「隠し砦の三悪人」☆☆☆
監督:黒澤明
脚本:菊島隆三 小国英雄 橋本忍 黒澤明
出演:三船敏郎 上原美佐 千秋実 藤原釜足 藤田進 志村喬

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戦国時代、山名との戦に敗れた秋月の武将・真壁六郎太は、秋月の雪姫と共に隠し砦にこもっていた。百姓の太平と又七は戦に参加していたが何も出来ず全てを失って途方に暮れていたところに偶然に砦近くの沢に流れ出した軍資金の黄金の一部を発見する。六郎太は二人に黄金を背負わせ、雪姫の身を守りながらも敵地である山名領を通って、友好国の早川領へ抜ける作戦を決意する。
黒澤明さんの凄いところは、誰もやっていないことを初めてやったという点だと思います。その後もう何十年も何万本も映画は作られ続けてきて、黒澤さんの映画より優れた映画が無いわけない(例えば僕は「七人の侍」より「あずみ」の方が面白いと思う)のだけど、それでも黒澤さんが支持され続けるのは今も使われ続ける様々な要素の種を映画界にばら撒いたことによるのでしょう。
正直「椿三十郎」はリメイクの森田版のほうが面白かったのだけど、これはこの黒澤版のほうが面白かったです。別にこの映画を見てリメイク版の感想を書くのもどうかなというところですが、リメイク版を観ていなかったらこの映画を観ていたかどうかは微妙だし、同じ題材の2本の映画を見比べてしまうのはどうしても致し方ないところでしょう。逆によくこの映画をもとに、あのリメイク版を作ったなと感心しちゃう。この映画に関しては種をまいただけでなく、いま観ても十分面白いよね。
上原美佐さんはたぶん当時見ていたら僕はファンになっていた気がします。素敵でした。
(TV/BS)
2009.5.13
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