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by はる
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2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「愛の予感」☆☆☆☆

監督:小林政広
脚本:小林政広
出演:小林政広 渡辺真起子

  

 14歳の少女が同級生の少女を刺殺した。被害者の父は東京を離れ、北海道で肉体労働の職に就く。加害者の母もまた、身を隠すように北海道にいた。二人は偶然再び出逢うことになる。

 これもまた強烈な印象を残してくれる怪作ですねえ。とにかく淡々とほぼおんなじシーンの繰り返しの中で少しずつ状況と感情が変化していく様子を表していく演出が凄すぎです。

 とにかく何度も何度も男は仕事場のドアから出てきて何度も何度も部屋に帰り、何度も何度もお風呂に行って何度も何度も食堂でご飯を食べる。女も何度も何度も食事の準備をして何度も何度も後片付けをする。10回以上も同じことを繰り返し見せて毎日繰り返される日常を示しておきながらその中で起きる変化を少しずつ、でも確実に現しているのが素晴らしい。そりゃあ日常って、本当にあんなふうにおんなじことの繰り返しっていうのが普通だものね。
 しかもこんなに何度も何度もおなじシーンばかり映るのに全然退屈しないんだよね。むっちゃ完成度高いね。

 不満があるとしたら二人の出会いが単なる偶然だということと、あとキーとなるはずの携帯電話の箱がなんだかよく中身の分からない箱にしか見えなかったことかな。

(DVD)

2008.12.8