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「亡国のイージス」☆☆☆

監督:阪本順治
脚本:長谷川康夫 飯田健三郎
出演:真田広之 寺尾 聰 中井貴一 佐藤浩市 勝地 涼 原田芳雄 吉田栄作 谷原章介 豊原功補 安藤政信 チェ・ミンソ 岸部一徳 原田美枝子 光石 研 橋爪 淳 斉藤陽一郎 森岡 龍 中沢青六 中村育二 真木蔵人 松岡俊介 池内万作 佐川 満 矢島健一 佐々木勝彦 天田俊明 鹿内 孝 平泉 成

 海上自衛隊の最新イージス艦「いそかぜ」が某国工作員と協力し反乱した副長以下の自衛官たちによって乗っ取られた。艦には米軍から強奪した超強力化学兵器「GUSOH」が搭載されていた。副長らは政府にある要求を突きつけ、それが達成されない場合は東京を壊滅すると告げる。タイムリミットは10時間。そんな中、反乱を食い止めるため予め艦に送り込まれていた如月と、犯人らの退避命令に背きただ一人艦に残った先任伍長の仙石が彼らの企みを阻止すべく戦っていた。

 惜しいよなあ。もう少しつめてくれたら、名作の部類に入ったろうに。戦争アクションと政治サスペンス、そして人間ドラマ。途中まではこれらの要素が見事に融合しあって非常に面白かったです。どうこの事態を回避するのかという船内外それぞれの緊張感がうまく描かれていました。
 しかーし、終盤の展開はどうかなあ。中盤まではあれだけの厳しさと勢いで一気に見せていたのに、なんで終盤になったらあんなゆるゆるの甘ったるい解決になっちゃうのかなあ。これってテロリスト以外の犯人側(自衛官たち)の描き方のゆるさだと思う。強い信念と決意を持ってないからああなっちゃうのじゃないですかね。あれじゃあ、何のために反乱を企て、テロに参加したのか、なんかよく分からないです。このあたりかなり不満です。

 ただし主演映画を持っている人だけでも十数人!という超豪華ラインナップの出演者たちはみなそれぞれ素晴らしい。特に真田さん、中井さん、勝地くん、原田さん、好演です。彼らの見事な演技合戦を観れるだけでも充分満足できますね。

 しかしあのキスシーンはなんだったんだろう、、、。あの女テロリストもほとんど存在自体意味ないし、、、。(原作には意味を持って書かれているらしいけど、映画では何も説明なし) どうせ原作は長すぎてばっさりやるしかないんなら、こういうところからばっさりしようよね。

2005.8.6


 

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