「ジューン・ブライド/6月19日の花嫁」


監督:大森一樹
脚本:大森一樹
出演:富田靖子 椎名桔平 南野陽子 保坂尚輝 斉藤由貴

  富田靖子さんも、もう30歳代になったそうだ。原田知世さんが30歳になったのも驚きだったが、こちらも相当なものだ。(自分が30歳を越えたときも、確かにショックではあったが。(笑)) そんな彼女が10歳はサバを読んでいるだろう回想シーンが出てくるけど、なんら違和感がない。やはり女優というものは凄い存在だなあと改めて思った。(^^;)
 この映画はサスペンスでしょう。自分の失った過去をひとつづつ探し当てて行くたびに自分でも想像もつかない自分が出てきたら、それは相当ショックでしょう。忘れたいことを忘れられちゃうのは、ある意味で羨ましくもあるけど、それを取り戻すことを考えたらやはり忘れるべきではないな。その当たりの恐怖や衝撃が伝わってくるのは映画の作りとしても、富田さんの演技としても素晴らしかったのだと思う。
 この映画で一番に深く想い入ったのは記憶を失った富田さんを愛し、支えていく椎名桔平氏です。彼の優しさ、強さが(多少ぐらつくとはいえ)この映画がラブストーリーとしても充分に成り立っている要因でしょう。彼の姿に感動しました。南野陽子さんとの絡みの展開は確かに必要なものではあったのだろうが、ちょっとありきたりで残念。 あの展開がなければより良かった。
 そういえば保坂尚輝、野村宏伸、斉藤由貴、風間トオル、寺脇康文、篠原涼子、橋本さとし、小島奈津子 とかいったゲストも含めたキャストが多彩で楽しめました。