監督:蜷川幸雄
脚本:蜷川幸雄 宮脇卓也
出演:二宮和也 松浦亜弥 鈴木 杏 山本寛斎 中村梅雀 秋吉久美子 唐沢寿明 竹中直人
全然感情移入できないのはなんででしょうかね。やむを得ない境遇から犯罪を犯さなくてはならないという緊迫感や悲壮感と言うものがほとんど伝わってこない。きっと主人公が中途半端に冷めてて、かつ中途半端にエモーショナルなどっちつかずなキャラクタだからかと思う。元義父が憎いのは分かるけど、殺さなくてはならないほど思いつめているようにはあまり見えないし、かといって殺人をゲームに感じてしまうような軽薄さも無い。殺人を思い立ってからの冷静なコトの運びがどうにも違和感を感じてしまうのです。あまりにも理路整然としているし、計画力、実行力もほぼ完璧。妹がちょっかい出されているだけでバットを振りまわすような彼は、そんなことができるようなキャラクタにはとても見えないのです。
もっと普段から冷めきったキャラクタに徹するか、逆にもっとズタズタでずさんな犯行計画をたてるようでないと、どうにも不自然に思うのです。
じゃなきゃもっと完璧なはずの犯罪がいつばれるのかと言うサスペンスに重きをおくのでもいいし、犯罪の重みはググっと減らしてラブストーリーや家族の絆と言った人間ドラマに重点を置くとかしたほうがいいんじゃないかなと、僕は思いました。
とにかく中途半端なドラマでした。
ところで僕は松浦亜弥さん(好演だね)は高田聖子さんに似ていると思う。ラストカットなど、マジ似てるよ。ウチの嫁は浜田マリさん似だというけど。(笑)