監督:長澤雅彦
脚本:森下 直
出演:反町隆史 山崎 努 笑福亭鶴瓶 田中麗奈 宮藤官九郎 宮迫博之 大杉 蓮 井川比佐志 木内晶子
う〜ん。これはどうかなあ。
ネタ的にはたしかに面白い。死刑囚は本当に有罪だったのか。青年の心情の奥底にあるのはなんだったのか。牢看守はなぜこの調査の依頼を受け、そして彼を誘ったのか。これらのバックグラウンドは明らかになるにつれて心に重く響くものばかりで、社会派推理サスペンスとして、男達の再生物語として、傑作になりうる要素がたくさんあったように思います。
しかし、細かい描写がそれを打ち消している気が。とにかく話の流れが強引で、納得できない展開の連続。事件自体が偶然の賜物だったり(しかも複数において)、警察がつかめない事実を素人が完璧に推理してしまったり(警察も裁判所もマヌケに見えるぞ)。ちょっとしらけてしまいました。ムダなアクションシーンなども、削ってほしかったです。
面白かったのは宮迫さんの出演シーン。ここは本当に良かった。ここだけなら傑作です。あと謎めいた依頼者が誰かと言う点なども意外性があってよかったです。
殺人事件の裏に何があったのかを探っていく社会派の推理サスペンスの傑作として近年では「39/刑法39条」があり、この映画もそのセンを狙ったのではないかなと思ったりもするのですが、タイトル通り内容的にはやはり1/3と言うところでした。(39/3=13 ←ほら(笑))