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by はる
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「アルゼンチンババア」☆☆

監督:長尾直樹
脚本:長尾直樹 金子ありさ
出演:堀北真希 役所広司 鈴木京香 森下愛子 小林裕吉 手塚理美 田中直樹 きたろう 岸部一徳

 高校生のみつこの母親が死んだ。そしてその日、父親の悟が行方不明になる。失意の中1人で生きていくみつこだったが、半年ほどして悟が町外れの奇妙な建物で”アルゼンチンババア”と呼ばれる謎の女ユリと暮らしていることが分かる。父親を取り戻すべくその家に乗り込んでいくみつこだったが、ユリのペースにすっかり惑わされた上、再会した悟はユリとの生活に自ら馴染み、家に帰るつもりはないと知る。

 いや、なんか分からないんですが、これって家族再生の物語なの? 単なる家族のゴタゴタを描いただけ?
 奥さんが死んで失踪するところまでは分かる。娘を見捨てて、という部分は理解できないが、そのくらい深い悲しみだったということでギリギリ許容範囲。それで怪しげながら懐の広い女のところに身を寄せていたというのもまあありえる展開でしょう。
 ただそれもその女の側が達観し、それが一番いい道筋としてすべてを見越して仕込んだ展開であれば、です。あれじゃあ単に成り行きで男を住みつかせ、男の家族のことなど考えずに自らの欲望を満たしていことしただけで、その結果として物事がただ偶然に正常化して言ったに過ぎないじゃない。物事が大きく動こうとした後で最初から分かっていたような顔をして男の背中を押したって、あんた、そりゃあ虫がよすぎ。男の方の身勝手さは言うに及ばず。

 それにしても鈴木京香さんは30代にしか見えず、「あの歳で?」と言われちゃうようなババアには全く見えないのよね。2回言っちゃう。全く見えないのよね。(笑) 身なりが汚いから老けて見られているだけで実は若いという役だと思ってたら実は本当に年寄りの役だったらしく、逆にそれがだまされた感じ。(^^;) あのキャスティングはおかしいでしょう。松坂慶子さんとか吉永小百合さんとか(笑)にしとけよ。

 堀北ちゃんは映画は最近あまり作品に恵まれていないこともあって(当社比)、野ブタやらアカネやらのドラマをほとんど観ていない私にとっては、蒼井さん、上野さん、沢尻さん、宮崎さん、谷村さん、といった”映画女優”陣から微妙に離され気味に感じてしまうのは残念かつ可哀相。もっといい映画に出て欲しいですね。2年前はあんなに(「逆境ナイン」「HINOKIO」「深紅」「ALWAYS」)充実していたのにー。

(MOVIX清水)

2007.3.30


 

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