「武士の一分」☆☆☆
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 平松恵美子
出演:木村拓哉 檀れい 笹野高史 小林稔侍 赤塚真人 綾田俊樹 緒形拳 桃井かおり 坂東三津五郎
城主の毒見役を務めていた三村新之丞は貝の毒にあたり、その目の光を失う。絶望し死を選ぼうとする三村であったが、それもかなわない。三村の妻加世は親戚に促され城の有力者島田藤弥のもとへ今後のことを相談に出向くが、そこで大きな秘密を作ってしまう。それを知った三村は盲目と言う圧倒的な不利な状況でありながらも、”武士の一分”を懸けて島田との果し合いに挑もうとする。
可もなく不可もない。貶しもしないけど、絶賛もしない。登場人物の気持ちもよく理解できるし、気の毒にも思うし美しい愛情だとも思うけど、あまり心には残りませんでした。もう飽きちゃったのかなあ。
山田監督の時代劇3本目は、多少過去の2本とは設定こそ違ったのですが、結局なんか過去2本とにおいはいっしょ。2本目の「隠し剣 鬼の爪」まではそれもヨシと思っていたのですが、今回はもういいかなと言う印象の方が強く残ってしまいました。もちろんこれを過去2本よりも優れていると推す人もいるでしょうが、僕は前2本の方が好きだなあ。いや、悪くはないんだけどね。
つまりはいまいち心が動かなかったのです。これだけの不幸な事件とささやかな幸せに満ちた物語なのに、なにもかもが想像した通りに進む、すべてが穏やかに流れてしまうような平坦さをも感じる映画でした。丁寧なところはいいんだけどね。
多くの人が褒めている笹野高史さんがたしかに素晴らしいね。壇れいさんもなかなかヨイ。キムタクさんはかっこよすぎ。これからはもっとかっこ悪い役をやって欲しいです。
2006.12.20
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