「1リットルの涙」☆☆☆☆
監督:岡村力
脚本:山本文太 田中貴大
出演:大西麻恵 かとうかずこ 鳥居かほり 芦川よしみ 松金よね子 浜田光夫 森山周一郎 速水亮
14歳の亜矢は脊髄小脳変性症と診断され、少しずつ身体の自由が利かなくなり、いずれは寝たきりで言葉も発せなくなると分かる。高校に進学し意欲的に勉強に励むものの、やがて障害者として他の生徒についていけなくなり養護学校に移ることとなる。
同名の日記を元にした、テレビドラマにもなった実話ストーリー。テレビ版がかなり脚色されていたのに対してこちらはかなり原作の雰囲気に近いドキュメントタッチのシンプルな物語になっています。
僕はドラマも観ていたし原作も読んでいたので、ほぼ完璧に次の展開が分かってしまいながらの観賞になりました。だからどうしても他のものとの比較になってしまったのが残念。この映画自体を単独で観るのは難しいですが、それでもこの映画はよくできていたと思います。かなり胸にきます。
病気の恐ろしさを知ることで健康であることの幸せを改めて知る。たとえ病気に侵されていても強く生きることの美しさを知る。たとえ病気でないにしても人生は決して長くはない。その長くはない人生の中で、一人一人がその限られた時間をどう意味を持って生きるのかの重要さを知る。そして人一人の命の重さを知る。いろんな重要なことがこんな映画一本でもたくさん描かれていて、たくさん教えられることがあるんですよね。
主演の大西麻恵さんはドラマ版にも同じ病気の患者としてゲスト出演していたけど、みるみるうちに病気が進行していき体が不自由になっていく様子とそれに対して不安をもつ姿を見事に演じきり好演。鳥居かほりさんは懐かしいね。
2006.5.20
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