「釣りキチ三平」☆☆☆
監督:滝田洋二郎
脚本:古沢良太
出演:須賀健太 渡瀬恒彦 塚本高史 土屋太鳳 香椎由宇
釣りが大好きな少年、三平三平は祖父の一平と共に東北の村で過ごしていた。そんな三平にアメリカの釣りプロの鮎川魚伸はその釣りの腕を見込んで話しかけ親しくなる。時を同じくして東京に住む姉の愛子が三平に都会の教育を受けさせようと帰宅してくる。
世界の滝田が「おくりびと」でアカデミー賞を受賞した直後になぜこんな映画を?と言う疑問はそれ自体が間違っているのは言うまでもなく。「おくりびと」は2年前、そしてこの映画も1年近く前に撮影されているんですよね。むしろ「痴漢電車 百恵のお尻」とかじゃなくてよかったね。(笑)
ただ映画館関係者はせっかく受賞フィーバーで集客を望みたいのにこの映画では(出来不出来ではなく)やりにくそう。(笑) 実際週末ランキングも振るわず、若干コケ気味。うーん。(^^;)
原作漫画は子供のころ1/3くらい読みました。特に「釣りがしてえー」とか思うことも無く、そこそこ面白い程度の位置づけ。ただまあ雰囲気はよく覚えています。
この映画を観てもやっぱり特に「釣りがしてえー」とか思うことがないのは、やっぱり釣りそのものに興味が無いのが一番ではありますが、映画自体が釣りそのものの魅力を描くことよりも三平の家族の絆や現代社会のさりげない問題点のほうに重点を置いているからでしょうかね。クライマックスは幻の大魚を吊り上げようとするシーンではありますが、そのものの過程はさほど苦労が感じ取れないしね。誰も吊り上げられなかった大魚と言うよりは、誰も釣ろうとしなかった魚にすぎないね、アレは。
だからまあ家族ドラマとして観ていれば、どことなく共感できる部分もあるし純粋に「いい映画」ではあります。うん、まあまあ。オリジナル設定のわりには原作の雰囲気もよく出ているよ。原作はまだまだまだまだたくさんの魚を釣り上げている話があるので、「釣りバカ」終了後には「釣りキチ」シリーズ化しちゃった ら。(笑)
ところで完全に今更だしみんなサラッと言っているけど、「釣りキチ」って本当はまずいんじゃないの?(^^;)
(静岡有楽座)
2009.4.6
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