監督:小泉堯史
脚本:黒澤 明
出演:寺尾聰 宮崎美子 吉岡秀隆 三船史郎 原田美枝子
良くも悪くも穏やかな映画ですね。まさかここまで直球勝負とは思ってもいませんでした。
話の起伏も少ないし、大きな陰謀が渦巻くわけでもない。平和な世界で平和な人達がその気持ちを語り合うのを真正面から映したものでした。それがあるときにはとても心地よく、またあるときには非常に退屈にもなってしまいました。
映像は丁寧で演技もみな達者で危なげない(殿様だけはチョット違和感もあったけど)のですが、無難過ぎて面白みに欠けるとも言えなくはないでしょうね。あまりにも大きな脚本に演出の方が縛られちゃったのかもしれません。もちろん悪くない映画なのですが、やはり刺激不足でしょうか。ただしもっと刺激があったらもっと面白くなったかというと、たぶんそうでもないでしょうね。ある意味、完成されつくした映画なのでしょう。この世界に浸れるかどうかは、その人次第かもしれません。僕にはギリギリの映画でした。