場合に電話機が持つデザインとして何を持たせるか、ダイヤル、受話器、通信線といった具合ですが、ダイヤルはボタンでもよく、受話器は音さえ出ればよく、通信線は物理的には必要ない。大きな黒電話の時代に携帯電話を想像するのは困難かもしれませんが、抽象化の作業は電話機が黒電話であることから、未来的な電話のデザインを可能にします。

 話を戻すと、例えば撮影素子の技術がどのあたりで進化するのかわかりませんが、仮に光学的な要素よりも発展する余地があるのであれば、オリンパスの選択というのは面白いと思っています。フィルムサイズという概念は銀塩という物理的な制約のなかでのサイズであり、電話機が電話線から開放されたときのように、撮影素子が銀塩から開放された場合は、フィルムサイズというのはあまり意味がなくなるはずてず。E-1が発売された時、そのコンセプトに引かれたのは、カメラというものを抽象化して考えると、オリンパスの選択は正しいと思ったからです。

 しかし、E-1ではなくEOS 5Dを購入したのは、当時はEOS 5Dの方がはるかに画像が良いと思ったからです。つまり、理論的にはオリンパスが正しいかもしれないが、現実は理論に追いついていない感じだったのです。電話で言えば、昔のバカでかい携帯電話のに似ています。

 で、E-3ですが、1000万画素になったということで満を持して購入してみると、その画像は、ある面では5Dを超えているわけです。ノイズはまだ超えていないようにも思いますが、解像度では負けていないですし、何よりも諧調、色の出方という点では、νMicoviconの力が出ているように思います。2~3年でフルサイズの1/4程度しかない撮影素子がフルサイズの撮影素子と同程度以上の絵を出すようになったわけですから、予想以上に変化のスピードは速いのかもしれません。

 むしろ、光学的な問題、レンズの大きさや組み立て精度といった問題の方が、物理的な制約が大きいことは想像できるので、このままいくと、CONTAX Nのような巨大な35mmフルサイズと適当な大きさのフォーサーズに2分化することになるのが進化の予想となります。その時には中判系のデジタル類は全滅でしょうけど、光学的な制約がある以上、むしろフォーサーズよりも小型の素子でも、35mmフィルム程度の画像であれば十分に可能だと思います。

 オリンパスのカメラを使うのは初めてですが、何と言うか、変なところがマニアックですが、肝心なところが抜けている、って感じがします。

 カメラとしては特に不満があるわけではなく、それ自体は、しっかりと作りこまれていることは、デジカメのなかでは愛着が持てるものです。少なくとも、ファインダーにゴミは頻繁に入るようなことはありません。ただ、操作性については、メニューで細かく設定できるようになっており、CONTAXの銀塩のような、カメラに慣れる感じはありません。

 ただ、例えば、プレビューの扱いにくさとか、プレビュー時の情報の中途半端さ(これこそ、カスタマイズできるようにして欲しい)は、なんというか、本当に写真撮ってるんだろうかと思ってしまいます。


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