札幌市交通局


西4丁目〜すすきの
営業キロ:8.5km(全線複線)
 全線 軌道線(全区間 併用軌道)
軌間:1067mm  電圧:DC 600V  表定速度:11.9km/h

札幌の中心部を起点に、中央区内を環状にめぐる8.5kmの路線です。起点と終点がつながっているわけではなく、「西4丁目」と「すすきの」の間は400m離れています。かつては市内を縦横に結ぶ市電網がありましたが、大部分は地下鉄(ゴムタイヤ式)に置き換えられて、最盛期の約1/3の路線延長です。市電廃止と地下鉄開業にタイムラグがある都市が大半の中、札幌市電の幹線では、地下鉄と連携をとりながら段階的な置き換えが行われました(市電鉄北線と地下鉄南北線)。 基幹交通を担っていた頃には、連節車、連結車、路面ディーゼルカーと多様な車体がありましたが、現在は1系統のみ全て単行のワンマンカーによる運転です。降雪に対応した設備と統一感のとれた施設(電停のデザイン、標識、広告車以外のカラーリング)が特徴です。


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[見所]

・電車の見所
・沿線の見所 →沿線の観光地に恵まれているわけではない(地域の足)

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[乗車リポート]

電車は札幌の中心街である「西4丁目」(大通付近)を出発し「すすきの」に戻ってきます。 「西4丁目」は、地下鉄南北線「大通」駅からすぐの所にあり、連絡運賃も設定されていました。初めての時は、やや戸惑いましたが、地下鉄駅をでるとすぐに電停です。都電の早稲田電停や阪堺の天王寺駅前電停同様に、道路中央ながら比較的立派なつくりです。 電車に乗って「西4丁目」をでると、両側に1車線ずつの車線に囲まれた併用軌道を進みます。ほとんどの区間が、住宅と商店が混在するような、落ち着いた街並みです。 かならずしも広い道路を走っているとはいえず、時折車列が軌道敷内にはみ出してくることは何度かあったものの、軌道敷内車両通行禁止はかなり守られているようでした。所定の表定速度は12km/h弱とかなり遅めなのですが、実際に乗った印象では、かなりスムーズに感じました。

電停は、幅は比較的狭い所が多いものの、柵と屋根のついたかなり立派なつくりです(線路は1本で乗車・降車ホームが分かれている)。雪が降り積もらないように屋根が曲線を描いており、降雪の影響を考えた構造です。ロゴや案内図などは地下鉄とも統一感が取れており、好感を持ちました。降雪対策はかなり工夫されていて、除雪は、「ササラ電車」という前面に回転する「竹ぼうき」をつけた電車が出動して行うようです。初めて私が乗車した時、雪がかなり強く舞っていましたが何事もないかのように運転されていて驚きました(首都圏ではちょっとした降雪でも交通機関は大混乱するので)。

複線の軌道敷+両側に1車線という道路構造もずっと一緒ですが、「資生館小学校前(初めて訪れたときは創成小学校前)-すすきの」の最後の1区間のみ様相が異なります。立派な大通り中央を走るようになり、この区間のみセンターポール区間が整備されていました。連続した中央分離帯がある訳ではなく、所々自動車の右折が可能な構造です。終点間近ということもあって、むしろこの区間では走行していた印象でした。「すすきの」電停も「西4丁目」電停同様に道路中央ながら立派な構造で、横断歩道を渡ると地下鉄の入り口も至近距離にありました。 沿線に目立つ観光名所はあまりないものの(藻岩山位か)市民の足としてよく利用されている様子でした。

(2002年1月、2003年8月、2004年1月、2005年1月、2008年8月訪問)

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(2009.1.25)


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