「愛する」


監督:熊井啓
脚本:熊井啓
出演:酒井美紀 渡辺篤郎 岸田今日子 宍戸錠 小林桂樹

 隣に座っていた年配の女性が思いっきり泣いていました。と言うことはある意味で成功作でしょう。
 僕もそれなりに感動しました。ストーリー的にみて酒井美紀さん演ずるミツの生き方はやはり心に残ります。 悲劇的でありながらも愛に満ちているからではないかなと思います。
 ただその反面、醒めた目で見てしまった部分もありました。 これはミツの行動があまりにも簡単なものに感じてしまったからです。 渡辺篤郎さんに入れこんでしまいその日に寝てしまうのとか、 駅まで喜びいさんで帰っていきながら電車が来た途端に方向転換してしまうのとか、 渡辺さんに会いたいのを押さえながら療養所に居続けることなど、 どれもこれもみんな明確な心情が伝わってこないんです。お前はなんでそんなに単純なんだ!って感じ。 話はいいんだからもう少し丁寧に作って欲しかったです。ラストももう少し盛り上がれたんじゃないかな〜。
 と、いうことでところどころ"酒井美紀観賞モード(^^;)" にギアチェンジしながら観て、適度に楽しめた映画でした。