監督:石井克人
脚本:石井克人
出演:坂野真弥 佐藤貴広 浅野忠信 手塚理美 我修院達也 土屋アンナ 中嶋朋子 三浦友和 武田真治 庵野秀明 和久井映見
ラスト30分だけなら大傑作。いろいろちりばめられた小展開をすべて満遍なく昇華させたのはみごとでした。逆上がりのシーンやおじいちゃんの部屋に入ったシーンなどまじめに感涙もの。しかしそこに至るまでの小ギャグの数々に退きまくったり馴染めなかったり、それでもちょっと笑っちゃったりして一進一退気味だったので傑作どまり。ちょっと長いし。まあそれでも充分面白かったけどね。
一目ぼれから始まる少年の2度目の恋。その出逢いのシーンから彼女の趣味を知ったときの喜び、近しくなれるきっかけをつかんだときのときめきとさりげない幸せ。ふたりで囲碁をするシーンなど、とてもほのぼの暖かいよね。
少女の悩みの巨大さとその解消に向けるけなげさにも注目。本当にそれで悩みが解消できるのかとも思いながらも応援してしまう。そう言えばお爺さんは彼女の悩みがよく分かっていたのではないかとも思うけどどうでしょうか。
あと浅野君と中嶋朋子さんの再会シーンの微妙な間合いの素晴らしさは必見。これぞ平成の演技合戦ではないかね。
それよりなにより素晴らしいのは巨大な少女のCGです。どんなCG多用映画よりも見事に世界に融和していて何の違和感もない。これぞ実写映画の正しいCGの使い方ですよ、これこれ。巨大な少女が出てくるたびに感心して見入ってしまいました。
2004.11