監督:原将人
脚本:原将人 中島吾郎
出演:広末涼子 圓島努 多田亜沙美 余貴美子 根岸吉太郎
広末涼子さんっていうのも不思議な存在。 僕はこの映画を観るまで大好きってほどではなかったのだけど、何となく気になってました。
いかにもふつーそうでどこにでもいそうなのに実はどこにでもはいない、ただ一人の存在位置を確立しているのでしょう。 「どこがいいのかわからない」って声も聞くのですけど、実際どこがいいのかよくわからない。
でも確かに魅力的なんですよね。これはそんな彼女の魅力がよく出た映画です。ファンならばたまらないでしょうね。 そして私はこれで彼女にはまりました。(笑)
映画自体はとても不思議な感覚の映画。 映像の半分近くは主演のふたりが回したビデオの画面で、 それぞれが演技しながら自分たちを写しているし(しかもこのアングルが実にうまいんだ)、
いきなりふたりはその想いを確かめるが如くミュージカルのように歌いだします(歌の上手さは誉められないけど、 けっこう味わい深いぞ。特に少年)。
少女は宇宙人にはなり切れずに少年への想いが抑えられなくなっているのに、 少年はそのペースを崩さずにビデオを撮り続ける。少年は本当に宇宙人なのかも知れないし、
ただの狂言癖なのかも知れない。この映画がラブストーリーなのか、ファンタジーなのか、 それすらも判らないまま映画は後半まで一気に突き進みました。
この映画の不思議は感覚は人によっては受け入れられるか全く駄目か分かれそうです。 僕は思いっきり楽しめました。大好きです。
広末涼子さんのお父さん役、どっかで見たことある人だなあと思っていたら、なんと根岸吉太郎監督! 知らなかったのでちょっとびっくりしたわ。